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【顧問】と【相談役】と【参与】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「顧問」(読み方:こもん)と「相談役」(読み方:そうだんやく)と「参与」(読み方:さんよ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「顧問」と「相談役」と「参与」という言葉は、経営上の相談を受けることという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




顧問と相談役と参与の違い

顧問と相談役と参与の意味の違い

顧問と相談役と参与の違いを分かりやすく言うと、顧問は日常的に助言を行う役目を表現する時に使い、相談役は臨時で助言を行う役目を表現する時に使い、参与は経営者を補佐し意思決定権がある役目を表現する時に使うという違いです。

顧問と相談役と参与の使い方の違い

顧問という言葉は、「先日の顧問会議で話された内容を共有してもらう」「外部顧問のおかげで第三者の意見を得ることができる」などの使い方で、日常的に経営者の相談を受ける役目を意味します。

相談役という言葉は、「突如抱えてしまった問題を相談役に投げかける」「会長が退任した後に相談役に就任する予定だということも報じられた」などの使い方で、臨時で経営者の相談を受ける役目を意味します。

参与という言葉は、「参与は舵を取る人に対して意見を言うことができる大切なポジションだと考える」「新しい計画に参与するメンバーが発表された」などの使い方で、経営者の補佐を行う役目を意味します。

顧問と相談役と参与の使い分け方

顧問と相談役はどちらも経営者たちへの助言などのサポートを行う役目を持ちますが、前者は日常的に相談を受けることとなりますが、後者は経営上の不測の事態に関する相談を受けることとなるため、頻度の多さが異なります。

一方の参与は、顧問と相談役とは違って意思決定をすることができるポジションで、上級管理職と同じような能力を持つ人が選出されます。あくまで、同等であることを認められているだけなので、部長などの役員と同じ権利は持つものの部下は持ちません。

また、顧問と相談者は社長などの重役が退任した後に就任したり、外部の専門家に依頼をしたりしますが、参与は管理職を経験した人が定年後に就任することが多い役割です。

これらが、顧問、相談役、参与の明確な違いです。

顧問の意味

顧問とは

顧問とは、会社や団体などにおいて相談を受けて意見を述べる人を意味しています。

本来であれば、相談を受けて意見を言う人という意味を持つ言葉で、学校の部活動やサークル活動の監督者を意味する場合などにも使われています。

企業における顧問の役割

企業における顧問は、役員や管理職を経験した社員が選出され、名誉役職という意味合いが含まれる場合があります。専門的な助言を行ったり、外部顧問であれば第三者の意見として助言を受けることができます。

「顧問弁護士」の意味

顧問を使った言葉として、「顧問弁護士」があります。これは、個人や会社などの法律上の相談を引き受ける弁護士を指す言葉です。その時々で契約を行うわけではなく、継続的に相談を受けてサポートをしてくれるという特徴があります。

表現方法は「顧問を務める」「顧問を訴える」「顧問の先生」

「顧問を務める」「顧問を訴える」「顧問の先生」などが、顧問を使った一般的な言い回しです。

顧問の類語

顧問の類語・類義語としては、人を助けてその務めを果たさせることを意味する「補佐」、豊かな経験と知識を持って偉い人に対しても遠慮なく意見を述べて忠告する人を意味する「ご意見番」、取り締まったり指示をする人を意味する「監督」があります。

相談役の意味

相談役とは

相談役とは、会社などで重大な事項に関して助言を行う人を意味しています。

企業における相談役の役割

本来であれば、相談を受ける人という意味を持つ言葉ですが、企業における相談役は社長などが退任した後に就任する名誉職のように扱われています。経営上の大きな問題に関する助言や、社内で起きた紛議の調停に当たる役割を持ちます。

しかし、相談役は会社法で設置が定められているわけではないため、監査役もしくは取締役ではない人は役員ではなく、設置しない企業や廃止を進めている企業もあります。

表現方法は「相談役になる」「相談役いらない」「取締役相談役」

「相談役になる」「相談役いらない」「取締役相談役」などが、相談役を使った一般的な言い回しです。

相談役の類語

相談役の類語・類義語としては、他者を支えてあれこれと策略を立てる人を意味する「参謀」、天皇の大権行使に誤りがないように意見を言う人を意味する「輔弼」(読み方:ほひつ)、一身上の悩みなどの相談相手を意味する「カウンセラー」があります。

参与の意味

参与とは

参与とは、事業や計画などに関わることを意味しています。

企業における参与の役割

企業における参与は、部長などの役員と同等レベルの能力や権限を持つ人が就く役職となります。専門的な知識を持ち、意思決定権も持つため、経営者の補佐に回ることとなりますが、部下を持ちません。

「参与する」のように動詞として使うこともできる

「参与する」のように動詞として使うこともできますが、企業の役職名として使われる場合は「佐藤参与」のように名前の後ろに付けて呼称とすることもできます。

「参与観察」の意味

参与を使った言葉として、「参与観察」があります。これは、研究対象となる社会に、数か月から数年にわたって滞在しその社会のメンバーの一員として生活しながら、観察や聞き取りなどを行うことを指す言葉です。

外部には閉ざされているような集団の調査に威力を発揮しますが、カルト宗教やこれに類似した組織などの参与観察を行うために偽装加入したはいいものの、本当の信奉者となってしまう危険性があるとされています。

参与の類語

参与の類語・類義語としては、ある物事に関係することを意味する「関与」、事業や政策などの計画に加わることを意味する「参画」、ある目的を持った集まりの一員となって行動を共にすることを意味する「参加」があります。

顧問の例文

1.経営顧問、営業顧問と契約を結んでから、社員一人ひとりの質が上がったのか、取引先にも評判が良い。
2.外部顧問とはいえ、相談を持ちかけた際のレスポンスも早く、弊社の特質や経営状態などを把握してくれているので楽である。
3.高校時代の部活の顧問が異動するという話を聞いて、かつての仲間たちと集まって会いに行った。

この言葉がよく使われる場面としては、会社や団体などにおいて相談を受けて意見を述べる人を意味する時などが挙げられます。

例文3のように、部活動やサークル活動の監督者としての意味も持ちます。

相談役の例文

1.安泰だった弊社の社長が退任されることとなったが、相談役として支えてくれるためしばらくは安定した経営となるだろう。
2.企業によっては人件費削減のために相談役を廃止しているところもある。
3.過去に問題発言をした会長が、その団体の相談役に任命される可能性に批判が集まっていた。

この言葉がよく使われる場面としては、会社などで重大な事項に関して助言を行う人を意味する時などが挙げられます。

例文3のように会社だけではなく、組織委員会などの団体にも使うことができます。

参与の例文

1.お世話になった上司が定年を迎え寂しくなるなと思っていたが、参与としてまだ働かれると聞いて喜んだ。
2.新しい政策に参与する人材を如何に育成するかが今後の経営の鍵となるらしい話を耳にした。
3.先日内閣官房参与がSNSに投稿した内容のせいで炎上しており、多くの報道番組で取り上げられていた。

この言葉がよく使われる場面としては、事業や計画などに関わることを意味する時などが挙げられます。

例文3の「内閣官房参与」とは、首相に対して直接意見を述べたり、情報提供などを行う人を指す言葉で、首相によって内閣が対応するべき分野において優れた専門的知識などを持つ人材が任命されることとなります。

顧問と相談役と参与どれを使うか迷った場合は、日常的に助言を行う役目を表す場合は「顧問」を、臨時で助言を行う役目を表す場合は「相談役」を、経営者を補佐し意思決定権がある役目を表す場合は「参与」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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