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【追試】と【再試】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「追試」(読み方:ついし)と「再試」(読み方:さいし)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「追試」と「再試」という言葉は、どちらも本試験のあとに特別に行われる試験を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




追試と再試の違い

追試と再試の意味の違い

追試と再試の違いを分かりやすく言うと、追試とは事情により試験を受けられなかった人を対象にしたテストを表すことが多く、再試とは試験に不合格した人を対象にしたテストを表すことが多いという違いです。

追試と再試の使い方の違い

一つ目の追試を使った分かりやすい例としては、「余裕をもって追試の準備をする」「数学のテストで追試になった」「追試の合格点は教科により違います」「第三者の追試を経て認められる」「心理学でも追試は重要です」などがあります。

二つ目の再試を使った分かりやすい例としては、「再試はレポート課題になることがあります」「大学の再試通知がメールで届く」「英語の再試について詳しく教えて下さい」「リスニングCDの誤作動で再試になる」などがあります。

追試と再試の使い分け方

追試と再試という言葉は、どちらも本試験のあとに特別に行われる試験を意味し、試験を受けられなかった者や、試験を受けて不合格になった者に対して行われるものです、再試は辞書に載っていない言葉であり、追試と再試は同様に使われていますが、学校や団体により使い分ける場合もあります。

追試とは、何らかの事情により本試験を受けられなかった者を対象とする試験を表すことが多くあります。例えば、病気に罹患したり交通機関のトラブルで試験を受けられなかった場合などです。一方、再試とは、試験を受けたけれど不合格だった者を対象とする試験を表すことが多い言葉です。

ただし、学校や団体によって「追試」と「再試」の定義は異なりますので、それぞれのケースで意味を把握する必要があります。

追試と再試の英語表記の違い

追試も再試も英語にすると「makeup exam」「re-examine」となり、例えば上記の、例えば上記の「追試の準備をする」を英語にすると「prepare for a makeup exam」となります。

追試の意味

追試とは

追試とは、「追試験」の略を意味しています。

その他にも、他人が行った実験をあとから同様に試みること、の意味も持っています。

表現方法は「追試になった」「追試を受ける」「追試がない」

「追試になった」「追試を受ける」「追試がない」などが、追試を使った一般的な言い回しです。

追試の使い方

「大学入学共通テストの追試験を申請します」「高校の頃、追試となり恥ずかしい思いをした」「英語のテストで追試になったことがある」などの文中で使われている追試は、「追試験の略」の意味で使われています。

一方、「代表的な実験を追試する」「追試データを分析する」「直接的追試を行います」「既存の研究成果について追試を行う」などの文中で使われている追試は、「他人が行った実験を同様に試みること」の意味で使われています。

追試は追試験を省略した言葉

追試という言葉には、二つの意味があります。一つは「追試験」の略として用いられ、試験を受けられなかった者や不合格になった者に対して後から特別に行う試験を意味します。もう一つは実験用語として、他人が行なった実験を後からその通りにやって確かめることの意味があります。

追試の対義語

追試の対義語・反対語としては、模擬試験などに対して主たる本当の試験を意味する「本試験」、一般に練習でなく本式に事を行うことを意味する「本番」などがあります。

追試の類語

追試の類語・類義語としては、入学試験や資格試験などになぞらえて行う試験を意味する「模試」、発表された論文や試験等に基づいてその実験や分析を第三者が行うことを意味する「追実験」などがあります。

再試の意味

再試とは

再試とは、「再試験」の略を意味しています。

表現方法は「再試がつらい」「再試になった」「再試が怖い」

「再試がつらい」「再試になった」「再試が怖い」などが、再試を使った一般的な言い回しです。

再試の使い方

再試を使った分かりやすい例としては、「豪雨により本日の試験は延期し再試となります」「試験会場のトラブルで再試を行うことになった」「再試験制度を設けている大学です」「再試になった友達を励ます」などがあります。

その他にも、「再試は課題レポートの提出になります」「再試の有無について問い合わせる」「再試験願の提出締切は明日です」「再試についてのメールが届く」「再試になったのでスケジュール調整が必要だ」などがあります。

