【邪道】と【外道】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「邪道」(読み方:じゃどう)と「外道」(読み方:げどう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「邪道」と「外道」という言葉は、どちらも正しい道から外れたことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




邪道と外道の違い

邪道と外道の意味の違い

邪道と外道の違いを分かりやすく言うと、邪道とは正当な方法から外れたこと、外道とは人の道から外れたことという違いです。

邪道と外道の使い方の違い

一つ目の邪道を使った分かりやすい例としては、「世の中には邪道なことがたくさんある」「嫌いだからといって無実の罪を着せて追い出すのは邪道だ」「自分さえよければいいという考え方は邪道だ」「邪道なレシピで料理を作るのが楽しい」などがあります。

二つ目の外道を使った分かりやすい例としては、「外道な人は嫌われる」「この外道が!二度と私に近づかないで」などがあります。

邪道は上記の「邪道なレシピで料理を作るのが楽しい」のように、料理のレシピや食べ方など物事の方法で使われることが多いのに対して、外道は「外道な人は嫌われる」のように、人を罵る場面で使う言葉です。

邪道は邪という文字が入っているため、悪いイメージでを持たれやすいのですが、本来悪い意味で使う言葉ではありません。反対に、外道は人を罵るのに使うため、悪いイメージがあるため、人に使う際は注意が必要です。

邪道と外道の英語表記の違い

邪道を英語にすると「Evil way」となり、例えば上記の「邪道なレシピ」を英語にすると「Evil recipe」となります。外道を英語にすると「Outside road」となり、例えば上記の「外道な人」を英語にすると「Outrageous person」となります。

邪道の意味

邪道とは

邪道とは、正当ではない本筋から外れた方法を意味しています。

邪道の使い方

邪道を使った分かりやすい例としては、「邪道な食べ物だが美味しい」「この手段は邪道極まりない」「邪道も悪くないと感じるような自由気ままさで溢れている」「邪道ルアーを使った釣りは楽しい」「邪道な食べ方が知りたい」などがあります。

邪道は悪い意味の言葉として捉えられやすいのですが、正当ではない方法のことを指してるので、悪い意味で使うことはあまりありません。

日常生活だと料理を作る時や、料理を食べる時にこの言葉を使うことが多いはずです。例を挙げると「オムライスを邪道なレシピで作ってみよう」「どの料理にもマヨネーズを入れるのは邪道だが美味しい」などがあります。

他にも、釣りやプロレスなど趣味の場面で使う場合が多いです。例えば、釣りでは邪道ルアーを使った釣り方や、プロレスでは邪道レスラーと呼ばれている人もいます。

邪道の対義語

邪道の対義語・反対語としては、人間として正しい道理にかなっている道のことを意味する「正道」(読み方:せいどう)、などがあります。

邪道の類語

邪道の類語・類義語としては、人間として正しい道から逸れることを意味する「横道」(読み方:おうどう)、正当な方法やまともではない手段のことを意味する「裏道」(読み方:うらみち)などがあります。

邪道の邪の字を使った別の言葉としては、心が曲がっていて悪いことを意味する「邪悪」、人に危害を与えようとする心を意味する「邪気」、悪意やたくらみを秘めた正しくない考えを意味する「邪念」、妨げることを意味する「邪魔」などがあります。

外道の意味

外道とは

外道とは、道理に背いた考えを持つ人を意味しています。

他にも仏教の信者からみて仏教以外を信仰している人、心がひねくれている人や邪悪な人をののしること、悪魔のこと、目的以外魚が釣れた時など様々な意味を持っています。

表現方法は「外道に落ちる」「外道な人」

「外道に落ちる」「外道な人」などが、外道を使った一般的な表現方法です。

外道の使い方

「彼は外道な人間だ」「友人に嘘をついて騙し続けているなんて外道な人だ」「あなたのような外道が警察官の信頼を貶めている」などの文中で使われている外道は、「道理に背いた考えを持つ者」の意味で使われています。

「彼女は外道を信仰し続けている」「狙っていた魚ではなく外道な魚が釣れた」などの文中で使われている外道は、「仏教の信者からみて仏教以外を信仰している人」や「目的以外魚が釣れたこと」の意味で使われています。

