似た意味を持つ「機会がございましたら」(読み方:きかいがございましたら)と「機会がありましたら」(読み方:きかいがありましたら)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」という言葉は、どちらも都合の良い機会があったらのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の違い
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の意味の違い
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の違いを分かりやすく言うと、「機会がございましたら」の方が「機会がありましたら」よりも丁寧な表現という違いです。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の使い方の違い
一つ目の「機会がございましたら」を使った分かりやすい例としては、「また機会がございましたらお声掛けください」「機会がございましたら一緒にご飯でもいきましょう」「また機会がございましたら遊びに行きたいです」などがあります。
二つ目の「機会がありましたら」を使った分かりやすい例としては、「機会がありましたら一緒にご飯でもいきましょう」「機会がありましたら一度ゆっくりお話ししませんか」「もし機会がありましたら野球を観に行きましょう」「機会がありましたら是非参加してみたください」などがあります。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の使い分け方
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」はどちらも都合の良い機会があったらのことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「機会がございましたら」の方が「機会がありましたら」よりも丁寧な表現という点です。
また、どちらも敬語表現なので目上の人に対して使うことができますが、「機会がございましたら」は取引先などのよりかしこまった場面で使うことが多く、「機会がありましたら」は直属の上司などの比較的親しい関係に対して使うと覚えておきましょう。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」の英語表記の違い
「機会がございましたら」も「機会がありましたら」も英語にすると「if you have a chance」となり、例えば上記の「もし機会がありましたら野球を観に行きましょう」を英語にすると「Let’s go watch baseball together if you have a chance」となります。
「機会がございましたら」の意味
「機会がございましたら」とは
「機会がございましたら」とは、都合の良い機会があったらのことを意味しています。
表現方法は「また機会がございましたら」「また機会がございましたらよろしくお願いいたします」
「また機会がございましたら」「また機会がございましたらよろしくお願いいたします」などが、「機会がございましたら」を使った一般的な言い回しになります。
「機会がございましたら」の使い方
「機会がございましたら」を使った分かりやすい例としては、「また機会がございましたらお気軽にご連絡ください」「またご一緒できる機会がございましたらよろしくお願いいたします」「機会がございましたらプラネタリウムでも観に行きませんか」などがあります。
「機会がございましたら」は事をするのに最も都合のよい時機のことを意味する「機会」に、「ある」を丁寧に表現した「ございましたら」が合わさり、都合の良い機会があったらのことの意味で使われている言葉です。
「機会がございましたら」は目上の人に使える
「機会がございましたら」はとても丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「機会がございましたら」はクッション言葉
「機会がございましたら」は日本語特有の表現であり、要求や提案をする際に相手にプレッシャーを与えず、相手の意志を尊重する言葉であると覚えておきましょう。そのため、クッション言葉とも言われています。
クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことを意味しています。
「機会がございましたら」の類語
「機会がございましたら」の類語・類義語としては、都合が良いことを意味する「都合がよろしければ」、可能なことを意味する「可能でしたら」などがあります。
「機会がありましたら」の意味
「機会がありましたら」とは
「機会がありましたら」とは、都合の良い機会があったらのことを意味しています。
表現方法は「機会がありましたらよろしくお願いします」「またの機会がありましたら」
「機会がありましたらよろしくお願いします」「またの機会がありましたら」「お会いできる機会がありましたら」などが、「機会がありましたら」を使った一般的な言い回しになります。
「機会がありましたら」の使い方
「機会がありましたら」を使った分かりやすい例としては、「機会がありましたら次回は是非参加してください」「また機会がありましたらよろしくお願いいたします」「また機会がございましたら詳しくご紹介したいと思います」などがあります。
「機会がありましたら」は事をするのに最も都合のよい時機のことを意味する「機会」に、「ある」を丁寧に表現した「ありましたら」が合わさり、都合の良い機会があったらのことの意味で使われている言葉です。
「機会がありましたら」は親しい間柄で使う
「機会がありましたら」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて目上の人に対して使える言葉です。ただし、どちらかといと身近な上司などの比較的親しい間柄で使うのが一般的になっています。
そのため、取引先などの社外の人に対して使うのはあまり一般的ではありません。もし、社外の人に対して使いたいのであれば、「機会がありましたら」をさらに丁寧にした「機会がございましたら」の方を使うようにしましょう。
「機会がありましたら」はクッション言葉
「機会がありましたら」は日本語特有の表現であり、要求や提案をする際に相手にプレッシャーを与えず、相手の意志を尊重する言葉であると覚えておきましょう。そのため、クッション言葉とも言われています。
「機会がありましたら」の類語
「機会がありましたら」の類語・類義語としては、余裕があることを意味する「余裕がありましたら」、都合がついてることを意味する「ご都合がつきましたら」などがあります。
「機会がございましたら」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、都合の良い機会があったらのことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「機会がございましたら」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「機会がありましたら」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、都合の良い機会があったらのことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「機会がありましたら」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「機会がございましたら」と「機会がありましたら」はどちらも都合の良い機会があったらのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「機会がございましたら」の方が「機会がありましたら」よりも丁寧な表現と覚えておきましょう。