【捨て台詞】と【負け惜しみ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「捨て台詞」(読み方:すてぜりふ)と「負け惜しみ」(読み方:まけおしみ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「捨て台詞」と「負け惜しみ」という言葉は、どちらも負の感情を表す発言のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「捨て台詞」と「負け惜しみ」の違い

「捨て台詞」と「負け惜しみ」の意味の違い

「捨て台詞」と「負け惜しみ」の違いを分かりやすく言うと、「捨て台詞」はその場を立ち去る時に吐くこと、「負け惜しみ」は負けや失敗を認めたくなくて言い訳として吐くことという違いです。

「捨て台詞」と「負け惜しみ」の使い方の違い

一つ目の「捨て台詞」を使った分かりやすい例としては、「彼は捨て台詞を吐いてドアを勢いよく閉めて出ていった」「別れ際に彼女から心に刺さる捨て台詞を言われた」「会議室を出るときに上司に向かって捨て台詞を投げました」「彼は怒って捨て台詞を残して帰った」などがあります。

二つ目の「負け惜しみ」を使った分かりやすい例としては、「彼の言い訳はどう聞いても負け惜しみにしか聞こえなかった」「あの発言は完全に負け惜しみだと思います」「負け惜しみを言っても結果は変わらない」「それはどう聞いても負け惜しみだよ」などがあります。

「捨て台詞」と「負け惜しみ」の使い分け方

「捨て台詞」と「負け惜しみ」はどちらも負の感情を表す発言のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「捨て台詞」は「彼は最後に捨て台詞を吐いて部屋を出て行った」のように、去り際やその場を立ち去る直前に相手に言い残す、挑発的や皮肉的な言葉として使う言葉になります。

一方、「負け惜しみ」は「彼の言葉はどう聞いても負け惜しみにしか聞こえなかった」のように、負けたり失敗した後に、自分のプライドを守るために言い訳や強がりとして使う言葉です。

つまり、その場を立ち去る時に吐くのが「捨て台詞」、負けや失敗を認めたくなくて言い訳として吐くのが「負け惜しみ」と覚えておきましょう。

「捨て台詞」と「負け惜しみ」の英語表記の違い

「捨て台詞」を英語にすると「parting shot」「retort thrown over one’s shoulder」となり、例えば上記の「彼は怒って捨て台詞を残して帰った」を英語にすると「He stormed off with a parting shot」となります。

一方、「負け惜しみ」を英語にすると「sour grapes」「bitter remark」「poor loser’s excuse」となり、例えば上記の「それはどう聞いても負け惜しみだよ」を英語にすると「That just sounds like sour grapes to me」となります。

「捨て台詞」の意味

「捨て台詞」とは

「捨て台詞」とは、立ち去るときに一方的に言い放つ悪意のこもった言葉のことを意味しています。

表現方法は「捨て台詞を吐く」「捨て台詞を言う人」

「捨て台詞を吐く」「捨て台詞を言う人」などが、「捨て台詞」を使った一般的な言い回しになります。

「捨て台詞」の使い方

「捨て台詞」を使った分かりやすい例としては、「怒りが収まらず思わずきつい捨て台詞を言ってしまった」「彼女の捨て台詞はずっと耳に残っています」「上司の捨て台詞が胸に引っかかっている」「彼は何も言わずに去ると思ったが捨て台詞を吐きました」などがあります。

「捨て台詞」は別れ際や争いの終わりに相手に向けて吐かれる強い言葉やきつい言葉を指します。そのため、感情が高ぶった状態で、自分の気持ちを強調したり、相手に最後の一撃を与えるために言うことが多いです。

「捨て台詞」を簡単に言うならば、相手を責めたり挑発したりして、相手の心に印象を残すための言葉になります。

「捨て台詞」の特徴

「捨て台詞」は感情のもつれや怒り悔しさが背景にあります。「捨て台詞」を言う人は自分の感情を吐き出し、相手に対して何らかのメッセージを残そうとしますが、その言葉が関係を悪化させることもしばしばです。

