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【そんな折】と【そんな時】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「そんな折」(読み方:そんなおり)と「そんな時」(読み方:そんなとき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「そんな折」と「そんな時」という言葉は、どちらもある特定の時期や機会のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「そんな折」と「そんな時」の違い

「そんな折」と「そんな時」の意味の違い

「そんな折」と「そんな時」の違いを分かりやすく言うと、「そんな折」とは目上の人に対して使える言葉、「そんな時」とは目上の人に対して使えない言葉という違いです。

「そんな折」と「そんな時」の使い方の違い

一つ目の「そんな折」を使った分かりやすい例としては、「そんな折には是非お立ち寄りください」「彼がどうしているかと考えていたそんな折彼がこっちに帰ってきてる話を聞いた」「5年ぶりに帰省したそんな時元カレから連絡がありました」などがあります。

二つ目の「そんな時」を使った分かりやすい例としては、「仕事嫌になることも多いと思うけどそんな時はいつでも私に相談してください」「そんな時に限って電話が掛かってくることが多いです」などがあります。

「そんな折」と「そんな時」の使い分け方

「そんな折」と「そんな時」は、どちらもある特定の時期や機会のことを表します。二つの言葉はほぼ同じ意味を持ちますが、使い方には違いがあります。

「そんな折」は丁寧な印象を与えるので、上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。一方、「そんな時」は軽い印象を与えるので、立場が同等な人や目下の人に対して使う言葉と覚えておきましょう。

「そんな折」と「そんな時」の英語表記の違い

「そんな折」も「そんな時」も英語にすると「when」「if so」「at that time」となり、例えば上記の「5年ぶりに帰省したそんな時元カレから連絡がありました」を英語にすると「I got a call from ex-boy friend when I was back in hometown for the first time in 5 years」となります。

「そんな折」の意味

「そんな折」とは

「そんな折」とは、ある特定の時期や機会のことを意味しています。

表現方法は「そんな折ですが」「そんな折に」「そんな折も折」

「そんな折ですが」「そんな折に」「そんな折も折」などが、「そんな折」を使った一般的な言い回しです。

「そんな折」の使い方

「そんな折」を使った分かりやすい例としては、「もし計画に変更があった場合などそんな折にはこちらから伺います」「そんな折に電話がかかってきました」「部下がご迷惑をお掛けしたそんな折には私にご一報ください」などがあります。

「そんな折」はある特定の時期や機会のことを意味しており、相手に対して丁寧な印象を与えることができます。そのため、親しい間柄で使う言葉ではなく、初対面の人や面識があまりない人に対して使う言葉です。

「そんな折」はビジネスで目上の人に対して使う

ビジネスシーンでも頻繁に使われており、上司や取引先などの目上の人に対して使うのが一般的です。その他にも、履歴書やビジネスメールなどでも使うことができます。

「そんな折」の読み方

「そんな折」の読み方は「そんなおり」になります。「折」という漢字は「せつ」とも読めるため、「そんなせつ」と読んでしまう人もいると思いますが、間違った読み方なので注意しましょう。また、「そんな折り」と平仮名を入れてしまうのも間違った使い方になります。

「そんな折」の類語

「そんな折」の類語・類義語としては、過去のある時点やある出来事のことを意味する「その節」、特定の状況にあることを前置きしてそこでの様子や言動などを述べることを意味する「そんな中」などがあります。

「そんな時」の意味

「そんな時」とは

「そんな時」とは、ある特定の時期や機会のことを意味しています。

表現方法は「そんな時に出会った」「そんな時はこれ」「そんな時こそ」

「そんな時に出会った」「そんな時はこれ」「そんな時こそ」「そんな時でも」などが、「そんな時」を使った一般的な言い回しになります。

「そんな時」の使い方

「そんな時」を使った分かりやすい例としては、「元カノの話をしていたそんな時彼女が結婚していることを知らされた」「そんな時どのような言葉をかけていいか分かりません」「眠気が酷いけど起きていなければならないそんな時はこれを飲めば大丈夫です」などがあります。

