似た意味を持つ「キャンプ」と「グランピング」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「キャンプ」と「グランピング」という言葉は、「自然の中で宿泊すること」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
キャンプとグランピングの違い
キャンプとグランピングの違いを分かりやすく言うと、キャンプは自分たちで環境を整えるアウトドアを表現する時に使い、グランピングは整えられた環境で行うアウトドアを表現する時に使うという違いです。
一つ目のキャンプを使った分かりやすい例としては、「キャンプに行ったことがないと友人が言っていた」「キャンプ場には暗黙のルールがあるため、周囲や自然への配慮を忘れないようにしなければならない」などがあります。
二つ目のグランピングを使った分かりやすい例としては、「初めてグランピングに行くことになった」「グランピングでは食事が用意されているが、酒やつまみなどは持っていこうと思っている」「グランピングにプロジェクターを持っていきたい」などがあります。
キャンプとグランピングはどちらも、自然の中で宿泊することを表しますが、サービスの内容が異なります。
キャンプは、野外において一時的な生活を表します。旅行や登山のために大自然の中で行う野外での生活を指し、お互いを高め合う共同生活を指すこともあります。テントを自分たちで立てるだけでなく、コテージやバンガローを利用することもあります。
一方のグランピングは、山野に設置された豪華なテントやロッジに宿泊して受けられる快適なサービスを表します。宿泊場所だけでなく、道具や食事が用意されていることもあり、手軽に自然を楽しむ体験ができるという特徴があります。
つまり、キャンプは自分たちで道具や食材を用意するなどの野外活動を指し、グランピングは道具や食材はほとんど不要であり、自然の中での快適な宿泊体験を指すといった違いがあります。
キャンプを英語にすると「camp」となり、例えば上記の「キャンプに行った」を英語にすると「went to camp」となります。
一方、グランピングを英語にすると「glamping」となり、例えば上記の「初めてグランピングに行く」を英語にすると「go glamping for the first time」となります。
キャンプの意味
キャンプとは、野外において一時的な生活をすることを意味しています。
キャンプを使った分かりやすい例としては、「ソロキャンプはソロキャンと呼ばれている」「家族全員で土曜にデイキャンプをし、日曜は自宅でゆっくりするのが習慣となっている」「オートキャンプ場であれば車から荷物を運び出す必要はない」などがあります。
その他にも、「初心者やソロも歓迎されるキャンプ場ではイベントも行われているようだった」「小学生の時、キャンプファイヤーをした記憶がある」「バーベキューやキャンプをするには色々準備が必要だ」などがあります。
キャンプは英語で「camp」と表記され、「野営地」「キャンプ場」「野営テント」といった意味を持つ言葉です。野外や屋外で一時的に生活することを指し、娯楽として楽しまれることもあれば、教育活動の一環として取り入れられることもあります。
家族やカップル、友人など複数人で行うキャンプだけでなく、一人で行う「ソロキャンプ」、日帰りで行う「デイキャンプ」、車の横にテントを立てて行う「オートキャンプ」など様々なスタイルがあります。
上記例文の「キャンプファイヤー」とは、キャンプ場所で行われる焚火を指す言葉です。身体を温めるためや調理のためなどに利用され、アメリカではキャンプファイヤーを囲みフォークダンスを踊るなど、レクリエーションや儀式のために行われることもあります。
キャンプの類語・類義語としては、野外に陣営を張ることやテントを張って宿泊することをいまする「野営」、野外にテントなどを張って練ることを意味する「露営」などがあります。
グランピングの意味
グランピングとは、山野に設置された豪華なテントやロッジに宿泊して快適なサービスを受けることを意味しています。
グランピングを使った分かりやすい例としては、「グランピングでありながらコンセントがあるため、充電器を持参すれば使うことができる」「手ぶらでキャンプを楽しむことができるグランピングに行ってみたいと思っている」などがあります。
その他にも、「グランピング施設にあるものを調べて、ないものや個別で持っていた方がいいものを買いに行かなければならない」「川のそばのグランピングであれば、着替えやタオルを余分に用意する必要がある」などがあります。
グランピングは英語で「glamping」と表記され、「魅力的」「豪華な」といった意味を持つ「glamorous」と、キャンプを意味する「camping」を組み合わせた言葉です。2000年代に入ってから広まり始め、日本でも多くの人に楽しまれています。
自分たちで環境を整え、食事などを用意するキャンプとは異なり、必要な道具や食材などはすでに用意されており、快適な環境で非日常を味わうことができるアウトドア体験であるという特徴があります。
1700年代、ヨーロッパの貴族たちが狩猟目的のキャンプ中にも、自宅のように過ごしたいと感じたことから、調度品を持ち込んだり、シェフを呼んで豪華な食事を楽しんでいたとされています。
1970年代頃、観光向けのロッジが生まれ、2000年代には「ラグジュアリーキャンプ」という言葉が使われるようになり、2005年頃から「グランピング」と呼ばれるようになりました。
グランピングの類語・類義語としては、別荘を借りて休日を過ごすスタイルを意味する「バケーションレンタル」、自宅のベランダで行う豪華なキャンプを意味する「ベランピング」などがあります。
キャンプの例文
この言葉がよく使われる場面としては、野外において一時的な生活をすることを意味する時などが挙げられます。
例文1の「オートキャンプ」とは、自動車を使用したキャンプを指す言葉で、すぐそばにテントを張ったり、車中泊をするのが特徴とされています。
グランピングの例文
この言葉がよく使われる場面としては、山野に設置された豪華なテントやロッジに宿泊して快適なサービスを受けることを意味する時などが挙げられます。
例文5の「ベランピング」とは、「ベランダ」と「グランピング」を組み合わせた言葉で、自宅で行う豪華なアウトドア経験を表す和製英語です。
キャンプとグランピングは、どちらも「自然の中で宿泊すること」を表します。
どちらを使うか迷った場合は、自分たちで環境を整えるアウトドアを表す場合は「キャンプ」を、整えられた環境で行うアウトドアを表す場合は「グランピング」を使うと覚えておけば間違いありません。