【優柔不断】と【剛毅果断】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「優柔不断」(読み方:ゆうじゅうふだん)と「剛毅果断」(読み方:ごうきかだん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「優柔不断」と「剛毅果断」という言葉は、どちらも「物事を決断する態度」を表しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




優柔不断と剛毅果断の違い

優柔不断と剛毅果断の意味の違い

優柔不断と剛毅果断の違いを分かりやすく言うと、優柔不断とは決断力に乏しいさまを表し、剛毅果断とは決断力に決断力に富んでいるさまを表すという違いです。

優柔不断と剛毅果断の使い方の違い

一つ目の優柔不断を使った分かりやすい例としては、「彼の優柔不断な態度にイライラしてしまう」「優柔不断な人は買い物に時間がかかる」「優柔不断な自分にストレスを感じます」「優柔不断な私は友人にアドバイスを求めてしまう」などがあります。

二つ目の剛毅果断を使った分かりやすい例としては、「彼は剛毅果断な性格の持ち主です」「創業者は天才肌で剛毅果断の人でした」「私の座右の銘は剛毅果断です」「引っ越し先を剛毅果断に即決した」などがあります。

優柔不断と剛毅果断の使い分け方

優柔不断と剛毅果断という言葉は、どちらも人の性格や物事を決断する態度を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

優柔不断とは、ぐずぐずして物事の判断を下せず、迷ってばかりいることを意味します。例えば、レストランでなかなかメニューが決められない、買い物に行っても迷ってしまって何も買えない、といった決断力が乏しい様子を表す四字熟語です。

剛毅果断とは、意志がしっかりしていて思い切って行動するさま、決断力に富んでいるさまを意味します。例えば、ビジネスにおける価格交渉において、適切な目標価格を設定し強い意志をもって相手に交渉するような、決断力と行動力があるさまを表現する四字熟語です。

つまり、優柔不断とは決断力に乏しいことを意味し、剛毅果断とは決断力に富んでいるさまを意味します。二つの言葉は、決断力という点において相反する意味を持つ言葉だと言えるでしょう。

優柔不断と剛毅果断の英語表記の違い

優柔不断を英語にすると「indecision」「irresolution」「effeminacy」となり、例えば上記の「優柔不断な態度」を英語にすると「an irresolute attitude」となります。

一方、剛毅果断を英語にすると「dauntless and decisive」「fortitude and decisive」となり、例えば上記の「剛毅果断な性格」を英語にすると「fortitude and decisive personality」となります。

優柔不断の意味

優柔不断とは

優柔不断とは、ぐずぐずして決断しないこと、決心がつかず煮えきらないことを意味しています。

表現方法は「優柔不断な人」「優柔不断な男」「優柔不断になる」

「優柔不断な人」「優柔不断な男」「優柔不断になる」などが、優柔不断を使った一般的な言い回しです。

優柔不断の使い方

優柔不断を使った分かりやすい例としては、「慎重になり過ぎるのが優柔不断な人の特徴です」「優柔不断になってしまう原因は何でしょうか」「優柔不断で困ったエピソードはありますか」「優柔不断の直し方を教えてください」などがあります。

その他にも、「私の短所は優柔不断なところです」「面接で優柔不断という短所を長所に言い換えたい」「優柔不断な私は英語クラスを受講しようか迷っている」「優柔不断な性格の改善方法はありますか」などがあります。

優柔不断とは、気が弱く決断力に乏しいこと、ぐずぐずして物事の決断がにぶいことを意味する四字熟語です。「優柔」は、はきはきしないことや煮えきらないこと、「不断」は、自分自身で決断する能力が乏しいことを表します。優柔不断は、人の性格の短所となるマイナスイメージの言葉です。

優柔不断の由来

優柔不断という言葉の由来は、古代中国の歴史書「漢書」にあります。時の皇帝は寛容な政治を行った一方、臣下たちをうまく制御することができず王朝が滅亡する原因を作りました。漢書では、この皇帝を「優游不断」と表現し、「優游不断」は後に「優柔不断」と言い表すようになりました。

優柔不断の対義語

優柔不断の対義語・反対語としては、その場で直ちに決めることや間髪をおかずに決断を下すことを意味する「即断即決」、勇気をふるい思いきって何かをすることのたとえを意味する「懸崖撒手」、機会をとらえて素早く決断することを意味する「当機立断」などがあります。

優柔不断の類語

優柔不断の類語・類義語としては、自分で決断を下す強い判断力に欠けることを意味する「意志薄弱」、積極性に欠け決断力や実行力に乏しいことを意味する「薄志弱行」、あれこれ迷って決心できないことを意味する「躊躇」、決めかねていることを意味する「ためらい」などがあります。

