【通りがかり】と【通りすがり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「通りがかり」(読み方:とおりがかり)と「通りすがり」(読み方:とおりすがり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「通りがかり」と「通りすがり」という言葉は、どちらもその場所を通ることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「通りがかり」と「通りすがり」の違い

「通りがかり」と「通りすがり」の意味の違い

「通りがかり」と「通りすがり」の違いを分かりやすく言うと、「通りがかり」は通過する途中という状態や立場を表すこと、「通りすがり」は偶然その場を通った一瞬の行為を表すことという違いです。

「通りがかり」と「通りすがり」の使い方の違い

一つ目の「通りがかり」を使った分かりやすい例としては、「通りがかりに立ち寄れる店を探している」「通りがかりの人にも分かりやすい看板だ」「毎朝の通りがかりにその公園を眺めている」などがあります。

二つ目の「通りすがり」を使った分かりやすい例としては、「通りすがりの人に道を尋ねられた」「通りすがりに聞こえた会話が気になった」「通りすがりの出来事だったが強く印象に残っている」などがあります。

「通りがかり」と「通りすがり」の使い分け方

「通りがかり」と「通りすがり」はどちらもその場所を通ることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「通りがかり」は「通りがかる途中」「通行の経路上である」という意味合いが強く、「通りがかりに用事を済ませる」「通りがかりのついでに寄る」のように、行動のついでや位置関係を表す際に使われます。

一方、「通りすがり」は「偶然その場を通り過ぎた」という意味を持ち、「通りすがりに見かけた」「通りすがりの一言」のように、一時的で偶発的な出来事を表す際に使われる言葉です。

つまり、通過する途中という状態や立場を表すのが「通りがかり」、偶然その場を通った一瞬の行為を表すのが「通りすがり」と覚えておきましょう。

「通りがかり」と「通りすがり」の英語表記の違い

「通りがかり」を英語にすると「on one’s way」や「while passing by」となり、例えば「通りがかりに立ち寄った店」を英語にすると「I stopped by the shop while passing by」となります。

一方、「通りすがり」を英語にすると「by chance」や「happening to pass by」となり、例えば「通りすがりに見かけた人」を英語にすると「a person I happened to see while passing by」となります。

「通りがかり」の意味

「通りがかり」とは

「通りがかり」とは、通りがかる途中のことを意味しています。

表現方法は「通りがかりに立ち寄る」「通りがかりに見かける」

「通りがかりに立ち寄る」「通りがかりに見かける」「通りがかりに声をかける」などが、「通りがかり」を使った一般的な言い回しになります。

「通りがかり」の使い方

「通りがかり」を使った分かりやすい例としては、「通りがかりに新しい店を見つけました」「会社への通りがかりに郵便局へ寄りました」「通りがかりに偶然知人を見かけました」「通りがかりだったので様子を確認しました」などがあります。

「通りがかり」は、ある場所へ向かう途中や移動の最中に、偶然その場を通ることを意味する名詞です。名詞とは、人や物、事柄、状態などを表し、文中で主語や目的語などの役割を果たす品詞を指します。

「通りがかり」は、あらかじめ目的として立ち寄ったわけではなく、移動の途中で偶然関わったことを表す際に使われます。

そのため、「ついで」「偶然」「計画外」といったニュアンスを含み、責任や関与の度合いが低いことを示す表現として用いられることもあると覚えておきましょう。

「通りがかり」の特徴

「通りがかり」の特徴を挙げると、移動中であること、事前の目的ではないこと、偶然性が高いこと、一時的な関与であること、その場に長く留まらない印象を与える点などがあります。

「通りがかり」の類語

「通りがかり」の類語・類義語としては、途中で立ち寄ることを表す「ついでに」、偶然その場に居合わせることを示す「行きがけ」、近くを通ることを表す「通過中」などがあります。

「通りすがり」の意味

「通りすがり」とは

「通りすがり」とは、たまたまそこを通ることを意味しています。

表現方法は「通りすがりに見る」「通りすがりに声をかける」

「通りすがりに見る」「通りすがりに声をかける」「通りすがりに助言する」などが、「通りすがり」を使った一般的な言い回しになります。

「通りすがり」の使い方

「通りすがり」を使った分かりやすい例としては、「通りすがりに事故現場を目撃しました」「通りすがりの人に道を尋ねられました」「通りすがりにふと気になる言葉を聞きました」「通りすがりだったので詳しい事情は知りません」などがあります。

「通りすがり」は、ある場所を通過する瞬間に、その場と一時的・偶然的に関わることを意味する名詞です。

「通りすがり」は、「通りがかり」と比べて、より刹那的で、その場に留まらない印象が強い表現です。通過の一瞬に起きた出来事や、関与の浅さを強調したい場面で使われます。

そのため、「一時的」「無関係に近い」「偶然居合わせただけ」といったニュアンスを含み、当事者性の低さを表現する言葉として使われることが多いと覚えておきましょう。

「通りすがり」の特徴

「通りすがり」の特徴を挙げると、通過の瞬間であること、その場に留まらないこと、関与が極めて限定的であること、出来事との距離感があること、客観的な立場を示しやすい点などがあります。

「通りすがり」の類語

「通りすがり」の類語・類義語としては、偶然居合わせることを表す「居合わせた」、その場を通過するだけであることを示す「一見の」、一時的な関与を表す「通行中」などがあります。

「通りがかり」の例文

1.出張先への通りがかりに立ち寄った店が思いのほか良く、時間を忘れてしまいました。
2.毎朝会社へ向かう通りがかりに、その工事現場の進捗を見るのが密かな楽しみです。
3.SNSで話題のカフェを通りがかりに見つけ、行列の長さに思わず笑ってしまいました。
4.通りがかりのついでに役所で手続きを済ませられたので、思ったより楽でした。
5.スタジアムへの通りがかりに選手バスを見かけ、試合前から気分が高まりました。

この言葉がよく使われる場面としては、通りがかる途中のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「通りがかり」は通過する途中という状態や立場を表す時に使う言葉です。

「通りすがり」の例文

1.通りすがりに聞こえた会話があまりに的確で、つい内容を考えてしまいました。
2.通りすがりの人に声をかけられ、思いがけず助けてもらうことになりました。
3.通りすがりに見たAI広告が的外れで、逆に印象に残ってしまいました。
4.通りすがりの出来事でしたが、その一言が今でも心に残っています。
5.通りすがりに見た試合のハイライト映像で、思わず足を止めてしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、たまたまそこを通ることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「通りすがり」は偶然その場を通った一瞬の行為を表す時に使う言葉です。

「通りがかり」と「通りすがり」はどちらもその場所を通ることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、通過する途中という状態や立場を表すのが「通りがかり」、偶然その場を通った一瞬の行為を表すのが「通りすがり」と覚えておきましょう。

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