【危機一発】と【危機一髪】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「ききいっぱつ」という読み方の「危機一発」と「危機一髪」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「危機一発」と「危機一髪」という言葉は同音の言葉ですが、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。



危機一発と危機一髪の違い

危機一発は危機一髪の間違い

危機一発と危機一髪の違いを分かりやすく言うと、危機一発とは危機一髪の間違った使い方、危機一髪とは一つ間違えば危険な目に遭う瀬戸際のことです。

危機一発は誤字

一般的には危機一発という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、危機一髪のことを間違えて危機一発を使っている人がほとんどです。

危機一髪を危機一発と間違えやすい理由

危機一発と危機一髪を間違えてしまう理由としては、映画のタイトルやおもちゃの商品名で危機一発が使われていたため、多くの人々に浸透してしまったことです。また、発音が同じなのも間違える原因の一つになります。

危機一髪は、髪の毛一本ほどのほんのわずかな違いで危険な状態に陥りそうな状態を表現する言葉なので、「一発」ではなく髪の毛一本を表わす「一髪」と覚えておきましょう。

危機一髪は正しい日本語

正しい言葉である危機一髪を使った分かりやすい例としては、「危機一髪のところで助けられて村へと案内された」「大事な書類を忘れるという危機一髪のところで気付いて良かった」「目の前にカラスのフンが落ちるという危機一髪の瞬間でした」「彼女は危機一髪で助かった」などがあります。

危機一髪という言葉はあっても、危機一発という言葉は存在しません。同時に危機一髪という単語の意味について「一つ間違えば危険な目に遭う瀬戸際のこと」と覚えておきましょう。

危機一髪の英語表記

危機一髪を英語にすると「close call」「close shave」「narrow escape」となり、例えば上記の「彼女は危機一髪で助かった」を英語にすると「she had a close call」となります。

危機一発の意味

危機一発とは

危機一発とは、危機一髪の間違った使われ方を意味しています。

危機一発という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、危機一髪と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

危機一発は映画やおもちゃの商品名

危機一発は間違った言葉なのですが、映画のタイトルやおもちゃの商品名で使われています。映画のタイトルでは「007 危機一発」や「御存じ快傑黒頭巾危機一発」、おもちゃの商品名では「黒ひげ危機一発」があります。

上記のように映画のタイトルやおもちゃの商品名などで使う場合は、間違った使い方ではないと覚えておきましょう。

一発を使った正しい日本語

危機一発の「一発」とは、銃砲や花火などを一度放つこと、銃や大砲の弾1個のこと、1回のこと、野球のホームランのことなど、様々な意味を持つ言葉です。

一発を使った分かりやすい例としては、「銃弾は残り一発しかありません」「一発逆転のチャンスで打席に立つ」「一発でかいことをやってみよう」「獲物を一発で仕止めることに成功しました」などがあります。

危機一髪の意味

危機一髪とは

危機一髪とは、一つ間違えば危険な目に遭う瀬戸際のことを意味しています。

危機一髪の使い方

危機一髪を使った分かりやすい例としては、「彼は危機一髪のところで助けられた」「まさに危機一髪の瞬間でした」「危機一髪な出来事がありました」「暴動に巻き込まれ負傷するも危機一髪で生還しました」などがあります。

危機一髪の由来

危機一髪の由来は、髪の毛一本ほどの差で危機に陥りそうな極めて危険な状態を表わしてることです。

また、中国の文人韓愈(読み方:かんゆ)の『与孟尚書書』(読み方:もうしょうしょにあたうるのしょ)に登場した「一髪の千鈞を引くが如し」という説もあります。

一髪の千鈞を引くが如しとは、一本の髪の毛で重い物を吊り上げる非常に危険な状態のことを表わしています。

表現方法は「危機一髪で助かった」「危機一髪というところ」「危機一髪のところ」

「危機一髪で助かった」「危機一髪というところ」「危機一髪のところ」「危機一髪の瞬間」などが、危機一髪を使った一般的な言い回しになります。

危機一髪の類語

危機一髪の類語・類義語としては、極めて危険なことを意味する「一髪千鈞」(読み方:いっぱつせんきん)、極めて緊迫した状態や状況のことを意味する「一触即発」、不安定で危ない状態のことを意味する「累卵之危」(読み方:るいらんのき)などがあります。

危機一発の例文

1.危機一発という言葉は存在しないので、おそらく危機一髪の言い間違いだろう。
2.危機一髪という言葉は一つ間違えば危険な目に遭う瀬戸際のことで、危機一発という言葉はない。
3.危機一発という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.危機一発のところで助かったという言葉を使う人はいるが、正しくは危機一髪のところで助かったです。
5.危機一髪のところで救われたという言葉はあるが、危機一発のところで救われたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、危機一髪という言葉を間違えて危機一発と表現している時などが挙げられます。

危機一発という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、危機一髪を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

危機一発という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、危機一発ではなく、危機一髪と表現するのが正しい使い方です。

危機一髪の例文

1.出張先で津波に巻き込まれたが、高台へ避難したため、危機一髪のところで助かりました。
2.登山中にクマに追いかけられたが、危機一髪で逃げ切ることに成功しました。
3.子供が階段から落ちそうになったが、危機一髪のところで父親が手を掴んだ。
4.前の車に衝突するという危機一髪の時、彼女はハンドルを強く回し躱すことに成功した。
5.火事に巻き込まれる危機一髪のところで、助けてくれた消防士さんには感謝しています。

この言葉がよく使われる場面としては、一つ間違えば危険な目に遭う瀬戸際のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、危険な目に遭いそうだった場合によく使われます。

危機一発と危機一髪どちらを使うか迷った場合は、危機一発は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の危機一髪を使うようにしましょう。

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