【分かれる】と【別れる】の意味の違いと使い方の例文

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同じ「わかれる」という読み方、似た意味を持つ「分かれる」と「別れる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「分かれる」と「別れる」という言葉は、どちらも別々になることを意味するという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



「分かれる」と「別れる」の違い

「分かれる」と「別れる」の意味の違い

分かれると別れるの違いを分かりやすく言うと、分かれるとは物と物が別々になることを意味していて、別れるとは親しい人たちが別々になることを意味しているという違いです。分かれると別れるの違いは、そこに込められている親愛の情の程度の違いです。

「分かれる」と「別れる」の使い分け方

分かれるは「本体から付属品が分かれてどこに行ったか分からなくなった」や「二手に分かれて探す」のように、親愛の情が込められていません。

それに対して別れるは、「恋人と別れる」や「幼い頃に母と別れてしまった」や「駅で友達と別れた」のように、親しい人と別々になるという意味を持ちます。

別れるは「今生の別れ」(読み方:こんじょうのわかれ)という言葉があるように、離れてしまうと生半可なことでは再び一緒になることが出来ないような状況を表現することもあります。

なお、「別々」(読み方:べつべつ)は「分かれる」と「別れる」のどちらを表現することも出来ます。例えば「道が分かれている」は「別々の道」ということで、「満州で家族が別れた」は「家族が別々になった」ということです。

「分かれる」の意味

「分かれる」とは

分かれるとは、一つだった物が二つ以上の別々の物になることを意味しています。

表現方法は「意見が分かれる」「二手に分かれる」「グループに分かれる」

「意見が分かれる」「二手に分かれる」「グループに分かれる」「好みが分かれる」などが、分かれるを使った一般的な言い回しです。

「分かれる」の使い方

例えば「道が分かれる」や「二手に分かれる」などの状況を考えてみて下さい。

分かれるは、物と物の関係に対して使われることが多い言葉です。そのため、分かれることに対して何らかの感情が生じることを連想させません。別れるが悲しみの感情と切り離せない言葉であるのとは、この点で大きく異なっています。

人と人の関係に対しても、例えば「効率的に探索するために、僕たちはここで二手に分かれることにした」というように使われることはありますが、感情を揺さぶるような意味を持っていないことに変わりはありません。

物が二つに分かれる以外の意味としては、「分かれる」は「全体の中に区別が生じる」という意味で使われることがあります。例えば「クラスが三つのグループに分かれる」や「この楽曲は全部で四楽章に分かれている」というような時の「分かれる」です。

さらに、「差異が生まれる」という意味の「分かれる」もあります。例えば「議論をしているうちに次第に意見が分かれていった」という文言では、この意味での「分かれる」が用いられています。

以上、「分かれる」という言葉には、細かく分けると三つの意味がありますが、「一つだった物が二つ以上の別々の物になる」という意味のバリエーションでしかないので、あまり難しく考えなくても大丈夫です。

「分かれる」の対義語

分かれるの対義語・反対語としては、二つの物がお互いに関係を持つことを意味する「繋がる」、二つも物が結びついて一つになることを意味する「結合」「合一」などがあります。

「分かれる」の類語

分かれるの類語・類義語としては、一緒になっていたものが別々の場所になることを意味する「離れる」、二つを繋ぐものが損なわれることを意味する「断たれる」、意見が一致しないことを意味する「食い違う」などがあります。

分かれるの分の字を使った別の言葉としては、物と物が別々になって離れることを意味する「分離」、複雑な物を考えるために基礎的な要素に分けることを意味する「分解」、同じ種類の物をまとめ、ちがう種類の物を分けることを意味する「分類」などがあります。

「別れる」の意味

「別れる」とは

別れるとは、親しい人と離れることを意味しています。

表現方法は「彼氏と別れる」「彼女と別れる」「友達と別れる」

「彼氏と別れる」「彼女と別れる」「友達と別れる」などが、別れるを使った一般的な言い回しです。

「別れる」の使い方

別れるは物ではなく、人と人との関係を表現する言葉です。

下校時に途中まで一緒に帰って、ある場所で「わかれる」ことは「別れる」と表記します。その他「駅で友達と別れる」や「家に帰るので野良猫と別れる」や「今日は別れて行動しよう。集合は夕方の5時ね」などのように使われます。

「別れる」にはもっと深刻な事態を示す使い方もあります。例えば「人が亡くなる」ことを「その人と別れる」と言い換えることが出来ます。逝去した人に別れを告げることを意味する「告別」という言葉を考えてみて下さい。

さらに、離婚したり恋愛関係を解消することを「別れる」ということもあります。これらの別れるは、往々にして場所が遠くなることを伴いますが、心の距離が離れるというのが、もっと本質的な意味です。

「別れる」の対義語

別れるの対義語・反対語としては、場所を決めて対面することを意味する「会う」があります。

「別れる」の類語

別れるの類語・類義語としては、親しい人と別れることを意味する「別離」、愛着のあるものから決意をもって離れることを意味する「決別」、見送ることを意味する「送別」、ある物と別の物の差異を見極めることを意味する「区別」などがあります。

区別は人ではなく物に対しても使われる言葉ですが、別の字を熟語に組み込むと物に対しても使うことが出来るようになります。例えば「別々」は「別々の道」、「別々の服」、「別々の趣味」など、物の違いを表現することが出来る言葉です。

「分かれる」の例文

1.作業を分担するために、グループに分かれるのが良いだろう。
2.テレビでタレントが付けていた、真ん中でパッカリ分かれるメガネが欲しいと思った。
3.つい先日人事異動が発表されて、僕は人事課、彼は営業課に分かれることになった。
4.この小説は、全体が三部に分かれていて、それぞれがとても長く、読み切るのだけで一苦労なんだ。
5.今日のディベートの授業のお題は、発表された時から意見が分かれるテーマだなと感じていた。

この言葉がよく使われる場面としては、ひとまとまりの物を二つ以上に分けることを表現したい時などが挙げられます。「分かれる」は物に対して使われますが、「グループ分け」など、人の集団に対して使われることもあります。例文では1と3がそうです。

分かれるという言葉には、「ひとまとまりの物が二つ以上になること」(例文1、2、3)「ひとまとまりの物の中に区別・区分が出来ること」(例文4)「差異が生じること」(例文5)の三つの意味がありますが、どれも「1が2以上」になることです。

「別れる」の例文

1.彼氏と別れるべきか、夜も眠れないほど悩んでいる。
2.別れる理由ならいくらでも挙げられるけれど、別れる時の言葉の言い方が思いつかない。
3.彼女が付き合っている人と別れる前兆は、今思えば確かにあった。
4.好きだけど別れるほうがお互いのためになると感じてしまった。
5.あぁ・・・これは別れる前のカップルだな、というカップルのテーブルの近くの席になってしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、親しい人と別れることを表現したい時などが挙げられます。「別れる」という言葉で一番真っ先に連想されるのは、恋人との関係を解消することです。例文は全てそれにまつわるものになっています。

家族、夫婦、恋人などが生半可なことでは再び一緒になることは出来ないという、重い意味を持つのが「別れる」という言葉ですが、「駅で友達と別れる」のように軽い意味で使われることも多いので、心に留めておくようにしましょう。

分かれるという言葉にも人に関係する意味がありますが、「別れる」は「大切な人と別れること」で、「分かれる」は「グループに分かれること」だと考えれば、二つの言葉の混同を避けることが出来ます。

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