似た意味を持つ「誠にありがとうございました」(読み方:まことにありがとうございました)と「誠にありがとうございます」(読み方:まことにありがとうございます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」という言葉は、どちらも感謝を伝える言葉を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の違い
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の意味の違い
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の違いを分かりやすく言うと、「誠にありがとうございました」は過去形の感謝の言葉、「誠にありがとうございます」は現在形の感謝の言葉という違いです。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の使い方の違い
一つ目の「誠にありがとうございました」を使った分かりやすい例としては、「先日はご指導いただき誠にありがとうございました」「ご丁寧なご対応誠にありがとうございました」「ご紹介していただき誠にありがとうございました」などがあります。
二つ目の「誠にありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「いつもご来店いただきありがとうございます」「引退までご指導していただき誠にありがとうございます」「私のミスをフォローしていただき誠にありがとうございます」などがあります。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の使い分け方
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」はどちらも感謝したりお礼を言う時に使う言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「誠にありがとうございました」は「先日はご参加していただき、誠にありがとうございました」のように、過去の出来事に対して感謝したりお礼を伝える時に使います。
一方、「ありがとうございます」は「本日はご参加していただき、誠にありがとうございます」のように、現在進行形で継続して行なわれている出来事に対して、感謝したりお礼を伝える時に使う言葉というのが違いです。
分かりやすい例を挙げると、接客を行なう際にお客様がお店に入る場合は「ご来店いただき誠にありがとうございます」を使います。
一方、お客様がお店から出る場合は「ご来店いただき誠にありがとうございました」を使うと覚えておきましょう。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」の英語表記の違い
「誠にありがとうございました」も「誠にありがとうございます」も英語にすると、「Thank you very much」「Thank you so much」となります。
「誠にありがとうございました」の意味
「誠にありがとうございました」とは
「誠にありがとうございました」とは、感謝を伝える言葉を意味しています。
「誠にありがとうございました」の読み方
「誠にありがとうございました」の読み方は「まことにありがとうございました」です。誤って「せいにありがとうございました」などと読まないようにしましょう。
「真にありがとうございました」「実にありがとうございました」は一般的ではない
「誠にありがとうございました」は「真にありがとうございました」「実にありがとうございました」とすることも可能ですが、あまり一般的ではありません。そのため、一般的に使われている「誠にありがとうございました」を使えば問題ないでしょう。
「誠にありがとうございました」の使い方
「誠にありがとうございました」を使った分かりやすい例としては、「先日はアドバイスをくださり誠にありがとうございました」「昨日はパーティーにご招待いただき誠にありがとうございました」「本日のご来店誠にありがとうございました」などがあります。
「誠にありがとうございました」は感謝したり礼を言ったりする時に使う「ありがとう」に、本当のことを意味する「誠」と、「ある」の丁寧語「ございます」の過去形の「ございました」が合わさり、感謝を伝える言葉として使われています。
「誠にありがとうございました」は「ありがとうございました」をさらに丁寧にした表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
また、「誠にありがとうございました」をさらに丁寧にしたい場合は、「心より感謝申し上げます」、「厚く御礼申し上げます」を使うといいでしょう。
「誠にありがとございました」は話し言葉だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことが可能です。
「誠にありがとうございました」の類語
「誠にありがとうございました」の類語・類義語としては、身に受けた恩恵などに対して感謝の念でいっぱいであることを意味する「かたじけない」、お礼を言わせていただくことを意味する「お礼申し上げます」、心から感謝することを意味する「拝謝します」などがあります。
「誠にありがとうございます」の意味
「誠にありがとうございます」とは
「誠にありがとうございます」とは、感謝を伝える言葉を意味しています。
「誠にありがとうございます」の読み方
「誠にありがとうございます」の読み方は「まことにありがとうございます」です。誤って「せいにありがとうございます」などと読まないようにしましょう。
「真にありがとうございます」「実にありがとうございます」は一般的ではない
「誠にありがとうございます」は「真にありがとうございます」「実にありがとうございます」とすることも可能ですが、あまり一般的ではありません。そのため、一般的に使われている「誠にありがとうございます」を使えば問題ないでしょう。
「誠にありがとうございます」の使い方
「誠にありがとうございます」を使った分かりやすい例としては、「いつもご利用いただき誠にありがとうございます」「私に名誉挽回のチャンスをくださり誠にありがとうございます」「このような会にお誘いいただき誠にありがとうございます」などがあります。
「誠にありがとうございました」は感謝したり礼を言ったりする時に使う「ありがとう」に、本当のことを意味する「誠」と、「ある」の丁寧語「ございます」が合わさり、感謝を伝える言葉として使われています。
「誠にありがとうございます」は「ありがとうございます」をさらに丁寧にした表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
また、「誠にありがとうございます」をさらに丁寧にしたい場合は、「心より感謝申し上げます」、「厚く御礼申し上げます」を使うといいでしょう。
「誠にありがとうございます」は話し言葉だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことが可能です。
「誠にありがとうございます」の類語
「誠にありがとうございます」の類語・類義語としては、受けた恩をありがたく思うことを意味する「恩に着る」感謝することを意味する「感謝いたします」などがあります。
「誠にありがとうございました」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、感謝を伝える言葉を表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように、「誠にありがとうございました」は過去の出来事に対して使います。
「誠にありがとうございます」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、感謝を伝える言葉を表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように、「誠にありがとうございます」は現在進行形で継続的に行われている出来事に対して使います。
「誠にありがとうございました」と「誠にありがとうございます」はどちらも感謝を伝える言葉を表します。
どちらの言葉を使うか迷った場合、過去形のお礼の言葉として使うのが「誠にありがとうございました」、現在形のお礼の言葉として使うのが「誠にありがとうございます」と覚えておきましょう。