「そんな折」はビジネスで目上の人に対して使わない

「そんな時」はある特定の時期や機会のことを意味しており、相手に対して軽い印象やフレンドリーな印象を与える言葉です。そのため、ビシネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うのは適していません。

「そんな時」は親しい友人や同僚、または目下の人に対して使う言葉と覚えておきましょう。

「そんな時」の類語

「そんな時」の類語・類義語としては、ある特定の時点または場合を指すことを意味する「その際」、ある特定の状態のことを意味する「その場合」などがあります。

「そんな折」の例文

1.旅行などで近くに来ることもあると思うので、そんな折には是非遊びに来てください。ご馳走いたします。
2.スポンサーから次の試合で結果を残せなければ、契約を打ち切ると言われピンチに陥ったいた。そんな折、一人の男がチームを訪ねてきました。
3.昔からこの店の料理が好きで月に何回足を運んでいました。そんな折、アルバイト募集のチラシを目にして志望いたしました。
4.そんな折には、できるだけお早めにご連絡いただけると助かります。
5.彼はプロサッカー選手を目指して地道に練習を続けていた、そんな折、とあるチームから練習に参加しないとの連絡がありました。
6.そろそろ娘にランドセルの準備をと思っていたそんな折、義父母から娘への入学祝いが届いた。
7.今日は仕事を休もうと連絡をしようとしたそんな折も折に会社の方から連絡があって、今日は急遽別の仕事が入ったので、今日は来なくていいと言われたのだ。
8.何かを創り出すことは義務感というよりもただ単に楽しいからというそんな折から生まれてくることが多いはずだが、教育者はそれを忘れてしまっている。
9.海外での研究は思ったほど成果を上げられず、悩んでいたそんな折に実家から帰国せよと連絡があったので、これを機に帰国をすることになったのだ。
10.彼女は両親に会いに身支度をしていたそんな折も折に、両親が家を訪ねてきてとてもびっくりしたが、すぐにアパートに招き入れて例の事情を聞いたのだった。

この言葉がよく使われる場面としては、ある特定の時期や機会のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、目上の人に対しても使うことができます。

「そんな時」の例文

1.新生活を始めて大変なことがたくさんあると思うけど、そんな時はいつもでも私に相談してね。
2.元彼の存在を忘れられずに苦しんでいるそんな時、彼の存在を忘れさせてくれる素敵な人に出会いました。
3.就活に失敗してひどく落ち込んでいたそんな時、私を救ってくれたのがこの本でした。
4.今はそんな時ではないと思っていても、私はついあのことを考えてしまいます。
5.でも、そんな時私のお母さんはいつも私を励ましてくれました。
6.3歳になる息子は時々酷い癇癪を起こす。そんな時は放っておくのが一番なのだが、外だとそうもいかず困ることがある。
7.大学時代から数えて10年ほど付き合ってた彼女から突然別れ話を切り出されて、自分を見失っていたそんな時にたまたま出会ったのがいまの嫁であった。
8.いつも頼りにしてねと言っている人たちがそんな時に限って誰も助けに来ないのだから、いざというときが人の本性を現すものなのだと痛感したのだ。
9.眠たいけどあしたのテストのために勉強しなければならないそんな時には、あえて寝てしまって、朝の4時ごろに起きて勉強した方がいいと思う。
10.もしも机に向かっても集中できないそんな時には部屋のなかをグルグルと歩き回りながら参考書を読むと案外集中力が増していくので試してみてほしい。

この言葉がよく使われる場面としては、ある特定の時期や機会のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、立場が同等や目下の人、また、自分自身に対して使う言葉です。

「そんな折」と「そんな時」という言葉は、どちらもある特定の時期や機会のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、目上の人に対して使う時は「そんな折」を、立場が同等や目下の人に対して使う時は「そんな時」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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