剛毅果断の意味

剛毅果断とは

剛毅果断とは、意志がしっかりとしていて思い切って事を行うさま、決断力に富んでいるさまを意味しています。

剛毅果断の読み方

剛毅果断の読み方は「ごうきかだん」です。誤って「こうきかだん」などと読まないようにしましょう。

剛毅果断の使い方

剛毅果断を使った分かりやすい例としては、「剛毅果断である母はお金の使い方も大胆だ」「積極的な兄は剛毅果断に英語留学を決めた」「書き初めに剛毅果断と習字で書きました」「バーゲンでは剛毅果断の決断力が必要だ」などがあります。

その他にも、「剛毅果断な性格はビジネスで役に立つでしょう」「剛毅果断な判断ができる彼はリーダーに適任です」「部長の剛毅果断さに部下たちは敬服している」「新年の抱負は剛毅果断にしました」などがあります。

剛毅果断とは、つよい意志をもって思い切って物事を行うこと、決断力に富んでいるさまを意味する四字熟語です。人の性格や気質あるいは態度について、決断力や行動力があることを表し、ポジティブな意味で用いられる言葉です。

剛毅果断の語源

剛毅果断という言葉の語源は、「剛毅」と「果断」の二つの熟語に由来します。「剛毅」は意志が堅くて容易に屈しないこと、「果断」は迷いのない態度のことです。これらの熟語が組み合わさり、剛毅果断とは、意志が強く思い切って物事を行う様子を意味する四字熟語となりました。

剛毅果断の対義語

剛毅果断の対義語・反対語としては、決心がつかず煮えきらないことを意味する「優遊不断」、決断できないでぐずぐずすることを意味する「逡巡」、ぐずぐず引き延ばして決定や実行しないことを意味する「猶予」などがあります。

剛毅果断の類語

剛毅果断の類語・類義語としては、、勇ましくて勢いがあり決断力に富んでいることを意味する「勇猛果敢」、みずから進んで積極的に事をなし決断力が強く大胆に突き進むさまを意味する「進取果敢」、すばやく物事を処理し勇気を持って決断することを意味する「迅速果敢」などがあります。

優柔不断の例文

1.優柔不断で何も決められない私は、二者択一を迫られることが物凄くストレスです。
2.優柔不断な彼氏との付き合いに疲れたので、別れを切り出そうかと悩んでいます。
3.ひとりで留学を経験し、英語力を上げると共に優柔不断だった自分の性格を変えることができました。
4.優柔不断になってしまう原因や改善方法を、心理学の観点からアプローチしてみたい。
5.雑誌の心理テスト診断によると、私は恋愛において優柔不断になってしまうようです。
6.彼は優柔不断でたぶんこのまま付き合っていても今の関係は何も変わらないと思ったので、田舎に帰ろうかと考えている。
7.優柔不断な性格を直すべく、昼食のメニューも即断即決を心がけているが、結局いつも同じメニューになってしまう。
8.女友達からの恋愛相談で、いくらイケメンでも優柔不断な男はダメだと言われて、決断力の重要さを教わりました。
9.もし就職面接で短所である優柔不断を指摘されたら、慎重に物事を検討するとか思慮深いとかに言い換えようと考えています。
10.あいつは白黒つけるのが苦手で優柔不断だったが、すぐにダメだと切り捨てずに陰で支えてあげる心意気あるいい奴だった。

この言葉がよく使われる場面としては、ぐずぐずして物事の決断がにぶいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、優柔不断という言葉は人の性格や態度を表しますが、決断力の乏しさから専らネガティブな意味で用いられています。

剛毅果断の例文

1.プロジェクトを成功に導いたのは、リーダーの剛毅果断な行動力に他ならないだろう。
2.友人は英語を身に付けようと、剛毅果断にアメリカ留学を決意しました。
3.時間の使い方を意識してから、決断を先延ばしせずに剛毅果断できるようになりました。
4.強い意志で物事を行えるようになりたくて、新年の抱負に剛毅果断という四字熟語を選びました。
5.優柔不断になりがちな私は、優れた決断力で実行できるようになりたくて、剛毅果断を座右の銘にしています。
6.何事にも剛毅果断な上司だが、家では奥さんに頭が上がらず、愛猫に赤ちゃん言葉で話しているというから人は見かけによらない。
7.外資との交渉は剛毅果断でなくてはなめられる。本社でお伺い立てて検討するなんて口が裂けても言ってはならない。
8.専務は剛毅果断で度量が大きく、直属の部下はいつでも冷静で論理的思考に長けており、会社の中心的な役割を担っている。
9.バンドのリーダーは剛毅果断に海外進出を決めたが、もちろんその時に確実な勝算があったわけではなかった。
10.社長の剛毅果断さには敬服するしかないが、周りの部下たちが社長のペースについていってることもすごいと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、意志が強く物事を思い切ってやることを表現したい時などが挙げられます。

例文4や例文5にあるように、剛毅果断という言葉は、新年の抱負や座右の銘にもなるプラスイメージの言葉です。

優柔不断と剛毅果断という言葉は、どちらも「物事を決断する力」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、決断力がないことを表現したい時は「優柔不断」を、決断力があることを表現したい時は「剛毅果断」を使うようにしましょう。

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