【ジャンクフード】と【ファストフード】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ジャンクフード」と「ファストフード」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ジャンクフード」と「ファストフード」という言葉は、「非健康的な食品」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ジャンクフードとファストフードの違い

ジャンクフードとファストフードの意味の違い

ジャンクフードとファストフードの違いを分かりやすく言うと、ジャンクフードは栄養価の低い食事を表現する時に使い、ファストフードは提供の速い手軽な食事を表現する時に使うという違いです。

ジャンクフードとファストフードの使い方の違い

一つ目のジャンクフードを使った分かりやすい例としては、「ジャンクフードを避けることで以前より健康になった気がする」「ジャンクフードをどうしても食べたい時が訪れる」「ジャンクフードと言えばハンバーガーとポテトだと思う」などがあります。

二つ目のファストフードを使った分かりやすい例としては、「ファストフードを食べることで昼休みを有意義に過ごしている」「駅近くのファストフード店で友人を待つことにした」「ファストフードのメリットとデメリットのレポートを書いた」などがあります。

ジャンクフードとファストフードの使い分け方

ジャンクフードとファストフードはどちらも、非健康的な食品や食事を表す言葉として使われていますが、指し示すものが若干異なります。

ジャンクフードは、栄養価の低い、もしくはほとんど栄養がない調理済み食品を指す言葉です。上記例文の「ジャンクフードを避ける」「ジャンクフードと言えば」などのように使われます。

一方のファストフードは、安価かつ手軽であり、素早く提供される食品や食事を指す言葉です。脂質や糖質を多く含む食品が使われるために、身体に悪く不健康な食事と見なされることが多くあり、ジャンクフードと同一視されることも少なくありません。

つまり、ジャンクフードは栄養価の低い食事や食品を指し、ファストフードは手軽で安価な食事や食品を指すという違いがあります。

ジャンクフードとファストフードの英語表記の違い

ジャンクフードを英語にすると「junk food」となり、例えば上記の「ジャンクフードを避ける」を英語にすると「avoid junk food」となります。

一方、ファストフードを英語にすると「fast food」となり、例えば上記の「ファストフードを食べる」を英語にすると「have fast food」となります。

ジャンクフードの意味

ジャンクフードとは

ジャンクフードとは、栄養価の低い調理済み食品を意味しています。

ジャンクフードの使い方

ジャンクフードを使った分かりやすい例としては、「ジャンクフードを断つためにできるだけ自分で食事を作るようにした」「ジャンクフードばかり食べては健康を損なう」「ジャンクフードをやめたらどんな効果が得られるのだろう」などがあります。

その他にも、「スナック菓子やカップ麺もジャンクフードの代表例と言えるだろう」「ピザは大人数でも食べれるジャンクフードだと思う」「お気に入りのジャンクフードは何かと尋ねられた」「ジャンクフードを食べ続けると恐ろしいことが起こる」などがあります。

ジャンクフードは英語で「junk food」と表記され、「がらくた」「くず物」といった意味の「ジャンク」と「食べ物」を意味する「フード」を組み合わせた言葉です。カロリーが高く、他の栄養素があまり含まれない食品を指す言葉として使われています。

定義は提唱者によって異なりますが、エネルギー、塩や脂肪が大量に含まれており栄養価がほとんどないものを指すことが多く、調理済み食品の中では比較的安価であることから多くの人に親しまれています。

ジャンクフードは健康を害するもの

世界保健機関の報告では、肥満のリスク増加と関連があり、糖尿病やがん、生活習慣病にまで至ってしまうなど、健康を害するものとして扱われています。また、食生活が不安定である場合は精神病のリスクも増加するとも言われています。

ジャンクフードの類語

ジャンクフードの類語・類義語としては、粗末な菓子を意味する「粗菓」、ほとんど調理をせずに食べられるような加工食品を意味する「インスタント食品」、調理済み食品の缶詰やレトルト食品を意味する「コンビニエンスフーズ」などがあります。

ファストフードの意味

ファストフードとは

ファストフードとは、素早く提供される食品や食事を意味しています。

ファストフードの使い方

ファストフードを使った分かりやすい例としては、「ファミレスやファストフード店は若者にとって気軽に長居できる場所と言える」「ファストフードの手軽さと美味しさに魅力を感じて毎週頼んでしまう」「ファストフードばかりの生活をしている」などがあります。

その他にも、「ファストフードといえば何が代表的だろうか」「ファストフードのデメリットとして生活習慣病のリスクが高まることなどが挙げられる」「子どもにファストフードの何がいけないのか尋ねられた」などがあります。

ファストフードは英語で「fast food」と表記され、「急速な」「すばやい」といった意味の「ファスト」と「フード」を組み合わせた言葉です。日本語では「ファーストフード」「ファスト食品」とも表記されますが意味に違いはありません。

一般的に、注文から提供までが速く安価で手軽な食事を指す言葉として使われています。日本では、そば、うどんや寿司などが素早く食べられる料理とされ、1970年代にマクドナルドやミスタードーナツなどのアメリカ式ファストフードが親しまれるようになりました。

これらファストフードとされる食事は肥満など健康に影響があるものとされており、「ジャンクフード」と同一視されることもありますが、野菜などで栄養価を高める企業も多く、ジャンクフードではないファストフードも増加傾向にあると言えます。

ファストフードの対義語

ファストフードの対義語・反対語としては、伝統的な食文化を見直す運動や、その運動によって作られた健康に良い食事を意味する「スローフード」があります。

ファストフードの類語

ファストフードの類語・類義語としては、調理済みの食品を密封したものを意味する「レトルト」、間に合わせるために急いで作ることを意味する「急ごしらえ」、できあいの品を意味する「レディメード」などがあります。

ジャンクフードの例文

1.ジャンクフードは美味しく、安価であり、すぐに食せる点などがメリットとして挙げられるが、デメリットも多い。
2.ジャンクフードを食べた後の罪悪感は酷いが、食事中は美味しいという感情しか浮かばずに何も気にせず食べてしまう。
3.ハンバーガーはジャンクフードとして有名だが、栄養を取ることができるバーガーも存在している。
4.ジャンクフードではなく定食屋で和食を食べると身に染みる心地がする。
5.ジャンクフードやケーキなどの甘いものなどを間食として食べてしまうと、夕食が入らなくなってしまう。

この言葉がよく使われる場面としては、栄養価の低い調理済み食品を意味する時などが挙げられます。

どの例文のジャンクフードという言葉も、ファストフードと言い換えて使うこともできますが、特に栄養価がほとんどないものに対して使われています。

ファストフードの例文

1.最近は仕事が忙しくファストフードにばかり頼ってしまう生活が続いていた。
2.日本では規制こそされていないが、ファストフードによる健康への影響は大きいため、海外では様々な取り決めがなされている。
3.ファストフードを食べたとしても、エネルギーや栄養などを考えて他の食事や飲料水で補うことができればいいのではないだろうか。
4.ファストフードは持ち帰りもできれば店内で食べることも、デリバリーに対応している店舗もあり、選択肢が多い。
5.世界のファストフードには一体どんなものがあるのか調べてみようと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、素早く提供される食品や食事を意味する時などが挙げられます。

どの例文のファストフードという言葉も、ジャンクフードと言い換えて使うこともできますが、栄養価の高い食事である場合にはジャンクフードと言い換えることはできません。

ジャンクフードとファストフードは、どちらも「非健康的な食品」を表します。どちらを使うか迷った場合は、栄養価の低い食事を表す場合は「ジャンクフード」を、提供の速い手軽な食事を表す場合は「ファストフード」を使うと覚えておけば間違いありません。

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