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【退職金】と【慰労金】と【功労金】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「退職金」(読み方:たいしょくきん)と「慰労金」(読み方:いろうきん)と「功労金」(読み方:こうろうきん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「退職金」と「慰労金」と「功労金」という言葉は、会社から労働者に対して支払われる金銭という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




退職金と慰労金と功労金の違い

退職金と慰労金と功労金の意味の違い

退職金と慰労金と功労金の違いを分かりやすく言うと、退職金は退職する際に受け取る金銭を表す時に使い、慰労金は作業環境の危険度に左右される金銭を表す時に使い、功労金は実績に左右される金銭を表す時に使うという違いです。

退職金と慰労金と功労金の使い方の違い

退職金という言葉は、「早いところ退職金を貰って世界中を旅行したい」「退職金制度が確立していない企業に就職してしまった」などの使い方で、退職する時に支給される金銭を意味します。

慰労金という言葉は、「慰労金でも貰わないとこの仕事を続ける意欲さえなくなる」「自分の命の危険と隣り合わせで仕事をしている人には慰労金を弾むべきだ」などの使い方で、危険な環境や状況下でのサービス提供を行う人に対して支給される金銭を意味します。

功労金という言葉は、「功労金を貰うほど功績を挙げられたと思うと誇らしい」「この会社は退職金制度がないからか功労金が支給されるらしい」などの使い方で、勤務実績や企業への貢献度合いに応じて支給される金銭を意味します。

退職金と慰労金と功労金の使い分け方

慰労金と功労金はどちらも、労働者を労わるために支給される金銭を指しますが、前者は労働環境や労働状況に応じて、後者は労働者の功績や会社への貢献をどの程度したかなどに応じて支給されます。

一方の退職金は、退職する時に支給される金銭を指す言葉で、慰労金や功労金とは異なります。ただし、退職慰労金や退職功労金という表現も存在し、この場合は名称が異なるのみで退職金と全く同じように扱われるか、退職金に含まれます。

これが、退職金、慰労金、功労金の明確な違いです。

退職金の意味

退職金とは

退職金とは、退職する時に支給される金銭を意味しています。

表現方法は「退職金なし」「退職金がない会社」「退職金をもらう」

「退職金なし」「退職金がない会社」「退職金をもらう」などが、退職金を使った一般的な言い回しです。

退職金の言い換え語は「退職手当」や「退職給付」

退職金は「退職手当」や「退職給付」などの言葉に言い換えることもできますが、「退職給付」は算定や支給までに時間が掛かるため、一概にも同じ扱いにしない場合もあります。

「退職金共済制度」の意味

退職金を使った言葉として、「退職金共済制度」があります。これは、事業主が退職金共済機構と契約を結ぶことによって、退職金を計画的に準備することができる制度を指します。

これは特に、中小企業など退職金の資金繰りが難しい会社が加入しており、中小企業向けは「中小企業退職共済制度」として存在しています。省略して「中退共制度」とも呼ばれています。

退職金の類語

退職金の類語・類義語としては、退職する時に定められた金銭の中でも一括で支給されるものを指す「一時金」があります。

慰労金の意味

慰労金とは

慰労金とは、危険な環境や状況下でのサービス提供を行う人に対して支給される金銭を意味しています。

「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」の意味

慰労金を使った言葉として、「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」があります。これは厚生労働省が打ち立てた事業で、これを標準として全国の都道府県でも事業が推し進められています。

名称もこれに限らず、都道府県によって一部の言葉だけを使ったり、異なる名称であったり、慰労金ではなくて支援金、交付金と称する地方自治体もあります。

また、「退職慰労金」という表現がなされる場合は、退職金と同じ意味となり、会社を退職する際に支払ってもらう金銭を指すようになります。

慰労金の類語

慰労金の類語・類義語としては、従来支給される賃金とは別で特別な施策などに対応したり、指定された時間以外での勤務をした労働者に対して支払われる「特別手当」、功労に対して褒美として与えられる金品を意味する「賞与」などがあります。

功労金の意味

功労金とは

功労金とは、勤務実績や企業への貢献度合いに応じて支給される金銭を意味しています。

また、専門的な知識や経験豊富な専門家や、その他ボランティアなどを発展途上国に派遣するJICAが、戦争や内乱などの異常事態に巻き込まれてしまう可能性がある中で、職務を遂行したことで被害を被ることとなった場合に支給する金銭も功労金と呼ばれています。

表現方法は「特別功労金」「勤続功労金」「死亡功労金」

功労金を使った表現として、「特別功労金」「勤続功労金」「死亡功労金」などがあります。場合によっては、会社での勤務を続けられなくなる状態になってしまった時、支払われるものを指すこともあります。