そのため、基本的にマイナスのイメージを伴っている言葉であると覚えておきましょう。

また、舞台で役者が即興的に言う台本にない言葉という限定的な意味でも使うことができます。

「捨て台詞」の類語

「捨て台詞」の類語・類義語としては、表向きはほめているけれど実は批判や嫌味を込めた言い方のことを意味する「皮肉」などがあります。

「負け惜しみ」の意味

「負け惜しみ」とは

「負け惜しみ」とは、自分の負けや失敗をすなおに認めないで強情をはることを意味しています。

表現方法は「負け惜しみを言う人」「負け惜しみセリフ」

「負け惜しみを言う人」「負け惜しみセリフ」などが、「負け惜しみ」を使った一般的な言い回しになります。

「負け惜しみ」の使い方

「負け惜しみ」を使った分かりやすい例としては、「彼女の負け惜しみが場の空気を微妙にした」「負け惜しみを言わずに素直に認めればいいと思います」「あの人は負け惜しみばかり言っている」「あのときの負け惜しみを今では笑い話にしています」などがあります。

「負け惜しみ」は競争や勝負で負けた時に、自分の負けを素直に認めず、言い訳や言葉で相手をけなしたり、自分の敗北を正当化しようとする心の動きを表す言葉です。

簡単に言うならば、悔しさやプライドから、自分が負けたことを認めたくない気持ちが言葉や態度に表れてしまう状態を指しています。

「負け惜しみ」の特徴

「負け惜しみ」はスポーツの試合で負けた後に「今日は調子が悪かっただけだ」「あの審判がおかしかった」と言ったり、ゲームに負けた時に「運が悪かっただけ」と言い訳をする場面で使うことが多いです。

「負け惜しみ」は負けた悔しさや恥ずかしさ、自己評価の低下、プライドの維持など自己防衛の心理から生まれと言われています。

「負け惜しみ」を克服するには、負けを素直に受け入れ、次の挑戦に向けて前向きな気持ちを持つことが大切です。

「負け惜しみ」の類語

「負け惜しみ」の類語・類義語としては、自分の失敗や敗北を正当化しようとする「言い訳」などがあります。

「捨て台詞」の例文

1.昨日の彼の捨て台詞には、さすがに私も言い返せませんでしたが、今思えば何か言えばよかったです。
2.喧嘩の最後に彼が残した捨て台詞は、本当に私を傷つけるものだったと思います。
3.あんなに仲が良かったのに、最後に捨て台詞を言われるとは思っていなかったです。
4.部屋を出て行くときに言われた捨て台詞が、ずっと頭の中をぐるぐるしています。
5.もう二度と会わないと決めた人からの捨て台詞なのに、心のどこかに刺さったままです。

この言葉がよく使われる場面としては、立ち去るときに一方的に言い放つ悪意のこもった言葉のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「捨て台詞」はマイナスのイメージを伴って使う言葉です。

「負け惜しみ」の例文

1.自分の失敗を素直に認めず、負け惜しみを言ってしまう自分が少し情けないです。
2.結果が出なかったときこそ、負け惜しみを言わずに次に進む勇気が大切だと思います。
3.あの人の本気出してないだけというのは、どう考えても負け惜しみですよね。
4.負け惜しみを言ったところで、誰も気にしていないことに早く気づくべきだと思います。
5.自分でも分かっているのに、つい負け惜しみを言ってしまう自分が恥ずかしいです。

この言葉がよく使われる場面としては、自分の負けや失敗をすなおに認めないで強情をはることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「負け惜しみ」はマイナスのイメージを伴って使う言葉です。

「捨て台詞」と「負け惜しみ」はどちらも負の感情を表す発言のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、その場を立ち去る時に吐くのが「捨て台詞」、負けや失敗を認めたくなくて言い訳として吐くのが「負け惜しみ」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター