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【見苦しい】と【みっともない】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「見苦しい」(読み方:みぐるしい)と「みっともない」(読み方:みっともない)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「見苦しい」と「みっともない」という言葉は、どちらも人の服装や動作などが相手に不快感を与えることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「見苦しい」と「みっともない」の違い

「見苦しい」と「みっともない」の意味の違い

「見苦しい」と「みっともない」の違いを分かりやすく言うと、「見苦しい」は他人の行為などについていう場合に使う、「みっともない」は人目に対して体裁が悪いという本人の気持ちをいう場合に使うという違いです。

「見苦しい」と「みっともない」の使い方の違い

一つ目の「見苦しい」を使った分かりやすい例としては、「彼は見苦しい身なりをしている」「見苦しいところをお見せして申し訳ありません」「この期に及んで逃げるとは見苦しいです」「見苦しい文章ですがご寛容ください」「大変見苦しいところをお見せしました」などがあります。

二つ目の「みっともない」を使った分かりやすい例としては、「みっともないまねはしないでほしい」「いい年して暴れるなんてみっともない」「ぼろぼろのTシャツはみっともないですよ」「公共の場で化粧するのはみっともない」などがあります。

「見苦しい」と「みっともない」の使い分け方

「見苦しい」と「みっともない」はどちらも人の服装や動作などが相手に不快感を与えることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「見苦しい」は人の動作や様子が相手に不快感を与えたり、いらいらさせたりする場合に使います。一方、「みっともない」は人の動作や恰好が普通人前では恥ずかしくてできない場合に使うというのが違いになります。

つまり、他人の行為などについていう場合には「見苦しい」、人目に対して体裁が悪いという本人の気持ちをいう場合には「みっともない」を使うといいでしょう。

「見苦しい」と「みっともない」の英語表記の違い

「見苦しい」も「みっともない」も英語にすると「shabby」「disgraceful」となり、例えば上記の「見苦しところをお見せしました」を英語にすると「I’m sorry such a disgraceful thing occurred in your presence」となります。

「見苦しい」の意味

「見苦しい」とは

「見苦しい」とは、見た感じが不愉快であることを意味しています。

表現方法は「見苦しい人」「見苦しい態度」「見苦しい言い訳」

「見苦しい人」「見苦しい態度」「見苦しい言い訳」「見苦しい姿」などが、「見苦しい」を使った一般的な言い回しになります。

「見苦しい」の使い方

「見苦しい」を使った分かりやすい例としては、「見苦しいまねはよしなさい」「大の大人が公衆の面前で叫ぶなんて見苦しい」「負けたのに言い訳するなんて見苦しいよ」「悪文乱筆のためお見苦しいですがお許しください」などがあります。

「見苦しい」は見た感じが不愉快であることを意味する形容詞です。形容詞とは、物事の状態や性質がどのようであるかを表現する際に使う言葉になります。

「見苦しい」は人の動作や様子が相手に不快感を与えたり、いらいらさせたりする場合に使うのが一般的です。そのため、基本的にマイナスのイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「見苦しい」の特徴

「見苦しい」は「相手の言い訳するの態度が見ていて見苦しかった」のように、他人の行為などについていう場合に使うのが特徴です。

「見苦しい」の類語

「見苦しい」の類語・類義語としては、慎みがな、礼儀にはずれたり品格に欠けたりして見苦しいことを意味する「はしたない」、見て不快な感じがすることを意味する「醜い」、見苦しく情けないことを意味する「浅ましい」などがあります。

「みっともない」の意味

「みっともない」とは

「みっともない」とは、体裁が悪いことを意味しています。

表現方法は「みっともないと言われた」「みっともないと言う人」

「みっともないと言われた」「みっともないと言う人」「みっともない大人」などが、「みっともない」を使った一般的な言い回しになります。

「みっともない」の使い方

「みっともない」を使った分かりやすい例としては、「二年も浪人してまた不合格とはみっともない」「自分の非を認めずに言い訳ばかりするのはみっともないです」「影で友達の悪口を言うなんてみっともないよ」「シャツがよれよれなのはみっともないです」などがあります。

「みっともない」は体裁が悪いことを意味する形容です。

「みっともない」はマイナスのイメージを伴う

「みっともない」は人の動作や恰好が普通人前では恥ずかしくてできない場合に使うのが一般的になります。そのため、基本的にマイナスのイメージを伴って使う言葉です。

「みっともない」は「司法試験を5回も受けて不合格はみっともない」ですのように、人目に対して体裁が悪いという本人の気持ちをいう場合に使用すると覚えておきましょう。

「みっともない」の類語

「みっともない」の類語・類義語としては、 自分の欠点や過失などを自覚して体裁悪く感じることを意味する「恥ずかしい」、品格や品性が劣ることを意味する「下品」などがあります。

「見苦しい」の例文

1.髭を剃らずに無精髭のまま出社するのは、社会人として見苦しいと思います。
2.こんな見苦しい場面をお見せして、恥ずかしい次第です。
3.彼氏の見苦しい振る舞いに呆れてしまったので、別れることを決意しました。
4.見苦しい発言や行動をしている職員を見かけたので、注意することにしました。
5.こんなつまらないことで言い合いをして、お見苦しいところをお見せして、大変申し訳ございません。

この言葉がよく使われる場面としては、見た感じが不愉快であることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「見苦しい」はマイナスのイメージで使われている言葉です。

「みっともない」の例文

1.公共の場で自分の感情を押さえられないのは、みっともない人だと思います。
2.友達にみっともないから合コンは一緒にやらないと言われて、とてもショックでした。
3.自分の失敗をまったく認めないで、言い訳ばかりするのはみっともないと思うぞ。
4.これから取引先の方たちと会うので、みっともないマネはするなとくぎを刺さされました。
5.いい年して年齢に見合った大人の振る舞いができない人は、みっともないと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、体裁が悪いことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「みっともない」はマイナスのイメージで使われている言葉です。

「見苦しい」と「みっともない」はどちらも人の服装や動作などが相手に不快感を与えることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、他人の行為などについていう時は「見苦しい」を、人目に対して体裁が悪いという本人の気持ちをいう時は「みっともない」を使うと覚えておきましょう。

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