【学生】と【生徒】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「学生」(読み方:がくせい)と「生徒」(読み方:せいと)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「学生」と「生徒」という言葉は、どちらも学校で学んでいる人を意味するという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



学生と生徒の違い

学生と生徒の違いを分かりやすく言うと、学生というのは、大学生などのことを意味していて、生徒というのは、中学生と高校生を意味しているという違いです。

学生と生徒の違いは慣例的なものではなく、学校教育法の条文に記載されている、法律上の区別です。

最初の学生というのは、高等教育で学ぶ人のことを意味します。高等教育とは、中学高校といった中等教育を終えた人が受ける教育のことで、日本では、高等学校(高校)を卒業するか、高校卒業程度認定試験(旧大検)に合格することで入学資格を入手出来ます。

高等教育機関の中には、具体的には、専門学校(専門)、短期大学(短大)、高等専門学校(高専)、大学、大学院があります。

それに対応して、学生と一括りにされる人たちの中には、専門学校生(専門性)、短期大学生(短大生)、高等専門学校(高専生)、大学生(学部生)、大学院生(院生)があります。

日本の学制は、いわゆる6-3-3-4制を採用しているため、「学生」という社会的身分を得ることの出来る年齢は18歳です。ただし留年や浪人、再入学などの理由で19歳以上になって学生となる人もいます。

また、近年は日本でも大学入学に際して「飛び級」を認める動きも一部で出てきていますので、17歳以下で「学生」となる人も出てきています。

次に、生徒というのは、中等教育で教育を受けている人のことを意味しています。中等教育とは、簡単に言えば中学校と高等学校のことです。詳しく言えば、特別支援学校や高等専修学校なども含まれます。「学生」という身分を得ることの出来る年齢は12歳です。

学生の意味

学生とは、高等教育で教育を受ける人を意味しています。高等教育機関には様々なものがあり、教育を受けている人はそれぞれに応じて、大学生や短大生、高専生などの身分を得ますが、それらを一括したのが「学生」という呼称です。

学生の学というのは、「まなぶ」という意味で、生というのは「人民」や「生業」という意味を持つ言葉です。言葉の成り立ちだけで考えると、学生とは「学ぶことを生業にしている人」というような意味です。

言葉の意味だけでは学者や研究者、小学生や中高生を含めることが出来ますが、一般的な日本語の「学生」という言葉は、学校教育法の条文など公文書に基づく、法律上の言葉であり、高等教育を受けている人のことを指します。

法律的な意味合いはあまり意識されていませんが、日常的な使い方と法律上の使い方に大きな隔たりはありません。法律上の言葉遣いが日常生活にとてもよく浸透していると考えることが出来ます。

学生の類語・類義語としては、学問に従事する人を意味する「学徒」などがあります。「学徒」というのは、学生と生徒を一括する言葉でもあります。

学生の学の字を使った別の言葉としては、深く広く学問を修めることを意味する「碩学」(読み方:せきがく)、学問の知識が少なく、未熟なことを意味する「浅学」(読み方:せんがく)、社会生活に役立つ学問を意味する「実学」などがあります。

学生の生の字を使った別の言葉としては、学生や生徒を指導する人のことを意味する「先生」、学問を治めるために勉強をする若者のことを意味する「書生」(読み方:しょせい)などがあります。

生徒の意味

生徒とは、中等教育を受けている人を意味しています。中等教育というのは、主に中学校と高校のことです。義務教育とはズレがあることに注意しましょう。生徒も学生と同様、学校教育法での表記であり、それが一般化しているものです。

なお、幼稚園や保育園などに通う人のことを「園児」(読み方:えんじ)、小学校で教育を受けている人のことを「児童」(読み方:じどう)と言います。これらも学校教育法での表記です。園児、児童、生徒、学生は、全て法律上の区分です。

現在では使われなくなった用法ですが、生徒の徒という字は「かち」と読んで、乗り物に乗らずに歩くことを意味することがありました。特に江戸時代、馬に乗ることを許されない下級の侍は「徒侍」(読み方:かちざむらい)と呼ばれました。

生徒の徒にも、「学生よりも低く、見習いである」という意味を読み込むことが出来れば、学生と生徒の区別に混乱することは少なくなります。

生徒の徒という字を使った別の言葉としては、住み込みで技術を習う少年のことを意味する「徒弟」(読み方:とてい)、目的のために他人と手を組んで集団となることを意味する「徒党」などがあります。

学生の例文

1.学生だって暇じゃないんだと声を大にして言いたい。
2.このご夫婦は学生結婚だそうですよ。
3.駐車場は教職員専用なので、学生さんに貸し出すことは出来ませんよ。
4.学生のうちに、やりたいことをやっておくべきだ。
5.社会人学生として、大学で学びなおすことに決めた。

この言葉がよく使われる場面としては、大学や短大、専門学校など高等教育機関で学ぶ人を表現したい時などが挙げられます。これらの教育機関で学ぶことが出来るのは、主に18歳からです。

例文4のように「学生さん」という言葉を使うこともあります。父母に対して「お父さん」や「お母さん」と呼ぶのと同じような「さん」の使い方です。

高等教育は、中等教育よりも教育の選択肢が多様なことが特徴です。例文5のような会社に努めながら学生をする「社会人学生」や、定年後に新しく学びなおすために大学に入りなおすことなどもめずらしくありません。

生徒の例文

1.生徒の登下校時の安全をどうやって高めるかが課題として浮き彫りになった。
2.生徒の目線になって考えると、自分の授業は分かりにくいと思った。
3.生徒手帳に携帯電話禁止なんて書いてあるけど、誰も守っていない。
4.生徒会長のしんどさは、僕なんかには分からない。
5.発表会の課題曲は、生徒さん本人が選んだものです。

この言葉がよく使われる場面としては、中等教育で学ぶ人を表現したい時などが挙げられます。中等教育は、基本的には12歳から始まり18歳で終わります。生徒は日常的に使われる言葉ですが、学校教育法に明記されている呼称であることから、法律用語です。

学生さんと同様、「生徒さん」という言葉を使うこともあります(例文5)。また、「生徒会長」や「生徒手帳」などのように、熟語の一部となることも多い言葉です。

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