【蝶よ花よ】と【箱入り娘】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「蝶よ花よ」(読み方:ちょうよはなよ)と「箱入り娘」(読み方:はこいりむすめ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」という言葉は、どちらも大切にされて育った子供のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の違い

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の意味の違い

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の違いを分かりやすく言うと、「蝶よ花よ」は男児にも使える、「箱入り娘」は女児にしか使えないという違いです。

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の使い方の違い

一つ目の「蝶よ花よ」を使った分かりやすい例としては、「両親は私を蝶よ花よと育ててくれました」「彼女は蝶よ花よと育てられたので旦那になる人は苦労するだろう」「彼女は蝶よ花よと育てられました」などがあります。

二つ目の「箱入り娘」を使った分かりやすい例としては、「大学生にもなって門限が18時だなんて箱入り娘だろう」「うちはお嬢様学校なので箱入り娘が多いです」「箱入り娘と関わるのはめんどくさい」「彼女は箱入り娘だ」などがあります。

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の使い分け方

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」はどちらも大切にされて育った子供のことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「蝶よ花よ」は男児にも使えるのに対して、「箱入り娘」は女児にしか使えないという点です。

ただし、「蝶よ花よ」は男児にも使うことができますが、一般的に女児に使う言葉と覚えておきましょう。

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」の英語表記の違い

「蝶よ花よ」を英語にすると「bring up with」となり、例えば上記の「彼女は蝶よ花よと育てられました」を英語にすると「She was brought up as though she were a delicate hothouse flower」となります。

一方、「箱入り娘」を英語にすると「sheltered」「a girl brought up very carefully」となり、例えば上記の「彼女は箱入り娘だ」を英語にすると「She’s led a sheltered life」となります。

「蝶よ花よ」の意味

「蝶よ花よ」とは

「蝶よ花よ」とは、子供を非常に可愛がり大切にすることを意味しています。

表現方法は「蝶よ花よと育てられる」「蝶よ花よじゃいられない」

「蝶よ花よと育てられる」「蝶よ花よじゃいられない」などが、「蝶よ花よ」を使った一般的な言い回しになります。

「蝶よ花よ」の使い方

「蝶よ花よ」を使った分かりやすい例としては、「彼は恋人を蝶よ花よと大切にしています」「今思うと蝶よ花よで育ててもらったなと思います」「娘が生まれたので蝶よ花よで可愛がる」「彼女は蝶よ花よでお嬢様扱いされています」などがあります。

「蝶よ花よ」は子供を非常に可愛がり大切にすることを意味する慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「蝶よ花よ」は一般的に女児に使う言葉ですが、男児に対しても使うことができると覚えておきましょう。

「蝶よ花よ」はプラスとマイナスどちらのイメージでも使うことができるというのが特徴です。

例えば「蝶よ花よと育ててもらったので両親には感謝しかありません」「主人は娘を蝶よ花よと育てている」などのように、大切に育ててもらったというニュアンスだとプラスのイメージになります。

一方、「彼女がわがままなのは蝶よ花よで育ったからだろう」「蝶よ花よで育った人とはあまりお付き合いしたくありません」などのように、世間知らずや過保護というニュアンスで使うとマイナスのイメージになります。

そのため、「蝶よ花よ」をどちらのイメージで使っているかは、前後の文章で判断するといいでしょう。

また、あまり一般的ではないのですが、上記の「彼は恋人を蝶よ花よと大切にしています」のように恋人に対しても使うことがあります。

「蝶よ花よ」の由来

「蝶よ花よ」の語源は平安時代で使われていた和歌の「花よ蝶よ」です。「花よ蝶よ」は美しいもののことを意味しており、これが転じて、花や蝶のように美しく育ってほしいという意味になり、言葉を置き換えて「蝶よ花よ」になりました。

「蝶よ花よ」の類語

「蝶よ花よ」の類語・類義語としては、自らいろいろと世話をして大切に育てることを意味する「手塩にかける」、子供などを溺愛する気持ちや様子のことを意味する「目の中へ入れても痛くない」などがあります。

「箱入り娘」の意味

「箱入り娘」とは

「箱入り娘」とは、滅多に外へも出さないようにして家庭の中で大事に育てられた娘のことを意味しています。

「箱入り娘」の読み方

「箱入り娘」の読み方は「はこいりむすめ」です。誤って「はこはいりむすめ」と読まないようにしましょう。

「箱入り娘」の使い方

「箱入り娘」を使った分かりやすい例としては、「彼女は箱入り娘なので結婚後は大変だろう」「彼女は箱入り娘なのでカップラーメンを食べたことがないらしい」「箱入り娘なのは大事に育てられた証拠だろう」などがあります。

「箱入り娘」は滅多に外へも出さないようにして家庭の中で大事に育てられた娘のことを意味する言葉です。「娘」という言葉が入っているように、女性に対してのみ使う言葉になります。

もし、男性に対して使いたい場合は「箱入り息子」になりますが、一般的にはあまり使われていない言葉です。

「箱入り娘」はプラスとマイナスどちらのイメージでも使うことができるというのが特徴です。

例えば「箱入り娘の人はマナーがしっかりとしていると思う」「箱入り娘は両親から愛情をたくさん注いでもらっている」などのように、大切に育ててもらったというニュアンスだとプラスのイメージになります。

一方、「箱入り娘は一般常識が通用しない人が多い」「箱入り娘はわがままな人が多いので付き合いたくありません」などのように、世間知らずや過保護というニュアンスで使うとマイナスのイメージになります。

「箱入り娘」の類語

「箱入り娘」の類語・類義語としては、大事にされて育ったために世間の苦労を知らず鍛えられていないことを意味する「温室育ち」、経験が浅く世の中の事情にうといことを意味する「世間知らず」などがあります。

「蝶よ花よ」の例文

1.蝶よ花よと育てた娘がついに結婚することになったので、親としてとても喜んでいます。
2.私は蝶よ花よで大切に育てられてたので、両親にはとても感謝しています。
3.蝶よ花よと育てた娘が就職し、一人前の社会人として働いていると聞いて一安心です。
4.主人は娘を蝶よ花よと育てているが、少し甘えさせ過ぎだと思っています。
5.彼がとてもわがままなのは、両親が蝶よ花よで育ててきた結果だろう。

この言葉がよく使われる場面としては、子供を非常に可愛がり大切にすることを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3の「蝶よ花よ」はプラスのイメージ、例文4と例文5の「蝶よ花よ」はマイナスのイメージで使っています。

「箱入り娘」の例文

1.彼女は箱入り娘として育てられてていたため、両親から色々と禁止されていました。
2.彼女は箱入り娘なので、縁談の話も全て両親が決めているようです。
3.彼女は箱入り娘としっかりと育てられたので、食事のマナーがとても綺麗です。
4.箱入り娘の女性と付き合うと、両親が色々聞いてきてとてもめんどくさいです。
5.彼女は箱入り娘なので、世間知らずのわがままで困ったもんだ。

この言葉がよく使われる場面としては、滅多に外へも出さないようにして家庭の中で大事に育てられた娘のことを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3の「箱入り娘」はプラスのイメージ、例文4と例文5の「箱入り娘」はマイナスのイメージで使っています。

「蝶よ花よ」と「箱入り娘」はどちらも大切にされて育った子供のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、男児にも使えるのが「蝶よ花よ」、女児にしか使えないのが「箱入り娘」と覚えておきましょう。

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