【頭打ち】と【高止まり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「頭打ち」(読み方:あたまうち)と「高止まり」(読み方:たかどまり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「頭打ち」と「高止まり」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「頭打ち」と「高止まり」の違い

「頭打ち」と「高止まり」の意味の違い

「頭打ち」と「高止まり」の違いを分かりやすく言うと、「頭打ち」とはこれ以上には上がらない状態のこと、「高止まり」とはこれ以上は下がらない状態のことという違いです。

「頭打ち」と「高止まり」の使い方の違い

一つ目の「頭打ち」を使った分かりやすい例としては、「生産量が頭打ちになってしまいました」「55歳で給料が頭打ちになりました」「SNSのフォロワーが頭打ちになりました」「スマートフォンの国内需要が頭打ちになる」などがあります。

二つ目の「高止まり」を使った分かりやすい例としては、「輸入量が減り牛肉の価格が高止まりしている」「今後も失業率が高止まりする可能性があります」「石油の価格が高止まりしていて困っている」「価格はもう少しで3ヶ月間高止まりしたままである」などがあります。

「頭打ち」と「高止まり」の使い分け方

「頭打ち」と「高止まり」は輸入や相場などの似た場面において使う言葉ですが、意味は異なっているので間違えないように注意しましょう。

「頭打ち」は物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になること、つまりこれ以上上がらないことを指しています。一方、「高止まり」は相場や価格などが高値のままで下がらない状態のことを指しているというのが違いです。

「頭打ち」と「高止まり」の英語表記の違い

「頭打ち」を英語にすると「peak」「reach ceiling」「leveling off」となり、例えば上記の「スマートフォンの国内需要が頭打ちになる」を英語にすると「Domestic demand for smartphone has peaked」となります。

一方、「高止まり」を英語にすると「remain high」となり、例えば上記の「価格はもう少しで3ヶ月間高止まりしたままである」を英語にすると「The price has remained high for almost three months」となります。

「頭打ち」の意味

「頭打ち」とは

「頭打ち」とは、物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になることを意味しています。

表現方法は「頭打ちする」「頭打ちになる」「頭打ち感」

「頭打ちする」「頭打ちになる」「頭打ち感」「頭打ち状態」などが、「頭打ち」を使った一般的な言い回しになります。

「頭打ち」の使い方

「頭打ち」を使った分かりやすい例としては、「ダイエットが頭打ちとなり体重が全く減りません」「スマートフォンの性能が頭打ち状態です」「弊社の求人は頭打ちになっている」「給料が頭打ちなので転職を考えています」などがあります。

「頭打ち」は元々金融業界の言葉で、上昇を続けてきた相場がそれ以上上がらなくなることの意味で使われていました。それが現代では一般に広まり、物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になることの意味で使う方が多くなっています。

「頭打ち」の「頭」とは人間の一番にあるものなので、それを比喩して最高点や天井として使っています。

「頭打ち」の類語

「頭打ち」の類語・類義語としては、 物価や相場などで目立った変動のない状態が続くことを意味する「横ばい」、物事の進行が止まって同じような状態が続くことを意味する「足踏み」、物事が順調に進まないことを意味する「停滞」などがあります。

「高止まり」の意味

「高止まり」とは

「高止まり」とは、相場や価格などが高値のままで下がらない状態のことを意味しています。

表現方法は「高止まりする」「高止まりになる」「高止まり感」

「高止まりする」「高止まりになる」「高止まり感」「高止まり状態」などが、「高止まり」を使った一般的な言い回しになります。

「高止まり」の使い方

「高止まり」を使った分かりやすい例としては、「輸入量が減りとうもろこしの価格が高止まりしている」「原油の価格は今後も高止まりすると見られている」「高止まりする失業率が問題になっています」などがあります。

「高止まり」は相場や価格などが高値のままで下がらない状態のことを意味しており、輸入関連や失業率などの様々な場面で使うことができる言葉です。

高止まりは元々金融業界で使われていた言葉ですが、現代では物事が高値のままで下がらない状態を表す一般的な言葉になっています。

「高止まり」の対義語

「高止まり」の対義語・反対語としては、相場や価格などの下落が止まることを意味する「下げ止まり」があります。

「高止まり」の類語

「高止まり」の類語・類義語としては、事態がよくなったり悪くなったりする状態のことを意味する「一進一退」、一定していて変わらないことを意味する「定常」などがあります。

「頭打ち」の例文

1.ここの駐輪場はどんなに使っても料金が500円で頭打ちとなっているから重宝しています。
2.とある原料の輸入が不可になってしまい、今年の生産が頭打ちになりました。
3.新商品をいくつを開発するも、売り上げが頭打ちなので困っています。
4.今の役職では給料が頭打ちなので、管理職への昇進を目指すことにしました。
5.オークションに出品したプロ野球選手のサイン入りボールが、100万円で頭打ちになりました。
6.勉強を続けている限り、水面下で成長し続けているのだから、たとえ成績が頭打ち状態だと感じたとしても、自暴自棄にならずにたんたんと勉強をし続けることが合格につながる。
7.今YouTubeの登録者数は50万人を境に頭打ちになっていることから、これ以上増やすにはどうしたらいいのかと日々試行錯誤しているのだ。
8.スマホが全世代に行き渡ったことで需要が頭打ちになった今、商品にどのように付加価値をつけるかが知恵の見せどころだろう。
9.わたしもすでに50代を迎えて給料も頭打ちになることが予想されるので、何か副業を始めて収入を上乗せしたいと思っていた。
10.仕事がうまくいって年収はウナギのぼりだったが、幸福感は年収1000万円を超えたところで頭打ちとなり、高所得者ってこんなものかと思うことさえあった。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「頭打ち」は給料や輸入関連などでよく使われている言葉です。

「高止まり」の例文

1.35度以上が連日続いてるので、熱中症で倒れる人が高止まりしている。
2.輸入量が減り豚肉の価格が高止まりしているので、豚しゃぶ定食の販売を中止しました。
3.我が国の失業率は先進国の中でも高止まりの状態なので、改善する必要があります。
4.駅員への暴力行為が高止まりとなっている現状を、改善しなければなりません。
5.世界的にコンテナ不足となっており、コンテナ運賃が高止まりしています。
6.高止まりする失業者数に専門家は警鐘を鳴らすが、それを声高に叫ばれたところで、この景気の悪さではどうすることもできないのが現状であって、そんなことは専門家でなくても薄々気付いているのだ。
7.原油価格が高止まりしているせいで、今度もガソリン代が増え続け家計を圧迫することも考えられるのでドライブは控えるようにしている。
8.失業率が高止まりするなかで政府は大規模な経済対策を打って、公立学校の無償化や、インフラ投資を推し進めていた。
9.高止まりした携帯料金の値下げをするために、政府がSIMフリーを推進したり各携帯会社に競争を促したりして値下げするように圧力をかけた。
10.連日の夏日にもかかわらずダムの水量は高止まりしているとのことで当分水不足の恐れはないとの見込みが出ている。

この言葉がよく使われる場面としては、相場や価格などが高値のままで下がらない状態のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「高止まり」は、失業や輸入関連などでよく使われている言葉です。

「頭打ち」と「高止まり」どちらの言葉を使うか迷った場合、物事が限界に達してこれ以上には向上しえない状態になることを表現したい時は「頭打ち」を、相場や価格などが高値のままで下がらない状態のことを表現したい時は「高止まり」を使うと覚えておきましょう。

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