【せっかち】と【あわてんぼう】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「せっかち」と「あわてんぼう」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「せっかち」と「あわてんぼう」という言葉は、どちらも落ち着きのなさを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「せっかち」と「あわてんぼう」の違い

「せっかち」と「あわてんぼう」の意味の違い

「せっかち」と「あわてんぼう」の違いを分かりやすく言うと、「せっかち」は日常的な性格として急ぎがちなこと、「あわてんぼう」は特定の場面で慌ててしまう様子を表すことという違いです。

「せっかち」と「あわてんぼう」の使い方の違い

一つ目の「せっかち」を使った分かりやすい例としては、「彼はとてもせっかちで、結果をすぐに求めてしまう」「せっかちな性格なので、待ち時間が長いと落ち着かない」「仕事ではせっかちさが裏目に出ることもある」などがあります。

二つ目の「あわてんぼう」を使った分かりやすい例としては、「彼女は少しあわてんぼうで、よく物を忘れてしまう」「大事な場面になると、彼はあわてんぼうになりがちだ」「あわてんぼうな性格が原因で、準備不足になることがある」などがあります。

「せっかち」と「あわてんぼう」の使い分け方

「せっかち」と「あわてんぼう」はどちらも落ち着きのなさを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「せっかち」は「彼は何事も早く進めたがるせっかちだ」のように、日常的で現在進行中の性格や気質に対して使う言葉になります。

一方、「あわてんぼう」は「大事な場面で慌てて失敗してしまうあわてんぼうだ」のように、その場その場の行動や一時的な状態に対して使う言葉です。

つまり、日常的な性格として急ぎがちなのが「せっかち」、特定の場面で慌ててしまう様子を表すのが「あわてんぼう」と覚えておきましょう。

「せっかち」と「あわてんぼう」の英語表記の違い

「せっかち」を英語にすると「impatient」「hasty」「short-tempered」となり、例えば「彼はせっかちな性格です」を英語にすると「He is impatient」となります。

一方、「あわてんぼう」を英語にすると「scatterbrained」「flustered」「clumsy」となり、例えば「彼女はあわてんぼうです」を英語にすると「She is scatterbrained」となります。

「せっかち」の意味

「せっかち」とは

「せっかち」とは、忍耐強くなく先を急いで気ぜわしいことを意味しています。

表現方法は「せっかちな性格」「せっかちに話を進める」

「せっかちな性格」「せっかちに話を進める」「せっかちに結論を出す」などが、「せっかち」を使った一般的な言い回しになります。

「せっかち」を使った分かりやすい例としては、「彼はせっかちな性格で待つのが苦手です」「せっかちに作業を進めたため、確認不足が生じました」「せっかちな人ほど結果を急ぎがちです」「せっかちに判断すると失敗することもあります」などがあります。

「せっかち」は、物事を落ち着いて待つことができず、早く結果を求めて行動してしまう様子を意味する形容動詞です。形容動詞とは活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができ、言い切りの形が、口語では「だ」、文語では「なり」「たり」で終わるものを指します。

「せっかち」は、時間をかけることや順序を踏むことを煩わしく感じ、先を急ぐ態度や性格を表す際に使われます。

そのため、効率重視で行動が早いというプラスのイメージで使われることもあれば、落ち着きがなく雑になりやすいというマイナスのイメージでも使うこともあると覚えておきましょう。

「せっかち」の特徴を挙げると、待つことが苦手であること、結論や結果を急ぐ傾向があること、行動や判断が早いこと、途中経過を省きがちな点、落ち着きに欠ける印象を与える場面があることなどがあります。

「せっかち」の類語

「せっかち」の類語・類義語としては、気が短いことを表す「短気」、物事を急いで行う様子を表す「性急」、落ち着きがないさまを表す「せわしない」などがあります。

「あわてんぼう」の意味

「あわてんぼう」とは

「あわてんぼう」とは、落ち着きがなく急いで事を行って失敗することの多い人のことを意味しています。

表現方法は「あわてんぼうな性格」「あわてんぼうで失敗」

「あわてんぼうな性格」「あわてんぼうで失敗」などが、「あわてんぼう」を使った一般的な言い回しになります。

「あわてんぼう」の使い方

「あわてんぼう」を使った分かりやすい例としては、「彼はあわてんぼうな性格でよく勘違いをします」「あわてんぼうに行動して忘れ物をしてしまいました」「あわてんぼうな対応が混乱を招きました」「あわてんぼうな人ほど準備不足になりがちです」などがあります。

「あわてんぼう」は、落ち着いて行動すべき場面でも気持ちが先走り、慌てて行動してしまう様子や性格を意味する名詞です。人の性質や傾向を表す語として用いられ、「〜な性格」「〜な人」の形で形容的にも使われます。

「あわてんぼう」は、冷静さを欠いた行動によってミスや勘違いが生じる場面に使われることが多く、行動の速さよりも「慌てている状態」そのものに焦点が当たる表現です。そのため、性格的な特徴を表す場合には、やや親しみを込めた言い方として使われることもあります。

「あわてんぼう」の特徴

「あわてんぼう」の特徴を挙げると、落ち着きがなく慌てやすいこと、確認不足によるミスが起こりやすいこと、気持ちが先走りやすいこと、焦りが行動に表れやすい点、周囲から心配されやすい傾向があることなどがあります。

「あわてんぼう」の類語

「あわてんぼう」の類語・類義語としては、慌てやすい性格を表す「早とちり」、落ち着きのなさを表す「そそっかしい」、軽率な行動を表す「軽はずみ」などがあります。

「せっかち」の例文

1.彼はせっかちな性格のため、会議でも結論を急ぎすぎてしまう傾向があります。
2.せっかちに作業を進めた結果、確認不足でやり直しになることがありました。
3.待つのが苦手なせっかちさが原因で、順番を守れないことがあります。
4.せっかちな上司は、部下の返事を最後まで聞かず次の話題に移ってしまいます。
5.生成AIの回答を待てずに更新ボタンを連打するあたり、自分は相当せっかちだと感じました。

この言葉がよく使われる場面としては、忍耐強くなく先を急いで気ぜわしいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「せっかち」は日常的な性格として急ぎがちな時に使う言葉です。

「あわてんぼう」の例文

1.彼女は少しあわてんぼうで、出発直前に忘れ物に気づくことがよくあります。
2.大事な発表の場になると、あわてんぼうな一面が出て言葉を噛んでしまいます。
3.彼は基本的に慎重ですが、締切前になると急にあわてんぼうになります。
4.オンライン会議でミュート解除を忘れて話し続けていた私は、完全にあわてんぼうでした。
5.本人は落ち着いているつもりでも、周囲からはあわてんぼうに見えるようです。

この言葉がよく使われる場面としては、落ち着きがなく急いで事を行って失敗することの多い人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「あわてんぼう」は特定の場面で慌ててしまう様子を表す時に使う言葉です。

「せっかち」と「あわてんぼう」はどちらも落ち着きのなさを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、日常的な性格として急ぎがちなのが「せっかち」、特定の場面で慌ててしまう様子を表すのが「あわてんぼう」と覚えておきましょう。

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