【えぐい】と【えげつない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「えぐい」と「えげつない」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「えぐい」と「えげつない」という言葉は、どちらもマイナスなイメージを持つ言葉という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「えぐい」と「えげつない」の違い

「えぐい」と「えげつない」の意味の違い

「えぐい」と「えげつない」の違いを分かりやすく言うと、「えぐい」とは気色悪いことや厳しいこと、「えげつない」とは露骨で嫌らしいことという違いです。

「えぐい」と「えげつない」の使い方の違い

一つ目の「えぐい」を使った分かりやすい例としては、「新作メニューの見た目はえぐいがとても美味しい」「最近えぐい事件のニュースが多い」「彼氏との身長差がえぐい」「来月のスケジュールがとてもえぐい」「彼はえぐいことを言う」などがあります。

二つ目の「えげつない」を使った分かりやすい例としては、「彼はえげつないことばかり言う」「商売のやり方がえげつないとちゃいますか」「あなた本当にえげつない人ですね」「彼女はお金にえげつない」などがあります。

「えぐい」と「えげつない」の使い分け方

「えぐい」と「えげつない」は似たよなニュアンスを持つ言葉ですが、使い方に少し違いがあります。「えぐい」は気色悪い場合や厳しいと感じた場合に使い、「えげつない」は露骨で嫌らしいと感じた場合に使うと覚えておきましょう。

「えぐい」と「えげつない」の英語表記の違い

「えぐい」を英語にすると「nasty」「tough」「crude」「gross」「ewww」 となり、例えば上記の「彼はえぐいことを言う」を英語にすると「he say such nasty things」となります。

一方、「えげつない」を英語にすると「dirty」「vulgar」「mean」「nasty」となり、例えば上記の「彼女はお金にえげつない」を英語にすると「she is mean about money」となります。

「えぐい」の意味

「えぐい」とは

「えぐい」とは、あくが強くて喉や舌を刺激するような味のことを意味しています。その他にも、気色悪いことや厳しいなどの意味も持っています。

「えぐい」の使い方

「えぐい」を使った分かりやすい例としては、「彼のやることは本当にえぐい」「この映画はえぐい描写が多い」「彼女の笑った顔がとても可愛すぎてえぐい」「えぐい辛さと噂されているやきそばを食べてみた」などがあります。

「えぐい」の語源

「えぐい」は元々、あくが強くて喉や舌を刺激するような味のことを意味する「えぐみ」が変化した言葉です。それが転じて、「気色悪い」「厳しい」「辛い」「残虐」などの意味でも使われるようになりました。

本来はマイナスな意味で使う言葉でしたが、時代が経つにつれ若者の間で「すごい」「かっこいい」「ヤバイ」などの、プラスの意味でも使われるようになっています。そのため、前後の言葉によって意味合いが全く違うものになるので注意して使うようにしましょう。

「えぐい」の漢字表記

「えぐい」を漢字にすると「蘞い」「醶い」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。

表現方法は「えぐい事件」「えぐいニュース」「えぐい人」

「えぐい事件」「えぐいニュース」「えぐい人」などが、「えぐい」を使った一般的な言い回しになります。

「えぐい」の類語

「えぐい」の類語・類義語としては、刺激が強くて喉がひりつくこと意味する「えがらっぽい」、舌や喉を強く刺激するような味のことを意味する「辛い」、刺激が強くて舌や喉がひりひりと痛むことを意味する「いがらっぽい」などがあります。

「えげつない」の意味

「えげつない」とは

「えげつない」とは、ものの言い方ややり方が露骨で嫌らしいことを意味しています。

表現方法は「えげつない生き物」「えげつない行為」「えげつない駐車料金」

「えげつない生き物」「えげつない行為」「えげつない駐車料金」などが、えげつないを使った一般的な言い回しです。

「えげつない」の使い方

「えげつない」を使った分かりやすい例としては、「彼はえげつない商売を行なっている」「彼女はえげつない一言を放つ」「あまりの冷酷さにえげつないと感じた」「女性同士の喧嘩はとてもえげつない」などがあります。

「えげつない」の語源

「えげつない」の語源は、江戸時代に使われてた「いぢけない」という言葉です。この「いじけない」が「いげつない」になり、さらに変化したのが「えげつない」になります。「いぢけない」とは、薄情であることや人情がないことを意味しています。

「えげつない」は元々関西地方の方言

「えげつない」は、元々関西地方で使われていた関西弁でした。昭和時代以降に、お笑い芸人などがよく使っていたため全国的に広がり、一般的な言葉になりました。

「えげつない」は、ものの言い方ややり方が露骨で嫌らしいことを意味しており、節度のない行為や、人情みのないことをしている人に対して使う言葉になります。

「えげつない」の類語

「えげつない」の類語・類義語としては、わざと人を困らせたりすることを意味する「意地悪」、品性が劣ることを意味する「下品」、考え方や態度が卑しいことを意味する「汚い」、低級で下品なことを意味する「俗悪」、残酷であることを意味する「酷い」などがあります。

「えぐい」の例文

1.あなたがそんなえぐい人だったなんて知りませんでした。私達もう別れましょう。
2.君とよく一緒に遊んでる子、見かけによらずえぐい人だから気を付けた方がいいよ。
3.あの有名な激辛ラーメンを食べたが、数時間経っても喉がえぐいです。
4.彼はえぐい変化球を投げるので、三振ばかりで中々得点を入れることができない。
5.彼女のスタイルはモデル並みにえぐいので、男性からの人気があるのも頷けるだろう。
6.姉のインスタに上げている日常と実際の生活とのギャップがえぐいことになっていて、弟の俺でも引いている。
7.あんこう鍋を振る舞われたときに、見た目はえぐい魚だったので食べる気が起こらなかったが、いざ食べてみると味は絶品で病みつきになってしまった。
8.都内観光でオランダ人留学生と一緒に街を歩いたが、あまりに身長差がえぐかったので、わたしが子供のように見えてしまうほどであった。
9.仕事をもらえるのは大変うれしいことなのだが、半年先まで休みをとれないほどえぐい状態だったので、一部断りを入れるなどしてスケジュール調整をすることになった。
10.直属の上司は一見優しそうな顔をしていて温厚に見えるが、いざ仕事となればたとえ仲間でもあっても容赦しないほどえぐいことをやっていた。

この言葉がよく使われる場面としては、あくが強くて喉や舌を刺激するような味のことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、気色悪いことや厳しいことを表現したい時にも使います。

例文1や例文2は、気色悪いや残虐などのマイナスの意味で「えぐい」を使っています。また、例文3は、あくが強くて喉や舌を刺激するような味のことの意味で使っており、例文4と例文5は、「すごい」「やばい」などのプラスの意味で「えぐい」を使っています。

「えげつない」の例文

1.新作のスマホアプリをプレイしたが、課金がえげつないないのですぐ廃れるだろう。
2.彼は大学卒業したばかりの新人なので、あんまりえげつないこと言わんどいてな。
3.彼女がえげつない人間と知ってしまったので、別れ話は切り出すことにした。
4.会社のお局同士の争いがとてもえげつなくて、新人の私はびっくりしてしまった。
5.表面上は仲良くしているのに、その人が居なくなると途端に悪口を言い出すのはえげつない。
6.かなりモテる友人は毎日のように女の子を取っ替え引っ替えして恨みもよく買っており、脅迫めいたえげつない内容のメールやラインもよく来るそうだ。
7.日本企業を買収した外資系企業がどんどん人員削減をしてくるものだから、えげつないことをするなと明日は我が身と戦々恐々としていた。
8.ちょっとお酒を飲んだだけなのにお店からえげつない料金を請求されたものだから抗議すると、怖いお兄さんがぞろぞろと出てきたものだから仕方なく払う羽目になった。
9.昨今のお笑いのテイストは下品かつえげつない笑いばかりで嫌気がさしていたので、ここ数年はずっと古典落語ばかりを観ている。
10.今の時代の学校のいじめはどんどんエスカレートしてえげつないことを平気でやるほどにまでなったので、いじめという軽い言葉を使うべきでないと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、ものの言い方ややり方が露骨で嫌らしいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、マイナスなイメージで使われることがほとんどな言葉です。

「えぐい」と「えげつない」どちらを使うか迷った場合は、気色悪い場合や残虐なことを表現したい時は「えぐい」を、露骨で嫌らしいことを表現したい時は「えげつない」を使うようにしましょう。

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