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【泣いて馬謖を斬る】と【心を鬼にする】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「泣いて馬謖を斬る」(読み方:ないてばしょくをきる)と「心を鬼にする」(読み方:こころをおににする)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」という言葉は、どちらも愛する者のために厳しい態度を取ることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の違い

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の意味の違い

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の違いを分かりやすく言うと、「泣いて馬謖を斬る」とは規律を守るための行動すること、「心を鬼にする」とは相手のためを思って行動することという違いです。

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の使い方の違い

一つ目の「泣いて馬謖を斬る」を使った分かりやすい例としては、「泣いて馬謖を斬る思いでで解雇することにしました」「責任者である祖父は泣いて馬謖を斬る以外他に道がありませんでした」などがあります。

二つ目の「心を鬼にする」を使った分かりやすい例としては、「子供の将来のために心を鬼にする」「心を鬼にして生徒を叱ることにしました」「時には心を鬼にすることも大切である」「彼女のことは好きだが心を鬼にして罰しなければならない」などがあります。

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の使い分け方

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」はどちらも愛する者のために厳しい態度を取ることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「泣いて馬謖を斬る」は規律を保つために愛する者であっても違反者は厳しく処分することを意味しており、規律を第一とし、それを守るために行動する言葉になります。

一方、「心を鬼にする」はかわいそうだと思いながら厳しい態度を取ることを意味しており、その相手のことを第一に考えて行動する場合に使うというのが違いです。

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」の英語表記の違い

「泣いて馬謖を斬る」の意味をする言葉は英語圏にはありませんが、近い表現として規律や規則に従うために犠牲を払うことを意味する「make a huge sacrifice in course of justice」「at the cost of sacrifice to go by rules」などがあります。

一方、「心を鬼にする」を英語にすると「to harden my heart」「to steel myself」となり、例えば上記の「彼女のことは好きだが心を鬼にして罰しなければならない」を英語にすると「I like her as a person but I have to harden my heart and punish her」となります。

「泣いて馬謖を斬る」の意味

「泣いて馬謖を斬る」とは

「泣いて馬謖を斬る」とは、規律を保つために愛する者であっても違反者は厳しく処分することを意味しています。

「泣いて馬謖を斬る」の使い方

「泣いて馬謖を斬る」を使った分かりやすい例としては、「不正に加担した部下を泣いて馬謖を斬る思いで左遷させました」「不祥事を起こした大臣を泣いて馬謖を斬る思いで解雇しました」「不倫騒動を起こした俳優を泣いて馬謖を斬る思いで処分する」などがあります。

「泣いて馬謖を斬る」は規律を保つために愛する者であっても違反者は厳しく処分することを意味することわざです。ことわざとは、古くから言い伝えられてきた教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉のことを意味しています。

「泣いて馬謖を斬る」は規律を守るためには私情を捨てなければならないこと、つまり規律を第一に考えているのが特徴です。例え親しい者であっても、規律を乱すようであれば処分するというニュアンスになります。

「泣いて馬謖を斬る」の由来

「泣いて馬謖を斬る」の由来は三国志の中にあるお話の『蜀志・諸葛亮伝』です。とある戦いにおいて、諸葛孔明が日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗してしまいます。諸葛孔明は馬謖を大変可愛がっていたのですが、軍の規律を守るために泣きながら斬首処分しました。

これが転じて、規律を保つために愛する者であっても違反者は厳しく処分することを「泣いて馬謖を斬る」と言うようになったと言われています。

「泣いて馬謖を斬る」の類語

「泣いて馬謖を斬る」の類語・類義語としては、子供が可愛いなら甘やかさないで世の中の辛さを経験させたほうが良いことを意味する「可愛い子には旅をさせよ」、自分の子に苦難の道を歩ませその器量を試すことを意味する「獅子の子落とし」などがあります。

「心を鬼にする」の意味

「心を鬼にする」とは

「心を鬼にする」とは、かわいそうだと思いながら厳しい態度を取ることを意味しています。

表現方法は「心を鬼にして別れる」「心を鬼にして見守る」

「心を鬼にして別れる」「心を鬼にして見守る」などが、「心を鬼にする」を使った一般的な言い回しになります。

「心を鬼にする」の使い方

「心を鬼にする」を使った分かりやすい例としては、「子供のために心を鬼する必要があるだろう」「心を鬼して言うがこの企画が通ることはないと思うよ」「心を鬼にして突き放すことも必要だと思う」「将来のためと思って今は心を鬼にする」などがあります。

「心を鬼にする」はかわいそうだと思いながら厳しい態度を取ることを意味することわざです。

本当は優しく接して上げたいものの、それだと相手のためにはならないのであえて厳しい態度をとるというニュアンスで使います。したがって、第一に相手のためを思って行動するというのが特徴です。

「心を鬼にする」の語源

「心を鬼にする」の語源は鬼です。鬼とは想像上の怪物であり、人間の形をして、頭には角を生やし、口は横に裂けて鋭い牙を持って、裸で腰にトラの皮のふんどしを締めていると言われています。そして鬼はとても気性が荒いと言われていました。

これが転じて、厳しい態度で接することを鬼と比喩するようになり、かわいそうだと思いながら厳しい態度を取ることを「心を鬼にする」と言うようになったと言われています。

「心を鬼にする」の類語

「心を鬼にする」の類語・類義語としては、手加減しないことを意味する「容赦なく」、哀れみを掛けないことを意味する「情けを掛けない」、人に対して言葉や行動を慎み控えないことを意味する「遠慮せず」などがあります。

「泣いて馬謖を斬る」の例文

1.泣いて馬謖を斬るではないが、規律を乱した部員に退部勧告を行いました。
2.彼は次期社長候補と噂されていたが、不祥事が発覚し左遷されました。社長は泣いて馬謖を斬る決断だったに違いありません。
3.就職せず家でごろごろしている息子を追い出す決心をしました。泣いて馬謖を斬ると言えるだろう。
4.芸能人が子供の犯罪で謝罪会見を開くのは、泣いて馬謖を斬るという言葉がぴったりです。
5.いくら優秀であっても社会のルールが守れないのであれば、泣いて馬謖を斬るつもりで厳しく対応する必要があります。

この言葉がよく使われる場面としては、規律を保つために愛する者であっても違反者は厳しく処分することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「泣いて馬謖を斬る」は規律を守るために愛する者でも処分する場合に使う言葉です。

「心を鬼にする」の例文

1.子供がいくら可愛かったとしても、心を鬼にして叱らなければいけない時もあります。
2.これから成長を願い、心を鬼にして新入社員をしごくことにしました。
3.将来ベンチ入りが臨めない部員に、心を鬼にしてマネージャーへの転向の話を打診しました。
4.息子を成長させるためには、時には心を鬼にして見守ることも必要だと思います。
5.心を鬼にして言った言葉が娘に伝わったのか、やっと就職活動を始めてくれました。

この言葉がよく使われる場面としては、かわいそうだと思いながら厳しい態度を取ることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「心を鬼にする」は気の毒に思いながら相手のためを思って厳しい態度を取る場合に使う言葉です。

「泣いて馬謖を斬る」と「心を鬼にする」はどちらも愛する者のために厳しい態度を取ることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、規律を守るための行動なのが「泣いて馬謖を斬る」、相手のためを思って行動するのが「心を鬼にする」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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