【独善的】と【自己中心的】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「独善的」(読み方:どくぜんてき)と「自己中心的」(読み方:じこちゅうしんてき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「独善的」と「自己中心的」という言葉は、どちらも自分の立場でのみ考えることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



独善的と自己中心的の違い

独善的と自己中心的の意味の違い

独善的と自己中心的の違いを分かりやすく言うと、独善的とは良い考えと思い込んでいるさま、自己中心的とは何事も自分を中心に考えるさまという違いです。

独善的と自己中心的の使い方の違い

一つ目の独善的を使った分かりやすい例としては、「彼は独善的な発言が多い」「独善的な判断で行動しがちだ」「独善的な人は敬遠される」「彼女は独善的で人を見下している」「独善的に他者を抑圧する」などがあります。

二つ目の自己中心的を使った分かりやすい例としては、「私は自己中心的な人が苦手です」「自己中心的な犯罪が増えている」「自己中心的な性格の人の心理を知る」「彼女は自己中心的人格障害かもしれない」などがあります。

独善的と自己中心的の使い分け方

独善的と自己中心的という言葉は、他人を顧みず自分の立場でのみ考えることを表しますが、意味や使い方は異なります。独善的は、他人の意見を無視して自分の考えが良いと思い込んでいるさまを意味しますが、自己中心的は、自分を中心に考え他人については考えないさまを意味します。

つまり、独善的は良い事だと思い込む独りよがりな考えであり、自己中心的は良し悪しに関係なく自分の利益を追求する考えです。独善的は、自分の考えや判断が良いことである、正しいことであると信じ切っているニュアンスがあると覚えておきましょう。

独善的と自己中心的の英語表記の違い

独善的を英語にすると「self-righteous」「dogmatic」「rectitudinous」となり、例えば上記の「独善的な発言」を英語にすると「self-righteous voice」となります。

一方、自己中心的を英語にすると「egoistic」「self-centered」「selfish」となり、例えば上記の「自己中心的な人」を英語にすると「egotistical person」となります。

独善的の意味

独善的とは

独善的とは、ひとりよがりであるさまを意味しています。

表現方法は「独善的な態度」「独善的な人」「独善的な女」

「独善的な態度」「独善的な人」「独善的な女」などが、独善的を使った一般的な言い回しです。

独善的の使い方

独善的を使った分かりやすい例としては、「彼女の独善的な行動に周囲は迷惑している」「母親は独善的な思考をしがちだ」「じつに独善的な意見が多い人だ」「独善的な支援に陥いらないようにする」などがあります。

その他にも、「独善的な人の接し方に困っている」「独善的な人の特徴を知って対処したい」「独善的な態度を改めるように注意した」「独善的な判断はやめるように」「独善的正義感はご免だ」などがあります。

独善的の語源

独善的という言葉の「独善」とは、他人の意見を無視して自分だけでよいと思い込んでいることを意味し、そのような性質を持つことを独善的と表現します。「善」という文字がある通り、自分の価値判断が良いことである、正しいことであると信じ切って、他人の意見を寄せ付けないさまを表します。

「独善主義」の意味

独善という言葉を用いた日本語には「独善主義」があり、主観的な判断で、自分一人だけが間違いがなく最善であると考えることを意味します。似かよった意味の四字熟語に「坎井之蛙」「遼東之豕」があり、見識がなく自分だけの狭い見識にとらわれ、得意になっていることをたとえた言葉です。

独善的の類語

独善的の類語・類義語としては、他人を無視して自分だけで良いと思い込んでいることを意味する「ひとりよがり」、一人がすべての権力を握って物事を進めるさまを意味する「独裁的」、自分だけの狭い考えにとらわれることを意味する「偏狭」などがあります。

独善的の独の字を使った別の言葉としては、仲間や身寄りがなくひとりぼっちであることを意味する「孤独」、他とは関係なく自分ひとりであることを意味する「独自」、自分ひとりで物事を決断することを意味する「独断」などがあります。

