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【ご返答】と【ご回答】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ご返答」(読み方:ごへんとう)と「ご回答」(読み方:ごかいとう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ご返答」と「ご回答」という言葉は、どちらも答えることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「ご返答」と「ご回答」の違い

「ご返答」と「ご回答」の意味の違い

「ご返答」と「ご回答」の違いを分かりやすく言うと、「ご返答」とは相手の問いや呼びかけに対して答えること、「ご回答」とは相手の質問や要求に答えることという違いです。

「ご返答」と「ご回答」の使い方の違い

一つ目の「ご返答」を使った分かりやすい例としては、「明日までにご返答させていただきます」「ご返答のほどよろしくお願いいたします」「この度はお忙しい中ご返答いただき誠にありがとうございました」などがあります。

二つ目の「ご回答」を使った分かりやすい例としては、「今週中にご回答いただけると幸いです」「アンケートにご回答いただきありがとうございました」「この件については私が責任を持ってご回答いたします」「社長は早急にご回答を迫られている」などがあります。

「ご返答」と「ご回答」の使い分け方

「ご返答」と「ご回答」は、どちらも答えることという似た意味を持つ言葉なので明確な使い分け難しいですが、違いがあると覚えておきましょう。

「ご返答」は相手の問いや呼びかけに対して答えること、つまり返事をするというニュアンスで使います。一方、「ご回答」は相手の質問や要求に答えること、つまり意味のある答えを返すというニュアンスで使うというのが違いです。

そのため、文書などによる正式なお返事の場合は、「ご回答」の方がよく使われています。

「ご返答」と「ご回答」の英語表記の違い

「ご返答」も「ご回答」も英語にすると「answer」「reply」「response」となり、例えば上記の「社長は早急にご回答を迫られている」を英語にすると「Chief executive officer is being pressed for an immediate answer」となります。

「ご返答」の意味

「ご返答」とは

「ご返答」とは、相手の問いや呼びかけに対して答えることを意味しています。

表現方法は「ご返答ありがとうございます」「ご返答いただければ幸いです」

「ご返答ありがとうございます」「ご返答いただければ幸いです」「ご返答お待ちしております」「ご返答が遅くなり」「ご返答の程よろしくお願いいたします」などが、「ご返答」を使った一般的な言い回しになります。

「ご返答」の使い方

「ご返答」を使った分かりやすい例としては、「ご多忙の折大変恐縮ですが、ご返答いただければ幸いです」「ご返答が遅れてしまい大変申し訳ございません」「次回の日程ついては改めてご返答いたします」「詳細が確認でき次第ご返答いたします」などがあります。

「ご返答」は問いや呼びかけに対して答えることを意味する「返答」に、接頭語の「ご」が付いた敬語表現です。ただし、「ご返答が遅れてしまい大変申し訳ございません」のように、「ご返答」だけではなく、その前後の文章も敬語にする必要があります。

また、「ご返答」は敬語表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対しても使うことが可能です。

「ご返答」は相手の問いや呼びかけに対して答えることが一般的ですが、「詳細が分かり次第ご返答いたします」「社内で検討した上で追ってご返答申し上げます」のように、自分から返事をする状況でも使うことが可能です。

「ご返答」の類語

「ご返答」の類語・類義語としては、返事の手紙や電子メールを送ることを意味する「ご返信」、呼びかけに対して答える言葉のことを意味する「ご返事」、問いかけや呼びかけに答えることを意味する「応答」などがあります。

「ご回答」の意味

「ご回答」とは

「ご回答」とは、相手の質問や要求に答えることを意味しています。

表現方法は「ご回答ありがとうございます」「ご回答いただけますでしょうか」

「ご回答ありがとうございます」「ご回答いただけますでしょうか」「ご回答できません」「ご回答申し上げます」「ご回答いただき」「ご回答いただけると」などが、「ご回答」を使った一般的な言い回しになります。

「ご回答」の使い方

「ご回答」を使った分かりやすい例としては、「ヒーローインタビューへのご回答ありがとうございました」「この件に関しては私がご回答いたします」「ご多忙の折大変恐縮ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。」などがあります。

「ご回答」は質問や要求に答えることを意味する「回答」に、接頭語の「ご」が付いた敬語表現です。ただし、「ご回答が遅れてしまい大変申し訳ございません」のように、「ご回答」だけではなく、その前後の文章も敬語にする必要があります。

また、「ご回答」は敬語表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対しても使うことが可能です。

「ご回答」と同じ読み方で「ご解答」という言葉がありますが、「ご解答」は問題を解いて答えを出すことを意味しており、「ご回答」と意味は異なっているので混同しないように注意しましょう。

「ご回答」の類語

「ご回答」の類語・類義語としては、ある働きかけに応じて起こる物事の動きのことを意味する「反応」、上司の問いに対して意見を申し述べることを意味する「答申」、問題を解いて答えを出すことを意味する「ご解答」などがあります。

「ご返答」の例文

1.ご多忙のところ大変申し訳ありませんが、今週末までにご返答いただければ幸いです。
2.お問い合わせをいただきました件につきましては、詳細が分かり次第ご返答いたします。
3.出欠に関しましては、今月中にご返答くださいますようお願い申し上げます。
4.この件に関しては、社内会議で検討した上で追ってご返答申し上げます。
5.ご多忙の折大変恐縮ですが、ご返答のほどよろしくお願いいたします。
6.9月10日付でお送りしたメールの内容につきまして、ご確認いただけましたでしょうか。ご案内の通り、本日中にご返答いただけない場合、お取り置きはいったんキャンセルとさせていただきますので予めご了承ください。
7.ご返答いただいた内容に関しまして、確認のためこちらからお電話をさせていただきたいのですが、今日の午後でご都合のいい時間帯がありますでしょうか。
8.あなたたちのご返答次第によっては、こちら側も態度を軟化させる用意があるのだがね。
9.該当サイトについて説明を要請いたしましたが、期日内にご返答いただけなかったので強制削除させていただきました。
10.プロジェクトのご依頼の詳細につきましてご返答いただきまして誠にありがとうございます。

この言葉がよく使われる場面としては、相手の問いや呼びかけに対して答えることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「ご返答」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「ご回答」の例文

1.学生の皆様を対象にアンケートを実地いたします。恐れ入りますが今月末までにご回答ください。
2.取引先の方からご回答を頂戴しましたので、社内メールにて共有いたします。
3.アンケートにご回答いただくと、抽選で3泊4日の沖縄旅行が当たります。
4.今週末までにご回答させていただきますので、今しばらくお待ちください。
5.ご多忙のところ大変申し訳ありませんが、明日までにご回答いただければ幸いです。
6.当サポートセンターにおきましては、ファンクラブの運営内容およびアーティスト本人に関わるご質問につきましては、ご回答いたしかねる場合がございます。
7.先日は迅速かつご丁寧なご回答をいただきまして、まことにありがとうございました。内容につきましては承知いたしました。
8.アンケート調査のご回答ありがとうございます。これはお礼の商品券ですのでどうぞお受け取り下さいませ。
9.お客様のアカウントに不審な点が見られたため、一時的にアカウントを停止しております。恐れ入りますが下記にご回答いただきますようお願いいたします。
10.わたしの質問に対して師匠から率直なご回答をいただいてからは、己の未熟さを反省して修練を怠らないように努めた。

この言葉がよく使われる場面としては、相手の質問や要求に答えることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「ご回答」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「ご返答」と「ご回答」はどちらも答えることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、相手の問いや呼びかけに対して答える時は「ご返答」を、相手の質問や要求に答える時は「ご回答」を使うと覚えておきましょう。

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