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【昼行灯】と【木偶の坊】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「昼行灯」(読み方:ひるあんどん)と「木偶の坊」(読み方:でくのぼう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「昼行灯」と「木偶の坊」という言葉は、どちらも役に立たない人のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「昼行灯」と「木偶の坊」の違い

「昼行灯」と「木偶の坊」の意味の違い

「昼行灯」と「木偶の坊」の違いを分かりやすく言うと、「昼行灯」とは人の言いなりになっている人という意味を持っていない、「木偶の坊」とは人の言いなりになっている人という意味を持っているという違いです。

「昼行灯」と「木偶の坊」の使い方の違い

一つ目の「昼行灯」を使った分かりやすい例としては、「彼女は昼行灯を装っているだけで本当は優秀な人材です」「係長は昼行灯だとみんな陰で言っている」「昼行灯と言われないように気を付けよう」「彼女はまるで昼行灯です」などがあります。

二つ目の「木偶の坊」を使った分かりやすい例としては、「新しく入部した人が木偶の坊でがっかりです」「この木偶の坊めと言われてしまいました」「木偶の坊と言われないために仕事を頑張ろう」「木偶の坊にならないようにしよう」などがあります。

「昼行灯」と「木偶の坊」の使い分け方

「昼行灯」と「木偶の坊」はどちらも役に立たない人のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「昼行灯」は人の言いなりになっている人という意味を持っていないという意味を持っていないので、役に立たない人の意味でしか使いません。

一方、「木偶の坊」は人の言いなりになっている人という意味を持っているので、「あの人は彼の木偶の坊だ」のような使い方もできるというのが違いになります。

「昼行灯」と「木偶の坊」の英語表記の違い

「昼行灯」を英語にすると「dunce」「blockhead」「inattentive person」「lantern at noon」となり、例えば上記の「彼女はまるで昼行灯です」を英語にすると「She is about as useful as a lamp in broad daylight」となります。

一方、「木偶の坊」を英語にすると「useless」「dunce」「puppet」となり、例えば上記の「木偶の坊にならないようにしよう」を英語にすると「You don’t have to be useless」となります。

「昼行灯」の意味

「昼行灯」とは

「昼行灯」とは、役に立たない人を嘲って言うことを意味しています。

「昼行灯」の読み方

「ひるあんどん」の読み方は「ひるあんどん」です。誤って「ひるぎょうどん」「ちゅうこうどん」「ひるこうどん」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「昼行灯な人」「昼行灯を装う」「昼行灯転じて」

「昼行灯な人」「昼行灯を装う」「昼行灯転じて」などが、昼行灯を使った一般的な言い回しです。

「昼行灯」の使い方

「昼行灯」を使った分かりやすい例としては、「彼は目標を達成した途端すっかり昼行灯になってしまいました」「部長は昼行灯と思いきや実は策士です」「私は仕事ができないので昼行灯とみんなから馬鹿にされています」などがあります。

「昼行灯」は役に立たない人を嘲って言うことという他人を罵る言葉なので、マイナスなイメージでしか使いません。そのため、ビジネスシーンなどで使うのはあまり好ましくないでしょう。

「昼行灯」の由来

「昼行灯」の由来は昼に行灯を点けることです。行灯とは、木などで枠を作って紙を張り中に油皿を置いて点灯する小型の照明器具になります。この行灯を明るい昼に点けても何の役にも立たないことが転じて、役に立たない人を嘲って言うことを「昼行灯」というようになりました。

「昼行灯」の類語

「昼行灯」の類語・類義語としては、体ばかり大きくて役に立たない人のことを意味する「独活の大木」(読み方:うどのたいぼく)、不要なことや無駄なことを意味する「月夜に提灯」(読み方:つきよにちょうちん)などがあります。

「木偶の坊」の意味

「木偶の坊」とは

「木偶の坊」とは、役に立たない人や人の言いなりになっている人を罵って言うことを意味しています。

「木偶の坊」の読み方

「木偶の坊」の読み方は「でくのぼう」です。誤って「きぐうのぼう」「もくぐうのぼう」などと読まないようにしましょう。

「木偶の坊」の使い方

「木偶の坊」を使った分かりやすい例としては、「彼はみんなから木偶の坊と呼ばれている」「あの監督は選手を育てる能力がないただの木偶の坊だ」「私を木偶の坊扱いした人を見返してやりたいです」などがあります。

「木偶の坊」は役に立たない人を嘲って言うことという他人を罵る言葉なので、マイナスなイメージでしか使いません。そのため、ビジネスシーンなどで使うのはあまり好ましくないでしょう。

また、人の言いなりになっている人、つまり言われてことしかできない人などを罵る場合にも使います。

「木偶の坊」の由来

「木偶の坊」の由来は平安時代に作られた木彫りの操り人形です。この木彫りの操り人形のことは「木偶」と呼ばれていました。操り人形は人に操られるだけで自分で何もすることができないので、これが転じて役に立たない人のことを「木偶の坊」と言うようになりました。

「木偶の坊」の類語

「木偶の坊」の類語・類義語としては、愚かな人のことを意味する「あほんだら」、役に立たない愚か者のことを意味する「与太郎」(読み方:よたろう)、体ばかり大きくて素早く行動できず人より遅れを取ってしまうことを意味する「大男の殿」(読み方:おおとこのしんがり)などがあります。

「昼行灯」の例文

1.新しく配属された部署の上司が昼行灯しかいなくて困っています。
2.彼は昼行灯を装っているが、元々は有能なエリート社員でした。
3.周りから昼行灯と噂されているので、見返すために仕事を一生懸命頑張っています。
4.仕事で大きな失敗をし、昼行灯が集められる部署へ異動になったので、出世街道から外れてしまいました。
5.彼女は昼行灯のような振りをしているが、実は策士なのでそのような失敗に気づかないはずはありません。

この言葉がよく使われる場面としては、役に立たない人を嘲って言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「昼行灯」はマイナスなイメージで使われている言葉です。

「木偶の坊」の例文

1.いつの間にか言われたことしかできない、木偶の坊のような人間になってしまいました。
2.彼は体がでかいだけの木偶の坊なのに、なぜ日本代表に選出されているのだろうか。
3.木偶の坊と言われないために、練習が終わった後も居残り練習を続けています。
4.私は接客業に向いていません。何故ならお客さんを引き込む話術がない木偶の坊だからです。
5.木偶の坊と言われて悔しかったので、一生懸命仕事を頑張ったら自分の能力の活かし方を知ることができました。

この言葉がよく使われる場面としては、役に立たない人や人の言いなりになっている人を罵って言うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「木偶の坊」はマイナスなイメージで使われている言葉です。

「昼行灯」と「木偶の坊」はどちちらも役に立たない人のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、人の言いなりになっている人という意味を持っていないのが「昼行灯」、人の言いなりになっている人という意味を持っているのが「木偶の坊」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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