【霊媒師】と【占い師】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「霊媒師」(読み方:れいばいし)と「占い師」(読み方:うらないし)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「霊媒師」と「占い師」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「霊媒師」と「占い師」の違い

「霊媒師」と「占い師」の意味の違い

「霊媒師」と「占い師」の違いを分かりやすく言うと、「霊媒師」とは神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のこと、「占い師」とは人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことという違いです。

「霊媒師」と「占い師」の使い方の違い

一つ目の「霊媒師」を使った分かりやすい例としては、「母が霊媒師なので私も将来なりたいと思っている」「霊媒師のもとへ行き除霊してもらうことにしました」「霊媒師を名乗る女性から声を掛けられました」「私の叔母は霊媒師です」などがあります。

二つ目の「占い師」を使った分かりやすい例としては、「有名な占い師に占ってもらうために旅行を決意しました」「私は占い師はインチキだと思っている」「占い師に手相を見せました」「将来の夢は占い師です」「彼女は占い師を信じていません」などがあります。

「霊媒師」と「占い師」の使い分け方

「霊媒師」と「占い師」はどちらも職業ですが、意味は全く異なっているので間違えないように注意しましょう。

「霊媒師」は神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のことを表す職業です。

一方、「占い師」は人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことを表す職業というのが違いになります。

「霊媒師」と「占い師」の英語表記の違い

「霊媒師」を英語にすると「medium」「Spiritualist」となり、例えば上記の「私の叔母は霊媒師です」を英語にすると「My aunt claims to be a spiritual medium」となります。

一方、「占い師」を英語にすると「fortune teller」となり、例えば上記の「彼女は占い師を信じていません」を英語にすると「She doesn’t believe in fortune tellers」となります。

「霊媒師」の意味

「霊媒師」とは

「霊媒師」とは、神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のことを意味しています。

「霊媒師」の使い方

「霊媒師」を使った分かりやすい例としては、「私の将来の夢は霊媒師です」「あなたは霊媒師になりたいですか」「彼は霊媒師を名乗っているがとてもインチキくさいです」「霊媒師の先生にお祓いをしてもらうことにしました」などがあります。

「霊媒師」は神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のことを指す職業です。また市子や巫女も霊媒師に含まれていると言われています。

市子とは 神霊、生き霊、死霊を呪文を唱えて招き寄せて、その意中を語る人のことを意味しています。また、巫女は祈祷、卜占や死者の口寄せをする女性のことを意味している言葉です。

「霊媒師」の主な仕事

「霊媒師」の主な仕事は大きく分けると二つ存在しており、一つ目は故人からのメッセージを伝える仕事、二つ目は悪い例を除霊する仕事になります。そのため、人によって得意分野が異なっているので、適切な方にお願いするようにしましょう。

「霊媒師」の呼び方

「霊媒師」は地域によって呼び方が異なっているのが現状です。例を挙げると、シャーマン、ユタ、巫女、イタコなどがあります。この中でも特に有名と言われているのが、青森のイタコ、沖縄のユタです。

「占い師」の意味

「占い師」とは

「占い師」とは、人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことを意味しています。

「占い師」の使い方

「占い師」を使った分かりやすい例としては、「あの占い師は嘘つきだと思っています」「当たると噂の占い師に占ってもらうことにしました」「私は偽物の占い師に騙されたことがあります」「彼は占い師としてはとても有名だそうです」などがあります。

「占い師」は人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことを指す職業です。「占い師」の主な仕事としては、個人の未来や心の内面など、現実的に不透明な出来事についてアドバイスすることになります。

「占い師」と言っても一言で表すことは容易ではなく、様々な占い方法があるのでそれに適した呼び方をするのが一般的です。

例を挙げると、生年月日や生まれた時間や場所の要素をもとに運命や人生の流れなどを占うことを意味する「命術」、占星術やタロット占いなどで占うことを意味する「卜術」、姿や形など目に見える事象や環境をもとに現在の状態や今後の運勢などを占うことを意味する「相術」などがあります。

「占い師」の類語

「占い師」の類語・類義語としては、未来の物事を予測して言うことを意味する「予言者」、占いする人のことを意味する「卜者」などがあります。

「霊媒師」の例文

1.最近金縛りに悩まされてるので、霊媒師のところへ行くことにしました。
2.霊媒師は地方によって呼び方が違うのを、最近知ることができました。
3.私の母は霊媒師であるが、私が後を継ぐことはないと明言すると、とても残念そうにしていました。
4.最近心霊現象が身の廻りでよく起こるので、霊媒師の方に相談することにしました。
5.私は目に見たものしか信じないタイプなので、霊媒師を信用していません。
6.最近不幸なことが続いた友人は霊的なことを信じない人だったが、今度東北の有名な霊媒師にみてもらうことにしたそうだ。
7.昔は霊媒師と科学者が対決するバラエティ番組があったが、今はコンプライアンス的にアウトなんだろうね。
8.子供が行方不明になり、警察も手が行き詰まったため、家族は霊媒師に相談することにした。
9.彼女は霊媒師と名乗る女に、霊が取り付いていると言われて、数百万円もする掛け軸やツボを買わされた。
10.男は霊媒師を名乗っているが、占いや除霊グッズ販売もやっていて、とてもインチキくさい印象がある。

この言葉がよく使われる場面としては、神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「霊媒師」は職業の一つです。

「占い師」の例文

1.私は将来結婚できるか気になったので、占い師に占ってもらうことにしました。
2.占い師に免許はいらないが、他人の相談事を聞くので話術は必要だろう。
3.あの占い師は信用できるので、定期的に手相を見てもらっています。
4.将来は占い師になりたいので、大学は心理学を専攻することにしました。
5.占い師の方は高そうな水晶玉を持っているが、あれに未来が映し出されるのだろうか。
6.母は昔から勘が鋭く、的を得たアドバイスをするので、昔からの知り合いの間では占い師のような存在になっている。
7.私は彼女に向かってそんなインチキ占い師にそそのかされて、自分の人生を台無しにすべきではないと忠告しました。
8.その占い師は私の悩みをピタリと言い当てたので、世の中には不思議なこともあるものだなと感心したのでした。
9.太古の昔には占い師が政治を左右していたわけだから、現代でも政治家が占い師に頼るというのはあり得なくもないだろう。
10.職場の同僚とうまくいかず、毎日ストレスを感じていました。占い師に相談したところ、その同僚は私のことを良く思っていないとのことでした。

この言葉がよく使われる場面としては、人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「占い師」は職業の一つです。

「霊媒師」と「占い師」は似た言葉ですが意味は異なっています。

どちらの言葉を使うか迷った場合、神霊や死者の霊と人間との間の意思伝達の仲介をするとされる人のことを表現したい時は「霊媒師」を、人の運勢や物事の吉凶を判断や予言する人のことを表現したい時は「占い師」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター