【シフト制】と【ローテーション制】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「シフト制」(読み方:しふとせい)と「ローテーション制」(読み方:ろーてーしょんせい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「シフト制」と「ローテーション制」という言葉は、「勤務時間に関する形態」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




シフト制とローテーション制の違い

シフト制とローテーション制の意味の違い

シフト制とローテーション制の違いを分かりやすく言うと、シフト制は勤務希望日数などから勤務日を決める形態を表現する時に使い、ローテーション制は勤務の順番や循環を定める形態を表現する時に使うという違いです。

シフト制とローテーション制の使い方の違い

一つ目のシフト制を使った分かりやすい例としては、「シフト制で働くのが今の自分には適している」「シフト制なので月末に勤務表ができあがる」「実際にシフト制で働きながら大学の課題に向き合う時間を見繕うのは大変だ」などがあります。

二つ目のローテーション制を使った分かりやすい例としては、「ローテーション制で働くのは初めてだったがシフト制と大差なかった」「ローテーション制の求人募集を見つけた」「勤務時間はローテーション制で残業がないと聞いた」などがあります。

シフト制とローテーション制の使い分け方

シフト制とローテーション制のどちらも、勤務時間で左右される形態を指す言葉で、働く時間や曜日が一定ではありません。そのため、同じように使われていますが、重視する部分が異なります。

シフト制は、1日の中で勤務時間を分けて、その時間を担当する人員を割り当てる形態で、労働者は勤務希望時間や曜日、日数などを申告して働くこととなります。

一方のローテーション制は、他の従業員と交代をし、最終的に再び勤務時間が戻ってくる循環や順番を定める形態です。ただし、正社員に対して使う場合には、時間や順番ではなく部署などを入れ替えることを指します。

つまり、シフト制は一日の営業時間のうちのどのタイミングで勤務を行うのか、いわゆる遅番や早番などを定める制度を指し、ローテーション制は部署やポジションの移動を定期的に行う制度を指すという違いがあります。

また、ローテーション制は勤務に関することではなく、スポーツなど他の場面で使われることもあります。

シフト制とローテーション制の英語表記の違い

シフト制を英語にすると「shift」「shift system」となり、例えば上記の「シフト制で働く」を英語にすると「take shifts」となります。

一方、ローテーション制を英語にすると「rotation」となり、例えば上記の「ローテーション制で」を英語にすると「in rotation」となります。

シフト制の意味

シフト制とは

シフト制とは、時間で交代して勤務する制度を意味しています。

シフト制の使い方

シフト制を使った分かりやすい例としては、「自由シフト制の職場では気兼ねなく休みの申請をすることができる」「平日が多いシフト制のため友人と遊ぶことができないでいる」「シフト制の場合には給料が減ることもある」などがあります。

その他にも、「分割シフト制の自分はおおよそ同じ日時に出勤している」「シフト制のパートやアルバイトを探している」「シフト制で働く人々の管理をするのも上司である自分の仕事だ」などがあります。

シフト制のシフトは英語で「shift」と表記され、変化や交替を意味する言葉です。その他にも手段や方法といった意味もありますが、カタカナ語として使う場合はこの意味で使われず、変えることの意味で使われています。

また、シフトという言葉に交替時間という意味があるため、「シフトが出るまで予定を入れられない」「明日シフト表を確認する」などのようにシフト制の勤務表を指す場合にも使われています。

「分割シフト制」の意味

上記例文の「分割シフト制」とは、ピークを迎える時間帯のみが拘束時間となり、その間の時間で休憩を取る勤務形態を指す言葉です。例えば、食事を用意する業者は昼食のために10時から14時まで、夕食のために17時から20時まで働き、その間は休憩となります。

シフト制の対義語

シフト制の対義語・反対語としては、勤務日があらかじめ固定されている勤務体制を意味する「固定制」、があります。

シフト制の類語

シフト制の類語・類義語としては、自由な時間に出勤でき、定められた一か月の労働時間分働けば一日に働く時間に制限がない形態を意味する「フレックスタイム制」、定められた労働時間のうちの一部を勤務する形態を意味する「非常勤」があります。

ローテーション制の意味

ローテーション制とは

ローテーション制とは、交替する制度や循環制度を意味しています。

ローテーション制の使い方

ローテーション制を使った分かりやすい例としては、「ローテーション制での求人募集が行われている」「ローテーション制の勤務表を出力するのは簡単だ」「友人曰く、ローテーション制のメリットは予定の立てやすさらしい」などがあります。

