【まだまだ】と【まだ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「まだまだ」と「まだ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「まだまだ」と「まだ」という言葉は、どちらもある事柄がその時点までに実現していないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「まだまだ」と「まだ」の違い

「まだまだ」と「まだ」の意味の違い

「まだまだ」と「まだ」の違いを分かりやすく言うと、「まだまだ」の方が「まだ」よりも強調した表現という違いです。

「まだまだ」と「まだ」の使い方の違い

一つ目の「まだまだ」を使った分かりやすい例としては、「プロとしてやっていくにはまだまだ技術不足を感じる」「これが完成するにはまだまだ時間がかかるだろう」「甲子園に出場するにはまだまだ練習する必要がある」などがあります。

二つ目の「まだ」を使った分かりやすい例としては、「大型地震からまだ1週間しか経っていません」「同じお酒はまだありますか」「退くより進む方がまだましです」「彼のことをまだ諦めることができません」「彼女はまだ帰ってこない」などがあります。

「まだまだ」と「まだ」の使い分け方

「まだまだ」と「まだ」はどちらもある事柄がその時点までに実現していないことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「まだまだ」の方が「まだ」よりも強調した表現という点です。

したがって、ある事柄がその時点までに実現していないことをより強調したい場合には、「まだまだ」の方を使うのがいいでしょう。

「まだまだ」と「まだ」の英語表記の違い

「まだまだ」も「まだ」も英語にすると「still」「yet」「so far」となり、例えば上記の「彼女はまだ帰ってこない」を英語にすると「She has not come back yet」となります。

「まだまだ」の意味

「まだまだ」とは

「まだまだ」とは、ある事柄がその時点までに実現していないことを意味しています。その他にも、事物の程度や状態がさらにその度を強めることの意味も持っています。

「まだまだ」の漢字表記

「まだまだ」を漢字にすると、「未だ未だ」と表記することができますがあまり一般的ではありません。余程の理由がない限りひらがなの「まだまだ」を使うようにしましょう。

表現方法は「まだまだ未熟」「まだまだ早い」

「まだまだ未熟」「まだまだ早い」などが、「まだまだ」を使った一般的な言い回しになります。

「まだまだ」の使い方

「私に春はまだまだ来ません」「別れた元カレのことがまだまだ忘れられません」などの文中で使われている「まだまだ」は、「ある事柄がその時点までに実現していないこと」の意味で使われています。

一方、「これからまだまだ寒くなることが予想される」「私たちはまだまだ強くなる可能性があります」などの文中で使われている「まだまだ」は、「事物の程度や状態がさらにその度を強めること」の意味で使われています。

「まだまだ」のは重ね言葉

「まだまだ」は「まだ」を2回使った重ね言葉です。重ね言葉とは、意味を強めるために同じ言葉を重ねて用いる言葉になります。つまり、「まだまだ」は「まだ」を強調した言葉であると覚えておきましょう。

「まだまだ」は物事が進行中であることやまだ未完成であることを表現したい場合によく使われています。また、達成感や満足感を得られていない場合にもよく使われていると覚えておきましょう。

「まだまだ」は日常生活やビジネスシーンなど、様々な場面において使うことができる言葉です。

「まだまだ」の類語

「まだまだ」の類語・類義語としては、まるでのことを意味する「全然」、程度が一段と進むことを意味する「一層」、以前の状態が現在も続いていることを意味する「今でも」などがあります。

「まだ」の意味

「まだ」とは

「まだ」とは、ある事柄がその時点までに実現していないことを意味しています。

その他にも、期待されるべき状態になっていないこと、前からの状態がそのまま続いていること、残りがあること、時間が日数が少ししか経ってないこと、十分ではないが他に比べれば良い方だという気持ちを表すことの意味も持っています。

「まだ」の漢字表記

「まだ」を漢字にすると、「未だ」と表記することができますがあまり一般的ではありません。余程の理由がない限りひらがなの「まだ」を使うようにしましょう。

「まだ」の使い方

「ご依頼の品ですがまだできておりません」「彼が独立するにはまだ早すぎる」などの文中で使われている「まだ」は、「ある事柄がその時点までに実現していないことや期待されるべき状態になっていないこと」の意味で使われています。

一方、「研究を始めてからまだ3日しか経っていない」「寒いのは苦手だが暑いのはまだ我慢できる」などの文中で使われている「まだ」は、「時間が日数が少ししか経ってないことや十分ではないが他に比べれば良い方だという気持ちを表すこと」の意味で使われています。

「まだ」は複数の意味を持つ言葉ですがどの意味でも使われていますが、特に使われているのがある状態がある時間を経た現在も継続している様子を表現する時になります。

「まだ」の特徴

「まだ」は日常生活やビジネスシーンなど、様々な場面において使うことができると覚えておきましょう。

「まだ」の類語

「まだ」の類語・類義語としては、今になってもまだのことを意味する「未だに」、以前の状態がそのまま続いていることを意味する「まだ」などがあります。

「まだまだ」の例文

1.9回裏に同点に追いついたため、神奈川県代表の夏はまだまだ終わりません。
2.まだまだ一人前には遠いので、師匠の元でもっと修行しなければなりません。
3.まだまだ暑い日が続くので、熱中症対策を怠らないようにしようと思います。
4.このままでは試験に合格することはできないので、まだまだ勉強する必要がありそうです。
5.私たちがオリンピックで金メダルを取得するには、まだまだ練習する必要があるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、ある事柄がその時点までに実現していないことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、事物の程度や状態がさらにその度を強めることを表現したい時にも使います。

例文1から例文3はある事柄がその時点までに実現していないこと、例文4と例文5は事物の程度や状態がさらにその度を強めることの意味で使っています。

「まだ」の例文

1.やらなきゃいけない仕事が終わっていないので、まだ帰ることができません。
2.彼にはまだ経験が足りないので、トップチームではくセカンドチームで試合に参加させることにしました。
3.まだ大雨が降っているので、もう少し雨宿りしてから出発するようにしよう。
4.支払い期限まではまだ時間があるので、死ぬ物狂いでお金を集めることにしました。
5.彼女と付き合ってからまだ3ヶ月しか経っていないのに、もっと長く一緒に居るような感覚になっています。

この言葉がよく使われる場面としては、ある事柄がその時点までに実現していないことを表現したい時などが挙げられます。

その他にも、期待されるべき状態になっていないこと、前からの状態がそのまま続いていること、残りがあること、時間が日数が少ししか経ってないこと、十分ではないが他に比べれば良い方だという気持ちを表すことを表現したい時にも使います。

例文1はある事柄がその時点までに実現していないこと、例文2は期待されるべき状態になっていないこと、例文3は前からの状態がそのまま続いていること、例文4は残りがあること、例文5は時間が日数が少ししか経ってないことの意味で使っています。

「まだまだ」と「まだ」はどちらもある事柄がその時点までに実現していないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「まだまだ」の方が「まだ」よりも強調された表現と覚えておきましょう。

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