【お打ち合わせ】と【打ち合わせ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お打ち合わせ」(読み方:おうちあわせ)と「打ち合わせ」(読み方:うちあわせ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」という言葉は、どちらも前もって相談することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の違い

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の意味の違い

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の違いを分かりやすく言うと、「お打ち合わせ」の方が「打ち合わせ」よりも丁寧な表現という違いです。

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の使い方の違い

一つ目の「お打ち合わせ」を使った分かりやすい例としては、「会の進行についてお打ち合わせをする」「仕事のお打ち合わせを行いました」「本日はお忙しい中お打ち合わせありがとうございました」「この後は他社とのお打ち合わせがあります」などがあります。

二つ目の「打ち合わせ」を使った分かりやすい例としては、「新企画立案の打ち合わせが行われました」「同僚と社内イベントの打ち合わせをする」「打ち合わせが悪く上手くいきません」「打ち合わせ通りに事が運びました」などがあります。

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の使い分け方

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」はどちらも前もって相談することを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「お打ち合わせ」の方が「打ち合わせ」よりも丁寧な表現と覚えておきましょう。

「打ち合わせ」は元々相手と自分でする行いなので、「お」をつけて丁寧にする言葉ではなかったのですが、打ち合せのために相手に時間を使ってもらうという認識が広まり、近年では敬語表現として「お打ち合わせ」をするのが一般的になっています。

そのため、一部の浸透していない人々にとっては「お打ち合わせ」は違和感のある言葉になってしまっているのが現状です。

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」の英語表記の違い

「お打ち合わせ」も「打ち合わせ」も英語にすると「arrangements」となり、例えば上記の「打ち合わせ通りに事が運びました」を英語にすると「Everything went as arranged」となります。

「お打ち合わせ」の意味

「お打ち合わせ」とは

「お打ち合わせ」とは、前もって相談することを意味しています。

「お打ち合わせ」の使い方

「お打ち合わせ」を使った分かりやすい例としては、「番組収録のためのお打ち合わせを行いました」「これから社内でのお打ち合わせがあります」「お打ち合わせまで時間があるのでコーヒーでも飲んで時間を潰そう」「今日はお打ち合わせの予定がある」などがあります。

「お打ち合わせ」は前もって相談することを意味する「打ち合わせ」に、接頭語の「お」が合わさった敬語表現です。そのため、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うこともできます。

「お打ち合わせ」の語源

「お打ち合わせ」の「打ち合わせ」は相手と自分でする行いなので、本来「お」をつけて使う表現ではありませんでした。しかし、時間を作ってもらうという相手に影響がある言葉だったので、より丁寧に表現した「お打ち合わせ」が使われるようになったと言われています。

そのため、現代では広く一般的に使われており、使用しても問題のない敬語表現になっていると覚えておきましょう。

ただし、本来は「お」をつけない表現であったので、「お打ち合わせ」に対して違和感を抱いている人が一定数いるが現状です。

「お打ち合わせ」の類語

「お打ち合わせ」の類語・類義語としては、、話し合うことを意味する「話し合い」、意見を整えて安定した状態にすることを意味する「意見調整」などがあります。

「打ち合わせ」の意味

「打ち合わせ」とは

「打ち合わせ」とは、前もって相談することを意味しています。

「打ち合わせ」の別表記

「打ち合わせ」は送り仮名を省略して、「打合せ」と表記することも可能です

「打ち合わせ」の使い方

「打ち合わせ」を使った分かりやすい例としては、「次回の打ち合わせの日程が決まりました」「みんなで打ち合わせした結果現地集合になりました」「電車が遅延して打ち合わせに遅れてしまいました」「今日の午後は打ち合わせがあります」などがあります。

「打ち合わせ」は前もって相談することを意味する言葉です。その他にも、 衣服の前身頃の重なったりする部分のこと、 雅楽で打ち物だけの合奏のことなど衣服や音楽に関しての意味も持っていますが、限定的な場面でのみ使うと覚えておきましょう。

そのため、基本的には前もって相談することの意味で使います。

「打ち合わせ」の特徴

「打ち合わせ」はビジネスシーンで使われていますが、比較的軽めの話し合いの場を指している言葉です。チームの方針や仕事の進め方などを実務者レベルで話し合うなどの、仕事に取り掛かる前の下準備として話し合いに対して使うことが多いと覚えておきましょう。

もし、他社などの目上の人に対して使いたいのであれば、「打ち合わせ」をさらに丁寧表現した言葉である「お打ち合わせ」を使うのが適しています。

「打ち合わせ」の類語

「打ち合わせ」の類語・類義語としては、問題の解決のために話し合ったり他人の意見を聞いたりすることを意味する「相談」、ある目的をもって集まることを意味する「寄り合い」などがあります。

「お打ち合わせ」の例文

1.次回のお打ち合わせの日程について、この中からご都合の良い日を教えてください。
2.午後からお打ち合わせなので、身だしなみのチェックをしました。
3.お打ち合わせまでまだ時間があるので、近くの喫茶店で休憩することにしました。
4.お打ち合わせに思った以上に時間がかかってしまったので、会社へは戻らず直帰することにしました。
5.本日はお足元の悪い中お打ち合わせにお越しいただき、誠にありがとうございます。

この言葉がよく使われる場面としては、前もって相談することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お打ち合わせ」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「打ち合わせ」の例文

1.午後から打ち合わせがあるので、昼食ににんにくを食べるのは辞めようと思います。
2.明日は大事な打ち合わせがあるので、いつもより1時間早く出社することにしました。
3.打ち合わせの場所が変更になったことが、社内メールで送られてきました。
4.これから新企画の打ち合わせがあるので、とてもわくわくしています。
5.打ち合わせまで30分以上もあるので、コーヒーを飲んで時間を潰すことにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、前もって相談することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「打ち合わせ」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「お打ち合わせ」と「打ち合わせ」はどちらも前もって相談することを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「お打ち合わせ」の方が「打ち合わせ」よりも丁寧な表現と覚えておきましょう。

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