自己中心的の意味

自己中心的とは

自己中心的とは、何事も自分を中心に考え、他人については考えが及ばないさまを意味しています。

表現方法は「自己中心的な人」「自己中心的な考え」「自己中心的な上司」

「自己中心的な人」「自己中心的な考え」「自己中心的な上司」などが、自己中心的を使った一般的な言い回しです。

自己中心的の使い方

自己中心的を使った分かりやすい例としては、「自己中心的な人の特徴にあてはまっている」「自己中心的で無神経な人だ」「自己中心的な人の末路は孤独だろう」「自己中心的思考は止めなさい」などがあります。

その他にも、「自己中心的な人との付き合い方に悩んでいる」「自己中心的な老人が増えている」「自己中心的にキレやすくて困る」「子供は自己中心的になりがちだ」「自己中心的な考えを捨てよう」などがあります。

「自己中」「自己チュー」は自己中心的の略語

自己中心的という言葉は、「自己中」や「自己チュー」と略される傾向があります。自分勝手で、何事も自分を中心に考え他人については考えが及ばないさまを意味する言葉です。心理学では「自己中心性」と表現され、乳幼児の思考様式の特徴とされています。

「自己中心的利他」の意味

自己中心的を用いた日本語には「自己中心的利他」があります。これは、自分がやりたくてやっている事が誰かのためになっていることを意味します。反対の意味を持つ言葉には「自己犠牲的利他」があり、自分の時間や労力をささげて誰かのためになることです。

自己中心的の類語

自己中心的の類語・類義語としては、自分の思いどおりに振る舞うことを意味する「我儘」、自分の都合や利益だけを考えて行動することを意味する「身勝手」、自分の利益だけを追求しようとするさまを意味する「利己的」などがあります。

自己中心的の自の字を使った別の言葉としては、その人自身を意味する「自分」、それぞれの人を意味する「各自」、自分たちに関することを自らの責任において処理することを意味する「自治」などがあります。

独善的の例文

1.独善的な人の特徴に、他人と強いきずなが築けなかったり人間関係が希薄であることが挙げられる。
2.彼は独善的な考えをする人で、意見しても聞き入れず勝手に話を進めてしまう。
3.いま思えば、父親はワンマンで独善的な人だったのかもしれない。
4.勝手に判断して独善的になるのは、迷惑なので止めて欲しい。
5.真面目で正義感の強い人ほど、独善的な思考に陥りやすいのかもしれない。

この言葉がよく使われる場面としては、ひとりよがりであるさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文3にある「独善的な人」とは、ひとりよがりで、他人の考えを無視して自分だけが正しいと考える傾向にある人のことです。似た言葉に「偽善者」がありますが、こちらは見せかけの善行をする人であり、正しいと思い込む独善とは異なり、正しさを装うウラがあります。

自己中心的の例文

1.自己中心的な人の特徴のひとつに、周囲からちやほやされたい気持ちがある。
2.自己中心的な彼氏に振り回されている友人を見ていられない。
3.各人が自己犠牲的利他ではなく自己中心的利他で生きて、世の中が共存共栄できたら最高なのに。
4.ルームメイトが自分勝手であまりに挙動がおかしく、自己中心的な性格なのか、精神的な病気なのか、様子をみている。
5.教育心理学で自己中心的思考と社会的思考について学んだ。

この言葉がよく使われる場面としては、何事も自分を中心に考え他人については考えが及ばないさまを表現したい時などが挙げられます。

例文5にある「自己中心的思考」とは心理学用語であり、自我と他我、主観的事実と客観的事実が区別できず同一視してしまう心の働きを意味します。対する「社会的思考」とは、他者との関わりによって育まれる心の働きを意味します。

独善的と自己中心的という言葉は、他人を無視して自分の立場でのみ考えることを表す言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、良い考えと思い込んでいるさまを表現したい時は「独善的」を、何事も自分を中心に考えるさまを表現したい時は「自己中心的」を使うようにしましょう。

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