その他にも、「ジョブローテーションのおかげで様々な経験ができた」「ローテーション制でポジションを変更していく」「ローテーション制のため決められた順番通りに進んでいく」「ローテーション制のおかげで何をやるのかが明確となっている」などがあります。

ローテーション制のローテーションは英語で「rotation」と表記され、循環や交替することを意味する言葉です。カタカナ語として使う場合も同じ意味で使われています。制を付けずに表現されることや、「ローテ」と省略して使われることが多くあります。

また、勤務形態だけでなく、バレーボールやテニス、バドミントンなどのスポーツでも使われており、守備位置を交替することに対して使われています。

「ジョブローテーション」の意味

上記例文の「ジョブローテーション」とは、社員の育成を行うための戦略的な人事異動を表す言葉です。その社員の適した業務を見つけることができたり、様々な能力を伸ばすことができますが、特化したスキルを身に付けにくいのがデメリットです。

ローテーション制の対義語

ローテーション制の対義語・反対語としては、職場で定められている労働時間を通じて勤務する形態を意味する「フルタイム」があります。

ローテーション制の類語

ローテーション制の類語・類義語としては、当番に順序を付けて順繰りに行うことを意味する「輪番制」があります。

シフト制の例文

1.自分のバイト先がシフト制だと知っているからか、親に夏休みの帰省のために数日休むように言われた。
2.シフト制の職場で実際にシフトを組む人にはいつも頭が上がらないと思っている。
3.自分たちでカレンダーに勤務希望時間を入力して勤務時間を定めるシフト制が一番楽だと感じる。
4.夜勤も含むシフト制の場合は、夜勤の後必ず休みにするなど制約がいくつか存在するため注意が必要だ。
5.シフト制のバイトをいくつか掛け持ちして大型連休にたくさん稼いでいたが、103万の壁について言われてようやく思い出した。
6.予定に合わせて仕事時間が決められるのが魅力でシフト制の仕事にしたのに、勝手にダブルシフトにされたりと、かなりブラックな労働環境で早々に退職を決意した。
7.うちの職場はシフト制なので、子供の土日の休みに合わせることが困難なため、旅行に出かける機会もほとんどありません。
8.弊社はシフト制ですが、自由シフト制を採用しており、気兼ねなく休みの申請をすることができるのが特徴です。
9.前の職場がシフト制だったので、固定制の職場は慣れないこともありましたが、今はルーチン業務の方が楽だと思いました。
10.シフト制勤務の組織で、経営者が法定最低ラインの人員配置にこだわっていたら、有給休暇を取れるはずがないだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、時間で交代して勤務する制度などが挙げられます。

例文3の「シフト制」は、勤務希望日時などを申告することを重視していない「ローテーション制」という言葉と区別して使われています。

ローテーション制の例文

1.ローテーション制の勤務表を作成するのに今は自動で簡単に作ることができる。
2.表計算ソフトでローテーション制の勤務時間管理を行なっているが、表計算ソフトの使い方が覚束ない人もいる。
3.職場の勤務形態がローテーション制のため、土日祝に出勤すること少なくはない。
4.ジョブローテーション制を取ることで多くの経験を積むことができると思っていたが、その分知識も多く蓄えなければいけないことに気が付いた。
5.アルバイトではローテーション制だったが、正社員となってからは毎日8時間程働いている。
6.職場のサブリーダーを毎週ローテーション制にすることで、メンバーそれぞれのリーダーシップ性や得手不得手が分かり、次期リーダーを決定する際のいい判断材料になっている。
7.マンションの管理組合の役員人事は、ローテーション制ですが、戸数がそんなに多くないマンションなので、かなりの頻度でその役割が回ってきます。
8.7月に入りまた勤務体制が変わりました。これまでの日曜日の固定休が無くなり、4勤1休のローテーション制になりました。
9.お義姉さん2人に、家事は夫とローテーション制だと言ったら驚かれ、昭和と令和の価値観との違いが浮き彫りになりました。
10.その日は行けないかもしれません。実は先月から職場異動で休みがローテーション制になったため連休が取れにくいんですよ。

この言葉がよく使われる場面としては、交代する制度や循環制度などが挙げられます。

例文4の「ジョブローテーション」は、時間ではなく勤務場所や部署などが変更される場合に使われています。

シフト制とローテーション制は、どちらも「勤務時間に関する形態」を表します。どちらを使うか迷った場合は、希望を出して勤務日を決める場合は「シフト制」を、勤務の順番や循環を定める場合は「ローテーション制」を使うと覚えておけば間違いありません。

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