外道という言葉は人に対して使う場合、悪い意味になることが多いです。人の道を外れた人に対して、「この外道な人め」など罵る意味を持って使われます。

四字熟語「天魔外道」の意味

外道を使った四字熟語としては、「天魔外道」(読み方:てんまげどう)と「煩悩外道 」(読み方:ぼんのうげどう)があります。

天魔外道は、天上界にいる魔王のことで仏教を信仰していない人を意味しています。煩悩外道とは煩悩に囚われていて仏教を信仰していない人を意味しています。どちらも仏教を信仰していない人という共通の意味があります。

外道の由来

外道というのは、仏教用語から生まれた言葉です。元々、仏教を信仰する人々のことを「内道」と言い、その反対の、異教の教えを信仰することを「外道」と言うようになりました。

外道の対義語

外道の対義語・反対語としては、仏教のことを意味する「内道」などがあります。

外道の類語

外道の類語・類義語としては、人を惑わして害を与えるような教えを意味する「邪法」、特定の宗教を信仰している人からみた他の宗教を意味する「異教」、人を悪へと導く宗教を意味する「邪教」、人の心を惑わす有害な宗教のことを意味する「邪宗」などがあります。

外道の外の字を使った別の言葉としては、外から観たことを意味する「外観」、仏教以外の宗教のことを意味する「外法」、外から働く力を意味する「外圧」、外側から見た様子のことを意味する「外見」、自国以外の国を意味する「外国」などがあります。

邪道の例文

1.ボーイズラブの邪道シリーズは腐女子に人気だ。
2.人気の邪道ルアー「ヨレヨレ」と「レザン」を来週の日曜日、お店に探しに行こう。
3.有名な邪道レスラーには大仁田厚という人がいる。
4.大食い漫画『喰いしん坊』に登場した有名な言葉は「邪道食い」だ。
5.和食の料理人としては邪道かもしれませんが、揚げ出し豆腐はお出汁を張った上品な味よりしょう油をかけて食べる方が好きですね。
6.彼の煽り系の配信は、邪道とする意見も少なくなかったが、熱心なファンを獲得し続けた。
7.友人はすき焼きに白菜入れるなど邪道と言っていたけど、美味しければ何だっていいじゃないか。
8.炊飯器にハンバーガーを入れてお米を炊き込むなど世間的には邪道であるが、これが案外美味しいのである。
9.私は煽情的な内容で読者を釣るのは邪道だと思っているので、マトモな読者を育てるつもりでコラムを執筆している。

この言葉がよく使われる場面としては、正当ではない本筋から外れた方法を表現したい時などが挙げられます。

例文2のように、本筋から外れたルアーのこと邪道ルアーと言います。また、例文3のように本筋から外れたプロレスラーのことを邪道レスラーと言います。

外道の例文

1.最愛の人を事故で亡くしたため外道に落ちることになった。
2.私の友人は救いようのない外道な人間だ。
3.外道なプロレス選手は意外と性格いい人が多い。
4.由緒ある一族の中に外道に落ちた者が現れた。
5.覇道を進んでいった結果外道に落ちてしまった。
6.別れた父は私にはやさしい父だったが、母にとっては外道な男だったようで母は今でも父の借金を返している。
7.ようやく魚が釣れたと思ったら、狙っていた魚ではなく外道な魚だったのでがっかりしました。
8.彼は目的を達成するためなら、外道に踏み込むことも辞さぬ姿勢で事に臨んでいるのだろう。
9.あの選手は審判に賄賂を渡して八百長をやったのだから、スポーツ界から外道として永久に追放されるであろう。
10.彼は正義感にあふれていたのに、いまや外道に落ちてしまったのか、目つきが悪くなったように思える。

この言葉がよく使われる場面としては、人の道から外れたことを表現したい時などが挙げられます。

例文1や例文5のように何かが理由で人の道から外れてしまった人に対してよく使う言葉です。
また、例文2のように人として道理に背いてる人に対しても使います。

この中でも外道に落ちるという言葉はドラマや漫画など日常生活でも目にすることが多いため、馴染みのある言葉でしょう。

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