同じ「ごかくにんのほど」という読み方の「ご確認のほど」と「ご確認の程」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の違い
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の意味の違い
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の違いを分かりやすく言うと、「ご確認のほど」の方が「ご確認の程」よりも一般的に使われているという違いです。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の使い方の違い
一つ目の「ご確認のほど」を使った分かりやすい例としては、「資料を添付いたしましたので、ご確認のほどよろしくお願いいたします」「提案した企画についてご確認のほどいかがでしょうか」「誕生日会の日程をご確認のほどお願いします」などがあります。
二つ目の「ご確認の程」を使った分かりやすい例としては、「お手すきの際に、こちらの資料をご確認の程よろしくお願いします」「先日お話した件についてご確認の程いかがでしょうか」などがあります。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の使い分け方
「ご確認のほど」と「ご確認の程」はどちらも確認してもらうことを丁寧にした表現のことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「ご確認のほど」の方が「ご確認の程」よりも一般的に使われているという点です。
ただし、「ご確認のほど」と「ご確認の程」は表記が違うだけで意味は同じなので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」の英語表記の違い
「ご確認のほど」も「ご確認の程」も英語にすると「could you please confirm」「could you please check」となり、例えば上記の「誕生日会の日程をご確認のほどお願いします」を英語にすると「Could you please confirm the date of the birthday party」となります。
「ご確認のほど」の意味
「ご確認のほど」とは
「ご確認のほど」とは、確認してもらうことを丁寧にした表現のことを意味しています。
表現方法は「ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」「ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします」
「ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」「ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします」「ご確認のほどよろしくお願いいたします」「お忙しいところ恐縮ですがご確認のほど」などが、「ご確認のほど」を使った一般的な言い回しになります。
「ご確認のほど」の使い方
「ご確認のほど」を使った分かりやすい例としては、「誠に勝手申し上げますが、ご確認のほどお願いします」「本日の作業が完了しましたので、ご確認のほどよろしくお願いします」「たびたび恐れ入りますが、ご確認のほどお願いよろしくお願い申し上げます」などがあります。
「ご確認のほど」はそうであることをはっきり確かめることを意味する「確認」に、尊敬の接頭語の「ご」と、断定を避け表現をやわらげる「のほど」が合わさり、確認してもらうことを丁寧にした表現です。
また、柔らかい言い回しなので、相手とのコミュニケーションを円滑に進める効果もあります。
「ご確認のほど」は主にビジネスシーンにおいて使われており、敬語表現なので目上の人に対して使うのが一般的です。もし、同等や目下の人に使いたい場合は、「確認お願いします」「確認ください」などを使うようにしましょう。
「ご確認のほど」は「恐れ入りますが」「お手数ですが」「恐縮ですが」などのようなクッション言葉を前につけることで、さらに丁寧な印象を与えることも可能です。クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことです。
「ご確認のほど」の類語
「ご確認のほど」の類語・類義語としては、金銭や書類などをよく調べて受け取ってほしいとお願いすることを意味する「ご査収のほど」、一通り読んでもらたいことを意味する「ご一読のほど」などがあります。
「ご確認の程」の意味
「ご確認の程」とは
「ご確認の程」とは、確認してもらうことを丁寧にした表現のことを意味しています。
表現方法は「ご確認の程よろしくお願いいたします」「ご確認の程よろしくお願い申し上げます」
「ご確認の程よろしくお願いいたします」「ご確認の程よろしくお願い申し上げます」「ご確認の程何卒よろしくお願いいたします」「お忙しいところ恐縮ですがご確認の程」などが、「ご確認の程」を使った一般的な言い回しになります。
「ご確認の程」の使い方
「ご確認の程」を使った分かりやすい例としては、「お手数をおかけしますが、資料をお送りしましたのでご確認の程よろしくお願いいたします」「新年会の日程が決まりましたので、ご確認の程お願いいたします」「お忘れ物がないようご確認のほどよろしくお願いいたします」などがあります。
「ご確認の程」はそうであることをはっきり確かめることを意味する「確認」に、尊敬の接頭語の「ご」と、断定を避け表現をやわらげる「の程」が合わさり、確認してもらうことを丁寧にした表現です。
「ご確認の程」は「ご確認のほど」を漢字表記にしただけなので、意味は全く同じ言葉になります。そのため、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。
また、読みやすい文章にするために、「ご確認の程」と「ご確認のほど」を使い分けることもできます。例えば、ひらがなが多い文章を読みやすくするために、「ご確認のほど」ではなく、漢字表記である「ご確認の程」を使用します。
そうすることでまとまった文章となり、相手へより良い印象を与えることができるでしょう。
「ご確認の程」の類語
「ご確認の程」の類語・類義語としては、照らし合わせて参考にしてもらうことを意味する「ご参照の程」、相手に見てもらうことを意味する「ご高覧の程」などがあります。
「ご確認のほど」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、確認してもらうことを丁寧に表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「ご確認のほど」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「ご確認の程」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、確認してもらうことを丁寧にを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「ご確認の程」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「ご確認のほど」と「ご確認の程」は確認してもらうことを丁寧にした表現です。どちらの言葉を使うか迷った場合、同じ意味を持つ言葉なので、好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。