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【新転地】と【新天地】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「しんてんち」という読み方の「新転地」と「新天地」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「新転地」と「新天地」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




新転地と新天地の違い

新転地は新天地の間違い

新転地と新天地の違いを分かりやすく言うと、新転地とは新天地の間違った使い方、新天地とは新しい環境や新しい活躍の場所のことです。

新転地は誤字

一般的には新転地という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、新天地のことを間違えて新転地を使っている人がほとんどです。

新天地のことを新転地と間違える理由としては、療養などのために他の土地に移り住むことの転地と意味が似ているのが原因になります。

新天地は、新しい環境や新しい活躍の場所のことを意味しているため、似た意味の転地と混同しやすいですが、新転地という言葉は存在しないので、間違って使わないようにしましょう。

新天地は正しい日本語

正しい言葉である新天地を使った分かりやすい例としては、「新天地でも頑張ってください」「新天地の生活に慣れるまでは大変です」「新天地でのご活躍を楽しみにしております」「新天地でもお体に気を付けてお過ごしください」「新たなクラブが新天地候補として挙げられた」などがあります。

新天地という言葉はあっても、新転地という言葉は存在しません。同時に新天地という単語の意味について「新しい環境や新しい活躍の場所のこと」と覚えておきましょう。

新天地の英語表記

新天地を英語にすると「new world」「new field of activity」となり、例えば上記の「新天地でも頑張ってください」を英語にすると「Good luck in your new world」となります。

新転地の意味

新転地とは

新転地とは、新天地の間違った使われ方です。

新転地という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、新天地と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

転地の意味

新転地という言葉はないのですが、似た言葉の転地は辞書に載っています。転地とは、療養などのために他の土地に移り住むことを意味しています。

新転地の転の字を使った別の言葉としては、位置や住所などを変えることを意味する「移転」、状況が良い方へ向かうことを意味する「好転」、同じ組織の中で他の職務または任地に変わることを意味する「転任」、職業を変えることを意味する「転職」などがあります。

新天地の意味

新天地とは

新天地とは、新しい環境や新しい活躍の場所のことを意味しています。

新天地の使い方

新天地を使った分かりやすい例としては、「新天地でのご活躍を期待しています」「新天地でも頑張りたいと思います」「新天地でも心身ともに健康で充実した毎日をお過ごしください」「新天地の生活にやっと慣れてきた」などがあります。

その他にも、「新天地での益々のご活躍を祈念しております」「活躍を続ける若手の新天地候補に有名クラブの名前が挙がった」「心機一転して新天地での飛躍を目指す」「新天地での生活がスタートしました」などがあります。

新天地は、新しい環境や新しい活躍の場所のことを意味しているため、異動や転勤などのビジネスシーンで使われることが多いです。また、引っ越しした場合など、日常生活でも使われています。

目上の人には「新天地でのご活躍を心よりお祈りしております」

ビジネスシーンにおいて、「新天地でのご活躍を心よりお祈りしております」「新天地でのご活躍をご祈念申し上げます」などと表現する場合は、丁寧な言い回しなので目上の人に使っても問題ありません。

同僚や部下には「新天地での活躍を期待しています」

また、同僚や部下などに対して使う場合は、「新天地での活躍を期待しています」「新天地でも頑張ってください」などのようなフランクな言い回しをすることも可能です。

表現方法は「新天地でのご活躍」「新天地でも頑張って」「新天地でもお体に気をつけて」

「新天地でのご活躍」「新天地でも頑張って」「新天地でもお体に気をつけて」「新天地での生活」などが、新天地を使った一般的な表現方法になります。

新天地の類語

新天地の類語・類義語としては、新しく生活したり活動したりする場所のことを意味する「新世界」があります。

新天地の新の字を使った別の言葉としては、新しく開墾した土地のことを意味する「新開地」、新しく始まる学期のことを意味する「新学期」、新しく事をすることを意味する「新規」、新しい住まいのことを意味する「新居」などがあります。

新転地の例文

1.新転地という言葉は存在しないので、おそらく新天地の言い間違いだろう。
2.新天地という言葉は新しい環境や新しい活躍の場所のことで、新転地という言葉はない。
3.新転地という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.新転地でのご活躍お祈り申し上げますという言葉を使う人はいるが、正しくは新天地でのご活躍お祈り申し上げますです。
5.新天地でもお元気でという言葉はあるが、新転地でもお元気でという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、新天地という言葉を間違えて新転地と表現している時などが挙げられます。

新転地という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、新天地を間違えて使っている可能性が高い言葉です。

新転地という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、新転地ではなく、新天地と表現するのが正しい使い方です。

新天地の例文

1.新天地でもお体に気をつけて頑張ってください。
2.新天地のご活躍を陰ながらお祈りさせていただきます。
3.先月から新天地での生活をしているが、慣れるまではもう少し時間がかかりそうです。
4.新天地におかれましても、更なるご活躍をお祈りしております。
5.新天地でもその明るさと優しさを活かして頑張ってください。
6.地方への転勤が決まり、送別会で上司が「新天地でのご活躍を…」などと挨拶してくれたが、この人事が事実上左遷であるのは皆知っている。
7.社会人となり、念願の一人暮らしを始めた。新天地での第一歩はまず良いスーパーとコーヒーの美味しいカフェを見つけることである。
8.幼な子二人を連れて夫の転勤で海外へ引っ越したが、新天地での生活が落ち着いたのは引っ越してから二、三ヶ月経った頃だった。
9.源義経は奥州で自害したのではなく新天地を求めて大陸へ渡った、という説にはロマンがある。

この言葉がよく使われる場面としては、新しい環境や新しい活躍の場所のことを表現したい時などが挙げられます。

新天地は、ビジネスシーンの異動や転勤の際に使われる言葉で、目上の人にも目下の人に対しても使うことができます。

ただし、目上の人に対して使う場合は、例文2や例文4のような丁寧な言い回しをするようにしましょう。同僚や目下の人に対して使う場合は、例文1のようなフランクな言い回しでも問題ありません。

新転地と新天地どちらを使うか迷った場合は、新転地は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の新天地を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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