そのため、功労金ではなく、ボーナスや賞与などの言葉で金銭が支給されることが多くあります。

功労金の類語

功労金の類語・類義語としては、優れた行為や作品を褒め称え与えられる金品を意味する「褒賞」、功労者に対して褒美として金品や地位などを与えることを意味する「恩賞」などがあります。

退職金の例文

1.父は、定年を迎えたら受け取った退職金と今までに貯めたお金で、母と一緒に日本各地を旅行して回りたいと私に語ってくれたことがあった。
2.退職金が貰えない場合は勤務年数などの規定が会社側から出されているため、事前に確認しておかなければならないだろう。
3.早期退職をした方が割増された退職金を受け取ることができるため、その資金で独立したり、フリーランスになるなど、ライフプランの幅が広がったように思う。
4.実際は同じ業務内容を同じ責任を持って遂行しているにもかかわらず、雇用体系が契約社員というだけで、退職金がゼロというのは全く納得がいかない。
5.真面目なサラリーマンだった父親が退職金を全額はたいて蕎麦屋をはじめると言い出した時は、気が狂ったのかと思ったよ。
6.昨今、社会保険料は上がる一方なのに、退職金は減る一方なのだからどうやって暮らしていけばいいのやら。
7.今後の生活費は退職金をあてにしていたのに、経営状況が悪いからとたったの2000万円しかもらえないのだからあんまりだよ。
8.フリーランスにはそもそも退職金がないので、その分までちゃんと資産管理をしなくてはならない。

この言葉がよく使われる場面としては、退職する時に支給される金銭を意味する時などが挙げられます。

例文1や例文2のような退職時の話題の場合は、退職金という言葉を慰労金や功労金に置き換えて使うことができないこともあります。

慰労金の例文

1.友人が過酷な環境下で働いていることを教えてくれた時に慰労金が貰えるからまだ頑張れると言っていたが、身体を壊しそうだと心配になった。
2.同僚は自分よりも仕事と向き合う時間が多いため、他にサボりがちな人の慰労金を同僚にぜひ渡してほしいと思ってしまう。
3.慰労金の申請が必要という情報を見て焦って書類を提出したが、先輩たちも知らなかったようで教えてよかったと感じた。
4.今度の派遣先は3ヵ月働いて契約が更新されると慰労金が支給されるらしい。でも無遅刻無欠勤という条件があるけどね。そりゃあそうでしょう。しっかり真面目に働かないとだね。
5.かれは会社から長年の功績に対する慰労金で10億円を提示されていたが、恐れ多いとしてすぐに断りを入れた。
6.コロナの慰労金というのなら、介護士や保育士にも多く支給すべきだよね。まったく普段から支給してほしいものだよ。
7.この記念品や慰労金の贈呈については、鈴木博士の多大なる功績をたたえてのことであります。
8.慰労金たくさんもらったけど、結局値上げラッシュのあおりを受けてすべて消えてしまうのだろうよ。

この言葉がよく使われる場面としては、危険な環境や状況下でのサービス提供を行う人に対して支給される金銭を意味する時などが挙げられます。

慰労金は、例文3のように申請をすれば国から貰えるものもあり、勤めている会社などから支給されるものもあります。

功労金の例文

1.規定を読み直していて、特別功労金のことを知ったが、あまり縁のない話かもしれないが家族の耳には入れておこうと考えている。
2.勤続年数によって功労金が決まるため、先輩や後輩と自分の退職金が異なることを知ったが、退職する時期にも左右されるのだろう。
3.役員退職金には特別な功労金がさらに支給されるようだが、それに伴って大きな責任などを背負うこととなる。
4.以前は優れたアイデアを出した人や業績アップに貢献した部は、会社から表彰されたり功労金が出たりしたものだが、今ではそんなことはすっかり行われなくなった。
5.うちの会社にも、一定の貢献が認められれば功労金を出しますよ、ぐらいのインセンティブがあれば、もっと前向きに働く気にもなれるのにと思う。
6.当社には退職金制度がなく、代わりに功労金という形で支給されているが、評価基準と計算方法が不透明で今後問題になる恐れがある。
7.その選手は球団側から背番号を名誉番号とすることや、功労金として1億円を支給することが約束された。
8.弊社では社員を募集しており、学歴・経験問わず、正社員登用制度もあります。また勤続功労金制度や福利厚生も充実しています。

この言葉がよく使われる場面としては、勤務実績や企業への貢献度合いに応じて支給される金銭を意味する時などが挙げられます。

どの例文の功労金も、企業や団体などによって定義が異なるため、一概に言葉を置き換えて使うことはできません。

退職金と慰労金と功労金どれを使うか迷った場合は、退職する際に受け取る金銭を表す場合は「退職金」を、作業環境の危険度に左右される金銭を表す場合は「慰労金」を、実績に左右される金銭を表す場合は「功労金」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
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