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【体躯】と【体格】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「体躯」(読み方:たいく)と「体格」(読み方:たいかく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「体躯」と「体格」という言葉は、どちらも「からだ全体の様子」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




体躯と体格の違い

体躯と体格の意味の違い

体躯と体格の違いを分かりやすく言うと、体躯とは体格の改まった表現という違いです。

体躯と体格の使い方の違い

一つ目の体躯を使った分かりやすい例としては、「堂々たる体躯の人が訪ねてきた」「食事と運動で立派な体躯の青年になった」「力強い走りを思わせる体躯の車です」「大きな体躯ですが性格はおとなしい馬です」などがあります。

二つ目の体格を使った分かりやすい例としては、「体格のバランスを把握する」「体重と身長から体格指数を計算する」「体格がいい人と結婚したいです」「成長するにつれ男女の体格差が広がる」などがあります。

体躯と体格の使い分け方

体躯と体格という言葉は、どちらも人のからだ全体の様子を意味しますが、使い方には二つの違いがあります。

一点目は、「体躯」は「体格」の改まった言い方です。体躯は日常会話ではあまり使われない書き言葉ですが、体格は話し言葉でも書き言葉でも使われています。また、体格は「いい体格」「体格がよい」という言い回しがありますが、「いい体躯」「体躯がよい」とは言いません。

二点目は、「体格」は専ら人の体の様子について用いられますが、「体躯」は人の体だけでなく、機械や植物、乗り物などについても用いられています。上記の例文にある「体躯の車」の「体躯」を「体格」に置き換えることは出来ません。

体躯と体格の英語表記の違い

体躯も体格も英語にすると「physique」「build」「body」となり、例えば上記の「堂々たる体躯の人」を英語にすると「a man with a magnificent build」となります。

体躯の意味

体躯とは

体躯とは、からだ、からだつきを意味しています。

表現方法は「体躯が大きい」「体躯がいい」「堂々たる体躯」

「体躯が大きい」「体躯がいい」「堂々たる体躯」などが、体躯を使った一般的な言い回しです。

体躯の使い方

体躯を使った分かりやすい例としては、「バランスのいい体躯の持ち主だ」「体躯が大きい人種です」「体躯がいい兵士であった」「武道によって体躯を養う」「その予言者の体躯は細身でした」などがあります。

その他にも、「飛行機の体躯が少し傾いたようだ」「最も体躯が大きい動物は何でしょう」「体躯の曲線が美しい仏像です」「サクラの体躯が大きくねじれている」「ウシの矮小体躯症を予防する」などがあります。

体躯は体軀の異字体

体躯は「体軀」の異字体ですが、一般的には「体躯」と表記されます。

体躯という言葉の「躯」は身体や亡骸を表し、体躯とは身体や体つきを意味します。外から観た人体の様子だけでなく、動物の体つきや、樹木や乗り物の姿かたちを表す時にも用いられています。会話の中で使われることは少なく、主に文章を書く時に使われる書き言葉です。

体躯の読み方

体躯の読み方は「たいく」です。音の響きが似ているため「体育」と混同されることがありますが、こちらは「たいいく」が正しい読み方です。

体躯の類語

体躯の類語・類義語としては、肉づきや押し出しから見たからだの格好や姿を意味する「恰幅」、骨組みや肉づきなどから見た身体の形を意味する「体格」、筋肉と骨格を意味する「筋骨」、体格のかたちを意味する「体形」などがあります。

体格の意味

体格とは

体格とは、骨組み・肉づき・太り具合などから見た身体の形を意味しています。

表現方法は「体格がいい」「体格が小さい」「体格が大きい」

「体格がいい」「体格が小さい」「体格が大きい」などが、体格を使った一般的な言い回しです。

体格の使い方

体格を使った分かりやすい例としては、「体格がいい男性が好みです」「体格の大きい対戦相手に尻込みする」「体格偏差値を測定するツールです」「ネット上の体格診断ではぽっちゃりタイプになりました」などがあります。

その他にも、「ずいぶんと体格差のある夫婦だ」「体格指数で肥満の度合いが分かります」「女性に体格がいいと言うのは失礼ではないか」「体格特性を活かしたトレーニング法です」「人の体格が印象を左右する」などがあります。

体格とは、身体の外見的状態のことであり、身長や体重、胸囲や座高などの要素を総合したものを指す言葉です。体の骨組みや太り具合などの体つきのことで、「体格がいい」「いい体格」とは、身長や体重などが平均以上で、健康的ながっしりした体つきのことです。

「体格指数」の意味

上記の例文にある「体格指数」とは、体格のバランスを把握するための指標となる数値のことです。体重を身長で二度割った数値であるBMIや、子どもの肥満の程度を表すローレス指数など数種類の指数があります。

体格の類語

体格の類語・類義語としては、筋肉のつき方や骨格など外部に現れた身体の状況などを意味する「体付き」、身長やからだつきを意味する「背格好」、からだの肉のつき具合を意味する「肉付き」、やせ型や肥満型など体格の型を意味する「体型」などがあります。

体躯の例文

1.あの男は恰幅のいい体躯をしているわりに、気が小さいようだ。
2.英語は得意ですが、外国人との体躯の差にコンプレックスを感じるので海外に住みたいとは思いません。
3.私はよく「体格がいい」と言われるが、「体躯がいい」とは言われたことは一度もありません。
4.彼は恵まれた体躯の持ち主なのに、その使い方が下手なのかスポーツは全般的に苦手らしい。
5.この車はコンパクトな体躯ながら、最新の運転支援システムを備えています。

この言葉がよく使われる場面としては、身体、体つきを表現したい時などが挙げられます。

体躯という言葉は、例文1から例文4にあるように人の体つきを表すことが多い言葉です。この場合、「体躯」を「体格」という言葉に置き換えることが出来ます。例文5の体躯は、車体を指しているため、「体格」に置き換えることは出来ません。

体格の例文

1.同じ身長体重でも、人それぞれ体格には違いがあります。
2.こちらの枕はサイズが3種類あるので、体格に合わせてお選びいただけます。
3.私はよく「体格がいい」と言われますが、その度に嫌な気持ちになります。
4.私の体格はウェーブ型なのですが、洋服でおすすめのデザインや素材はありますか。
5.スポーツによっては、体格が小さいことが有利に働くことがあります。

この言葉がよく使われる場面としては、骨格や筋肉および皮下脂肪などを指標とした身体の外観的状態を表現したい時などが挙げられます。

例文3の「体格がいい」「体格がいい」という表現は、発育が良いという良い意味で使われることが多いのですが、瘦せ型志向の女性には悪い意味で受け取られることがあります。例文4にある「ウェーブ型の体格」とは、華奢で曲線を描くような女性らしいボディラインのことです。

体躯と体格という言葉は、どちらも外から見た身体の様子を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、改まった表現をしたい時は「体躯」を、日常会話の中で表現したい時は「体格」を使うようにしましょう。

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