似た意味を持つ「ご指導くださいますよう」(読み方:ごしどうくださいますよう)と「ご指導いただきますよう」(読み方:ごしどういただきますよう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」という言葉は、どちらも指導してほしいとお願いすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の違い
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の意味の違い
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の違いを分かりやすく言うと、「ご指導くださいますよう」は尊敬語、「ご指導いただきますよう」は謙譲語という違いです。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の使い方の違い
一つ目の「ご指導くださいますよう」を使った分かりやすい例としては、「今回はご指導くださいますようお願い申し上げます」「まだ不慣れな点が多いですのでご指導くださいますようお願いいたします」などがあります。
二つ目の「ご指導いただきますよう」を使った分かりやすい例としては、「お忙しいとは存じますがご指導いただきますようお願い申し上げます」「プロで培ったノウハウをご指導いただきますようお願いいたします」などがあります。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の使い分け方
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」はどちらも指導してほしいとお願いすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「ご指導くださいますよう」はくれの尊敬語である「ください」を使用しているので尊敬語表現になります。つまり尊敬語なので、相手に動作に対して使う言葉になります。
一方、「ご指導いただきますよう」はもらうの謙譲語である「いただく」を使用しているので尊敬語表現になります。謙譲語表現になります。つまり謙譲語なので、自分の動作に対して使う言葉になります。
ただし、謙譲語と尊敬語には敬意の度合いの違いはないので、どちらの言葉も目上の人に対して使って問題ないと覚えておきましょう。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」の英語表記の違い
英語圏には敬語表現がないので「ご指導くださいますよう」も「ご指導いただきますよう」も直訳した英語はありませんが、近い表現として「Please provide guidance」があります。
「ご指導くださいますよう」の意味
「ご指導くださいますよう」とは
「ご指導くださいますよう」とは、指導してくれるようお願いすることを意味しています。
表現方法は「ご指導くださいますようお願いいたします」「ご指導くださいますようお願いも吸い上げます」
「ご指導くださいますようお願いいたします」「ご指導くださいますようお願いも吸い上げます」などが、「ご指導くださいますよう」を使った一般的な言い回しになります。
「ご指導くださいますよう」の使い方
「ご指導くださいますよう」を使った分かりやすい例としては、「至らない点も多いですがご指導くださいますようお願い申し上げます」「マナー講師としてご指導くださいますようお願いいたします」などがあります。
「ご指導くださいますよう」はある目的や方向に向かって教え導くことを意味する「指導」に接頭語の「ご」、くれの尊敬語「ください」、丁寧語の「ます」、婉曲表現の「よう」が合わさり、指導してくれるようお願いすることの意味で使われている言葉です。
尊敬語とは話し手が聞き手や話題の主のその動作や状態などを高めて待遇することを意味しています。
「ご指導くださいますよう」は目上の人に使える
「ご指導くださいますよう」は尊敬語表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「ご指導くださいますよう」はビジネスメールで目上の人に教えを乞う場合や、挨拶文などの定型文として使うのが一般的と覚えておきましょう。
「ご指導くださいますよう」の類語
「ご指導くださいますよう」の類語・類義語としては、指導してくれとお願いすることを意味する「ご指導のほどよろしくお願いいたします」、指導してくださいとお願いすることを意味する「ご指導くださいませ」などがあります。
「ご指導いただきますよう」の意味
「ご指導いただきますよう」とは
「ご指導いただきますよう」とは、指導してもらうようお願いすることを意味しています。
表現方法は「ご指導いただきますようお願いいたします」「ご指導いただきますようお願いも吸い上げます」
「ご指導いただきますようお願いいたします」「ご指導いただきますようお願いも吸い上げます」などが、「ご指導いただきますよう」を使った一般的な言い回しになります。
「ご指導いただきますよう」の使い方
「ご指導いただきますよう」を使った分かりやすい例としては、「では20日にご指導いただきますようお願いいたします」「今後ともご指導いただきますようお願い申し上げます」「お忙しいところ恐縮ですがご指導いただきますよう」などがあります。
「ご指導いただきますよう」はある目的や方向に向かって教え導くことを意味する「指導」に、接頭語の「ご」、もらうの謙譲語「いただく」、丁寧語の「ます」、婉曲表現の「よう」が合わさり、指導してもらうようお願いすることの意味で使われている言葉です。
謙譲語とは、自分の行動を相手よりも下の立場として表現することにより相手への敬意を示すことを意味しています。
「ご指導いただきますよう」は目上の人に使える
「ご指導いただきますよう」は謙譲語表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「ご指導いただきますよう」はビジネスメールで目上の人に教えを乞う場合や、挨拶文などの定型文として使うのが一般的と覚えておきましょう。
「ご指導いただきますよう」の類語
「ご指導いただきますよう」の類語・類義語としては、指導してもらえると嬉しいことを意味する「ご指導いただけますと幸いです」、指導してもらいたいと思うことを意味する「ご指導いただきたく存じます」などがあります。
「ご指導くださいますよう」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、指導してくれるようお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「ご指導くださいますよう」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「ご指導いただきますよう」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、指導してもらうようお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「ご指導いただきますよう」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「ご指導くださいますよう」と「ご指導いただきますよう」はどちらも指導してほしいとお願いすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、尊敬語表現なのが「ご指導くださいますよう」、謙譲語表現なのが「ご指導いただきますよう」と覚えておきましょう。