【美容院】と【美容室】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「美容院」(読み方:びよういん)と「美容室」(読み方:びようしつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「美容院」と「美容室」という言葉は、どちらも「美容術を施す営業施設」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




美容院と美容室の違い

美容院と美容室の意味の違い

美容院と美容室の違いを分かりやすく言うと、美容院と美容室は意味や使い方の違いはなく、どちらを使っても同じです。

美容院と美容室の使い方の違い

一つ目の美容院を使った分かりやすい例としては、「今日の午後は美容院へ行く予定があります」「美容院でサロンシャンプーを買いました」「縮毛矯正を美容院でお願いしました」「物価高騰で美容院の倒産が急増しています」などがあります。

二つ目の美容室を使った分かりやすい例としては、「美容室のシャンプーはとてもいい香りです」「お気に入りの美容室が見つからない」「美容室は予約時間の何分前までに着くようにしていますか」などがあります。

美容院と美容室の使い分け方

美容院と美容室という言葉は、どちらもカットやパーマなど髪に関する美容術を施す営業施設を意味する同義語です。そのため、上記の例文にある「美容院」と「美容室」は、互いに置き換えて使うことができます。

二つの言葉の相違点である「院」は垣をめぐらした建物、一方の「室」は家屋の区切られた区画を表します。言葉のニュアンスに違いはありますが、「美容院」と「美容室」という言葉は区別されずに使用されていることを覚えておきましょう。

なお、美容院と美容室は通称であり、正式には「美容所」と言いますが、世間一般で「美容所」と呼ばれることはほとんどありません。

美容院と美容室の英語表記の違い

美容院も美容室も英語にすると「beauty salon」「beauty parlor」「hairdresser’s」となり、例えば上記の「美容院へ行く」を英語にすると「go to the beauty salon」となります。

美容院の意味

美容院とは

美容院とは、美容師が、パーマなどの美容術を施す営業施設を意味しています。

美容院の使い方

美容院を使った分かりやすい例としては、「美容院でのトリートメントの効果はどれぐらい持続しますか」「周辺にメンズ専用の美容院はありますか」「外国人居住者に人気の英語対応の美容院を紹介しました」などがあります。

その他にも、「美容院に行く頻度は髪型に左右されます」「予定が入ったので美容院の予約日時を変更しました」「美容院は何分前くらいに行くのがベストですか」「近くの美容院はヘッドスパがありません」などがあります。

美容院の「美容」は化粧や結髪などによって容貌をより美しく見せるために形づくることを表し、「院」は垣を巡らした建物を表します。美容院とは、美容師が美容術を施す施設であり、おもにカットやパーマなどの髪に関するサービスを提供する場所です。

美容院の特徴

美容院という施設は、法律上は「美容所」と言いますが、一般的に美容所と呼ばれることはほとんどありません。美容院では、パーマやカット、カラーリングなど、髪のスタイリングに関連する様々なメニューを取り扱っています。また、シャンプーやヘアコンディショナー等の販売を行っています。

美容院の類語

美容院の類語・類義語としては、美容院の古い言い方を意味する「美粧院」、理髪を職業とする店を意味する「理髪店」、髪結い床や理髪店を意味する「床屋」、全身美容の美容院を意味する「エステティックサロン」などがあります。

美容室の意味

美容室とは

美容室とは、美容師が、パーマなどの美容術を施す営業施設を意味しています。

美容室の使い方

美容室を使った分かりやすい例としては、「駅前に英語対応の美容室があります」「札幌でカットが上手い美容室を探しています」「予約時間の5分前に美容室に着きました」「月に一度は美容室でトリートメントをしています」などがあります。

その他にも、「美容室に行く頻度は人それぞれです」「メンズパーマが得意な美容室を知っていますか」「美容室のシャンプーはとてもいい香りです」「予約の時間まで美容室近くのカフェで時間を潰しました」などがあります。

美容室とは、美容師が美容術を施す施設を意味し、前述した「美容院」と同じ施設を指す言葉です。美容院とは呼び方が違うだけですが、美容業界では、病院と聞き間違えるのを防ぐために「美容室」と呼ばれることが多くなっています。美容室の「室」は、いくつかに仕切った空間を表します。

美容室の定義

美容室は、「パーマネントウエーブ、結髪、化粧などの方法により、容姿を美しくすること」と美容師法によって定義されています。性別に関係なく、ヘアスタイルを整えたりヘアケアを施すための場所となっています。

美容室の類語

美容室の類語・類義語としては、床屋や理髪店を意味する「散髪屋」、美容院やビューティーパーラーを意味する「ビューティーサロン」、ヘアスタイリングを行う理容室や美容室を意味する「ヘアサロン」などがあります。

美容院の例文

1.行きつけの美容院が倒産でお店を閉めてしまったので、どこに行ったらよいのか困っています。
2.明日は、英語教室のあと美容院に行くので家に着くのは遅くなります。
3.カットが上手い美容院をママ友に教えてもらったので、今度行ってみようと思います。
4.メンズパーマで有名な美容院は、なかなか予約が取りにくくなっています。
5.家から近くておしゃれな雰囲気の美容院を見つけたので、さっそく行ってきました。

この言葉がよく使われる場面としては、美容の業を行うために設けられた施設、おもに髪に関するサービスを提供する施設を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある「美容院」は、「美容室」という言葉に置き換えても意味は変わりません。

美容室の例文

1.ショートヘアにしてから、二ヶ月に一度は近くの美容室に行くようにしています。
2.この辺りでカットが上手い美容室がありましたら教えてもらえませんか。
3.ネットの口コミを見て、メンズカットが得意なそうな美容室を予約しました。
4.次は、人気の美容室ランキングにランクインしているお店に行こうと思います。
5.美容室で勧められたシャンプーは、泡立ち良くすっきりとした洗いあがりで気に入っています。

この言葉がよく使われる場面としては、美容の業を行うために設けられた施設、おもに髪に関するサービスを提供する施設を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある「美容室」は、「美容院」という言葉に置き換えても問題ありません。

美容院と美容室という言葉は、どちらも「美容術を施す営業施設」を表します。意味や使い方に違いはないので、どちらの言葉を使うか迷った場合は好みや語呂の良さにより選べば良いでしょう。

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