再試は再試験を省略した言葉

再試という言葉は、「再試験」の略称です。「再試」「再試験」どちらも辞書に載っていない言葉ですが、一般に、本試験で不合格だった者に対して後から行う試験を意味します。また、自然災害や会場のトラブルなどで試験が実施できないために、試験をやり直したり延期する場合にも使われる言葉です。

再試の類語

再試の類語・類義語としては、本試験の前にそれを受ける学力の有無をためす試験を意味する「予備試験」、入学試験や資格試験などになぞらえて行う試験を意味する「模擬試験」などがあります。

追試の例文

1.本試験より追試の方が問題が難しいという噂なので、絶対に一発でパスしたい。
2.私が通う中高一貫の私立学校では、追試でも合格できなければ高校では留年措置になります。
3.追試になったけど、親に言い出せずにタイミングを見計らっている。
4.今回の大学共通テストで、新型コロナウイルス感染症のために追試になった人はどのぐらいいるのだろうか。
5.この研究は、第三者の追試で同じ結果が出ないと事実であると認められないだろう。
6.センター試験当日にトラブルがあった場合、別の日に追試を受けることができるが、本試験よりも難易度が高いという噂がある。
7.来週の年一度の難関資格試験は如何なる理由があろうとも追試は行われないので、少し遠方から参加する私は念のため会場近くのホテルを取ることにした。
8.昨日の期末テストでは公共交通機関のトラブルによって試験を受けられなかった生徒がいたために、急遽期末テストの追試を行うことが決定した。
9.わが母校ではもしもテストで基準点に満たないと追試マラソンという地獄の特訓があり、テストを全問正解するまで家に帰ることができないというものがあった。
10.研究者たちは新しい研究に注力するあまり、誰かが行った研究の研究追試を重要視していないことが科学界での大きな問題になっている。

この言葉がよく使われる場面としては、追試験の略、他人が行った実験をあとから同様に試みることを表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「本試験」は予備試験、臨時試験に対して使われる言葉で、本当の試験を意味します。対する「追試」とは、本試験で不合格であった学生や、病気などで試験を受けられなかった学生に対して特別に行なう試験のことです。

再試の例文

1.大学の再試は落ちてしまったら単位が取れないので、留年もあり得るから頑張ってね。
2.再試は本試験よりもずっと難しいと聞いたので、再試を受けるのが怖いです。
3.再試の合格点は学校によって違うようで、私の学校では70点と高く設定されていると聞きました。
4.猛勉強して希望の大学に合格したけど、入学後は大学の定期試験だけでなく再試験もあって辛い思いをしています。
5.受験当日にインフルエンザなどの感染症に罹った場合、追試や再試を実施する高校もあります。
6.単位の為教授が再試をしてくれたがそれでもダメで、再再試になった時はさすがに教授から可哀想な目で見られた。
7.高校時代は部活に明け暮れていたのでろくに勉強することもなく授業も寝てばかりだったので、定期テストの結果は散々で再試の常連客であった。
8.今学期の中間テストが集中豪雨によって中止になり、後日再試を行うことになったので、勉強が間に合ってなかったわたしとしては命拾いした思いだった。
9.その日は教授が学会へ行かなくてはならなくなったため、急遽再試の代わりにレポート課題を提出することになったのだが、わたしはそのことを知らなかったのだ。
10.わが大学では必修科目においてD評価を受けてしまったものへの救済措置として再試験制度を設けているが、E判定の者は対象外であるのでご注意いただきたい。

この言葉がよく使われる場面としては、本試験で不合格のために再び受ける試験、事情によりやり直す試験を表現したい時などが挙げられます。

例文5にあるように、感染症を罹患した受験者の救済措置として、追試や再試を設ける学校があります。この場合の試験を「追試」と呼ぶのか「再試」と呼ぶのかは、学校により異なります。

追試と再試という言葉は、どちらも本試験のあとに特別に行われる試験を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、事情により試験が受けられなかった人の試験を表現したい時は「追試」を、成績が足りなかった人の再試験を表現したい時は「再試」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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