【実家】と【生家】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「実家」(読み方:じっか)と「生家」(読み方:せいか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「実家」と「生家」という言葉は、どちらも生まれた家を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



実家と生家の違い

実家と生家の意味の違い

実家と生家の違いを分かりやすく言うと、実家は親や家族が住む家を意味しており、生家は家という建物自体を意味しているという違いです。

実家と生家の使い方の違い

一つ目の実家を使った分かりやすい例としては、「実家の近くで一人暮らしを始める」「実家は地方都市にある」「実家の浴室の水漏れを修理する」「実家に帰省する」「実家に帰りづらくなった」などがあります。

二つ目の生家を使った分かりやすい例としては、「有名な文豪の生家」「与謝野晶子の生家跡は堺市にある」「チャーチル元首相の生家は宮殿だ」「生家は代々呉服店を営んでいた」「彼の生家はイギリスにある」などがあります。

実家と生家の使い分け方

実家と生家はどちらも生まれた家という意味なのですが、使い方は微妙に異なります。実家は親や家族が住む家という意味を持っています。特に、離れた場所で暮らす場合に親や家族が住んでいる家を指して使うことが多くあります。

一方、生家は生まれた家という建物を意味しています。親や家族が住んでいるかどうかは関係ありません。

つまり、生家に親や家族が住んでいる場合は実家であると言えます。逆に、生家を売却するなどして親や家族が引っ越してしまった場合は生家とは言えますが、実家とは言えません。

実家と生家の英語表記の違い

実家を英語にすると「parents’home」となり、「実家に帰る」は「go back to parents’home」になります。一方、生家を英語にすると「birthplace」となり、例えば上記の「文豪の生家」を英語にすると「great writer’s birthplace」となります。

実家の意味

実家とは

実家とは、親や家族が住んでいる家を意味しています。

表現方法は「実家に帰る」「実家に帰省する」「実家に仕送りする」

「実家に帰る」「実家に帰省する」「実家に仕送りする」などが、実家を使った一般的な言い回しです。

実家の使い方

実家を使った分かりやすい例としては、「実家の片付けが進まない」「実家暮らしが心地よい」「妻が実家から戻らない」「実家に帰省する費用がない」「実家とアパートを行き来する」「実家を出て一人暮らしを始める」などがあります。

その他にも、「実家に寄り付かない」「実家をリフォームする」「子供を実家でみてもらう」「実家の断捨離を手伝う」「家族を連れて実家に帰る」「実家にお土産を買う」「実家になかなか帰れない」などがあります。

実家は生まれた家という意味を持っていますが、特に結婚や養子縁組または一人暮らしによって離れた場所で暮らす場合に、両親や家族が住んでいる家を指して使います。

「実家暮らし」の意味

成人しても両親と一緒に暮らすことを「実家暮らし」と表現します。

実家の対義語

実家の対義語・反対語としては、養子縁組によって入籍した家を意味する「養家」があります。

実家の類語

実家の類語・類義語としては、自分の家のことを意味する「我が家」や「マイホーム」、自分の生活の本拠となっている家のことを意味する「自宅」などがあります。

実の字を使った別の言葉としては、実際に起こった事柄を意味する「事実」、確かで間違いがないことを意味する「確実」、中身や内容が中に満ちていることを意味する「充実」などがあります。

生家の意味

生家とは

生家とは、生まれた家を意味しています。

表現方法は「生家を訪ねる」「生家を訪れる」

「生家を訪ねる」「生家を訪れる」などが、生家を使った一般的な言い回しです。

生家の使い方

生家を使った分かりやすい例としては、「宮沢賢治の生家は岩手県花巻市にある」「生家は染物屋を営んでいた」「生家を更地にする」「著名人の生家跡を巡るのが趣味である」「写真をもとに生家を復元した」などがあります。

その他にも、「生家は由緒ある家柄だ」「野口英世の生家は猪苗代湖の近くにある」「生家跡を町に寄贈した」「父の生家を訪ねる」「生家を飛び出して来た」「生家は山里はなれた場所にある」などがあります。

生家は生まれた家という意味がありますが、特に家という建物自体を意味します。また、生家は第三者の生まれた家をいう場合にのみに使います。「私の生家は…」などとは使わず、「彼の生家は…」などと使います。

生家の対義語

生家の対義語・反対語としては、養子縁組によって入籍した家を意味する「養家」があります。

生家の類語

生家の類語・類義語としては、親や家族が住んでいる家を意味する「実家」、妻や奉公人などの生まれた家を意味する「里」などがあります。

生の字を使った別の言葉としては、人が生まれることを意味する「出生」、人がこの世に生きている間を意味する「人生」、共に同じ所で生活することを意味する「共生」などがあります。

実家の例文

1.家族や友人がいない土地で生活していて寂しいので、休みの日は実家に帰りたいと思う。
2.親がとても口うるさいので実家を出て一人暮らしがしたいと常々考えている。
3.実家暮らしは一人暮らしに比べて「お金を貯めやすい」と言われているが、思うようには貯まらない。
4.妻はお盆や正月など連休の度に子供を連れて帰省し、実家で過ごしてなかなか帰って来ない。
5.彼女は両親が他界しており兄弟も元よりいないので、帰る実家がない。

この言葉がよく使われる場面としては、親や家族が住んでいる家を表現したい時などが挙げられます。

例文3で使われている「実家暮らし」とは一人暮らしと対比して、実家で暮らしていることを表します。そもそも実家とは、結婚や一人暮らしなどにより離れて暮らしている場合に両親や家族が住んでいる家を表していましたが、近年は一人暮らしと対比して使われるようになりました。

生家の例文

1.去年の夏に岡山旅行をした際、宮本武蔵の生家跡を家族で訪れた。
2.2010年にジョン万次郎の生誕地である土佐清水市中浜に生家が復元された。
3.「いだてん」の主人公の生家の金栗四三の生家は代々酒造業を営む旧家であった。
4.シェイクスピアの生家は小さな博物館として一般公開されていおり、人気の観光名所となっている。
5.彼の生家は、世界遺産になった富岡製糸場のある群馬県富岡市の山あいにあります。

この言葉がよく使われる場面としては、その人が生まれた家を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4のように生家は歴史上の偉人が生まれた家を表す時に多く使われます。また、例文5のように現在形でも使われますが、親や家族が住んでいるか否かに関係なく家という建物を表しています。

実家は日常生活でよく使われる言葉です。実家は親や家族が住む家、生家は家という建物自体を意味することを念頭に置いて使い分ければ間違いないでしょう。

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