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【特急】と【快速】と【急行】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「特急」(読み方:とっきゅう)と「快速」(読み方:かいそく)と「急行」(読み方:きゅうこう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「特急」と「快速」と「急行」という言葉は、列車種別であるという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




特急と快速と急行の違い

特急と快速と急行の意味の違い

特急と快速と急行の違いを分かりやすく言うと、特急は限られた主要駅に停車する列車を表現する時に使い、快速は停車駅が少ない列車を表現する時に使い、急行は主要駅に停車する列車を表現する時に使うという違いです。

特急と快速と急行の使い方の違い

特急という言葉は、「特急券を事前に購入しておく」「超特急で支度を済ませる」などの使い方で、普通の急行列車よりも速く、主要な駅にだけ停車する列車を意味します。その他にも、特に急を要することを意味します。

快速という言葉は、「快速にも関わらず普通列車に追い越された」「快速調の音楽のおかげで爽やかな情景が浮かびやすい」などの使い方で、停車駅を少なくして速く走る電車を意味します。その他にも、気持ちがよいほど速いことも意味します。

急行という言葉は、「急行列車が目の前で行ってしまった」「子どもが発熱したとのことで幼稚園に急行した」などの使い方で、主要駅だけに停車して、高速で運行する列車を意味します。その他にも、急いで行くことも意味します。

特急と快速と急行の英語表記の違い

英語で表記をした場合、特急は「Limited express train」、快速は「Rapid」、急行は「Express」となります。

特急と快速と急行の早い順番

また、停車駅の多い順番に並べると、快速>急行>特急であるため、始発と終点や経路などの条件が同じであれば、特急>急行>快速の順で進行が早いと言えます。

しかし、快速列車のルールは鉄道会社で異なるため、路線によっては快速よりも急行の方が停車駅が多い場合などもあります。

これが、特急、快速、急行の明確な違いです。

特急の意味

特急とは

特急とは、普通の急行列車よりも速く、主要な駅にだけ停車する列車を意味しています。

特急は「特別急行」「特別急行列車」の略称

特急は「特別急行」や「特別急行列車」の略称です。列車の種別でなければ特に急を要することや大急ぎの状態を表す言葉として使われます。

バスの系統でも特急と名付けられているものがありますが、高速道路を走るバスは「高速バス」と呼ばれることの方が多いです。

「通勤特急」の意味

特急を使った言葉として、「通勤特急」があります。これは、朝や夕方などの通勤者や通学者が多い時間帯に運転される特急電車です。英語では「Commuter」と表記されます。

通勤特急が、通常の特急列車よりも停車駅が多いか否かは、運行している会社や路線によって異なります。

特急の対義語

特急の対義語・反対語としては、乗車券の運賃だけで乗車できる旅客列車を意味する「鈍行」があります。

特急の類語

特急の類語・類義語としては、非常に急ぐことを意味する「至急」、物事が十分に進行していない時期を意味する「早期」、重大で即座に対応しなければならないことを意味する「緊急」、人間業とは思えないほど速いことを意味する「神速」などがあります。

快速の意味

快速とは

快速とは、停車駅を少なくして速く走る電車を意味しています。

快速は「快速電車」の略称

快速は「快速電車」の略称です。列車に関する言葉でなければ、気持ちがよいほど速いことやその状態を意味する言葉として使われます。

「快速急行」の意味

快速を使った言葉として、「快速急行」があります。特急と急行の中間に当たる種別で、停車駅は特急よりも多く、急行よりも少なく設定されます。英語では「Rapid Express」と表記されます。

「快速準急」は急行に統合された

過去、準急と急行の間に位置付けられた「快速準急」と呼ばれる種別も設定されていましたが、1971年に急行に統合されて廃止されることとなりました。

快速の類語

快速の類語・類義語としては、物事の進み具合や行動などが非常に速いことを意味する「迅速」、物事の起こり方や進み方が非常に速いことを意味する「急速」、物事の変化や動きなどが急で激しい様子を意味する「急激」などがあります。

急行の意味

急行とは

急行とは、主要駅だけに停車して、高速で運行する列車を意味しています。

急行は「急行列車」の略称

急行は「急行列車」の略称ですが、路線バスに対しても使われることがあります。本来の「急行」であれば、急いで行くことを意味する言葉として使われます。

「準急行列車」の意味

急行を使った言葉として、「準急行列車」があります。これは、「準急列車」や「準急」と呼ばれ、英語では「Semi Express」と表記されます。停車駅が急行列車よりも多く、普通列車よりは少ない列車を指す言葉です。

準急には、「通勤準急」や、従来の準急よりも通過駅が少なく各駅停車区間が長い「区間準急」という派生種別もあり、過去には「準急A」や「準急B」と呼ばれる種別も存在していました。

急行の対義語

急行の対義語・反対語としては、ゆっくり進むことを意味する「緩行」、電車や自動車などが速度を落としてゆっくり進むことを意味する「徐行」があります。

急行の類語

急行の類語・類義語としては、主要な駅だけに停車して目的地に早く到着する列車を意味する「速達列車」、一般的な列車と比べて優れた設備を持つ列車を意味する「優等列車」があります。

特急の例文

1.先日、特急電車が停車した駅にてドアが開かずに出発したというトラブルが発生したらしい。
2.特急を逃したら鈍行に乗るしかないが、目的の駅に到着する時間が大幅に変わってしまう。
3.この仕事を超特急で仕上げてほしいと上司に言われて、残業を覚悟して取り組んだ。

この言葉がよく使われる場面としては、普通の急行列車よりも速く、主要な駅にだけ停車する列車を意味する時などが挙げられます。

例文3の「超特急」は、特急列車の中でも特に速い列車を意味することもありますが、ここでは物事を速く処理することを意味する言葉として使われています。

快速の例文

1.通勤時、快速に乗った方がいいのか分からなかったが、私が乗る区間であれば快速と普通列車に違いはなかった。
2.卓球の試合中継をたまたま目にした時、サーブで放たれた球が快速すぎて見えなかった。
3.今年プロ入りを果たした野球選手は、甲子園時代から快速球を投げることで有名らしい。

この言葉がよく使われる場面としては、停車駅を少なくして速く走る電車を意味する時などが挙げられます。

例文3の「快速球」とは、野球においてすばらしく速い球を意味する言葉です。

急行の例文

1.途中まで鈍行に乗って、途中で急行に乗り換えるのが一番速く目的地に到着する方法だった。
2.急行券を買って悠々と車内で駅弁を食べながら到着を待つことにするのも一興だと思っている。
3.後輩からトラブルの報告を受けたため、すぐに問題が発生した現場へと急行しなければならなかった。

この言葉がよく使われる場面としては、主要駅だけに停車して、高速で運行する列車を意味する時などが挙げられます。

例文2の「急行券」とは、急行料金を定めた運輸機関のサービスを受けることができるチケットです。座席指定の効力はないため、別途座席指定券を購入する必要があります。

特急と快速と急行どれを使うか迷った場合は、限られた主要駅に停車する列車を表す場合は「特急」を、停車駅が少ない列車を表す場合は「快速」を、主要駅に停車する列車を表す場合は「急行」を使うと覚えておけば間違いありません。

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