【同級会】と【同窓会】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「同級会」(読み方:どうきゅうかい)と「同窓会」(読み方:どうそうかい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「同級会」と「同窓会」という言葉は、どちらも「同じ学校の卒業生が集まる会」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




同級会と同窓会の違い

同級会と同窓会の意味の違い

同級会と同窓会の違いを分かりやすく言うと、同級会とは同じクラスや同じ学年の卒業生が集まる会、同窓会とは同じ学校の卒業生が集まる会という違いです。

同級会と同窓会の使い方の違い

一つ目の同級会を使った分かりやすい例としては、「同級会で楽しい時間を過ごしました」「恩師に同級会での挨拶を依頼する」「中学校の同級会の案内状が届く」「仕事の都合がつかないため同級会を欠席します」などがあります。

二つ目の同窓会を使った分かりやすい例としては、「往復はがきで同窓会の案内状を作成する」「同窓会に有名なイラストレーターが来る予定です」「ドラマのような出会いを期待して同窓会に出席する」などがあります。

同級会と同窓会の使い分け方

同級会と同窓会という言葉は、どちらも同じ学校の卒業生のための親睦会を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

同級会とは、同級の人たちのための親睦会を意味します。同級会には二つのパターンがあり、一つは「クラス会」とも言われ、同じクラスだった同級生が集まる会合です。もう一つは、同じ学年の同級生が集まる会合であり、「同期会」とも呼ばれています。

同窓会とは、同じ学校の卒業生が集まる親睦会を意味し、卒業した年度に関わらず集まる会合です。また、同じ学校の卒業者によって構成され、会員相互の交流や母校への援助などを機能とする団体も意味します。

つまり、同級会は同窓会の一種であり、同窓会に比べると規模が小さいものです。また、同窓会は団体組織を指すこともあります。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

同級会と同窓会の英語表記の違い

同級会も同窓会も英語にすると「reunion」「gathering」「alumni meeting」となり、例えば上記の「同級会で楽しい時間を過ごす」を英語にすると「have fun at a class reunion」となります。

同級会の意味

同級会とは

同級会とは、同級の人たちの親睦のための会合を意味しています。

同級会の使い方

同級会を使った分かりやすい例としては、「同級会の服装に悩んでいます」「平日に同級会とは非常識にも程がある」「ごめん、仕事で同級会には行けません」「波風を立てないような同級会の断わり方はありますか」などがあります。

その他にも、「同級会で乾杯の音頭を頼まれました」「同級会に英語の先生をお招きする予定です」「同級会の夢を見たのは何かの暗示だろうか」「中学の同級会と高校の同窓会が同じ時期にあります」などがあります。

同級会の「同級」は、学級が同じであることや等級が同じであることを表し、「会」はある目的のために人々が集まることを表します。同級会とは、学校で同じクラスであった卒業生同士で集まる会、あるいは同じ年に卒業した同級生が集まる会を意味します。

同級会は、同じ時期に学校を卒業した者同士が集まって当時を振り返ったり、近況を語り合ったりすることを目的に開催されます。同級生が集まるだけでなく、在学中にお世話になった恩師を招くこともあります。

同級会の類語

同級会の類語・類義語としては、学校などの同じクラスであった卒業生同士のための懇親会を意味する「クラス会」、学校や会社などに入った同期で集まる会を意味する「同期会」などがあります。

同窓会の意味

同窓会とは

同窓会とは、同窓の人たちの親睦のための団体、また、その会合を意味しています。

同窓会の使い方

同窓会を使った分かりやすい例としては、「英語教育学科の同窓会が行われました」「同窓会のベストシーズンはいつですか」「同窓会におすすめの服装を教えてください」「同窓会に着ていくドレスを購入しました」などがあります。

その他にも、「すでに予定があって同窓会には行けません」「中学時代の同窓会には出席したくありません」「同窓会の司会進行のためにシナリオを用意する」「同窓会でドラマチックな再会がありました」などがあります。

同窓会の「同窓」は、同じ学校または同じ先生に学んだことを表します。同窓会とは、学年に関係なく同じ学校を卒業した人々が催す会を意味します。また、その運営のために組織される団体を指す言葉です。

団体としての同窓会は、会員相互の親睦および母校への援助を目的としています。活動内容は,総会や定例会の開催、会報や会員名簿の発行、母校への寄付、会員の研修会や講演会など多岐に渡っています。

同窓会の類語

同窓会の類語・類義語としては、学生に関する活動や学生だった者に関する活動を行う団体を意味する「学友会」、その学校の卒業生を中心に組織されるコミュニティを意味する「校友会」などがあります。

同級会の例文と使い方

1.出欠確認を兼ねた同級会の案内状は、なるべく早めに出すようにしましょう。
2.久しぶりの同級会で、ほとんどの人は少しでも若く見られる服装を選ぶものです。
3.親しかった友人の見た目が変わっていて気付かないというアクシデントは、同級会あるあるです。
4.同級会に行きたくないので、上手な断わり方をネットで検索しています。
5.参加者がリラックスするように、同級会の開会の挨拶では地元の方言を誇張して使いました。

この言葉がよく使われる場面としては、学校などで同じクラスまたは同じ学年であった卒業生同士のための懇親会を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「同級会あるある」とは、同級会において多くの人が経験したり見聞きしている事象を意味する俗な表現です。

同窓会の例文と使い方

1.中学の同窓会の幹事を務めることなり、適当な会場をいくつかピックアップしています。
2.同窓会での司会を任されたので、当日のシナリオを作成しているところです。
3.高校の同窓会は成人式の前後に開かれるイメージがありますが、実際はいつ頃が多いのだろうか。
4.同窓会に来てくださった英語の先生の服装が、とても若々しくて素敵でした。
5.このたびOB同士が交流を深める場として、同窓会サイトが開設されました。

この言葉がよく使われる場面としては、同じ学校を卒業した人が集まる会と、学校の卒業生による非営利的団体を表現したい時などが挙げられます。

例文5にある「同窓会サイト」とは、特定の同窓会専用のコミュニティWEBサイトのことで、インターネット上で交流を深めたり、イベントのお知らせや出欠管理ができたりします。

同級会と同窓会という言葉は、どちらも「同じ学校の卒業生が集まる会」を表します。特に、同じクラスや同じ学年の卒業生が集まる会を表現したい時は、「同級会」を使うようにしましょう。

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