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【平穏】と【平和】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「平穏」(読み方:へいおん)と「平和」(読み方:へいわ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「平穏」と「平和」という言葉は、どちらも「穏やかな状態」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




平穏と平和の違い

平穏と平和の意味の違い

平穏と平和の違いを分かりやすく言うと、平穏とは身の回りの穏やかさのみを表し、平和とは身の回りだけでなく世界情勢の穏やかさも表すという違いです。

平穏と平和の使い方の違い

一つ目の平穏を使った分かりやすい例としては、「苦難を乗り越えて平穏無事な生活を手に入れる」「何気ない平穏な日々に幸せを感じます」「草花を眺めていると平穏な気持ちになります」「ストレスを解消して心の平穏を取り戻す」などがあります。

二つ目の平和を使った分かりやすい例としては、「我々は世界の平和を守る努力をしなくてはならない」「デイジーの花言葉は平和です」「修学旅行で広島平和記念資料館を訪れる」「平和な暮らしを手に入れる」などがあります。

平穏と平和の使い分け方

平穏と平和という言葉は、どちらも何事もなく穏やかで安らかなさまを表しますが、意味や使い方には違いがあります。

平穏とは、穏やかで無事なことを意味します。日常や身の回りが穏やかであること、特に病気や事故がなく過ごすさまを表すことが多い言葉です。また、「心の平穏」「平穏な気持ち」のように、心の状態が安らかで落ち着いている様子も表します。

平和とは、語源を英語の「peace」に由来し、明治時代に訳語として造られた言葉です。平和という言葉は、「世界の平和」のような使い方で、戦争や暴力で社会が乱れていない状態を意味します。また、「平和な暮らし」のような使い方で、日常や身の回りの穏やかな状態も表す言葉です。

つまり、平穏とは身の回りや日常の穏やかさについて用いられますが、平和とは身の回りの穏やかさだけでなく世界情勢の穏やかさも表現する言葉です。二つの言葉を比べると、平穏よりも平和の方が広い意味を持ち、汎用性のある言葉だと言えるでしょう。

平穏と平和の英語表記の違い

平穏を英語にすると「calm」「quiet」「serenity」となり、例えば上記の「平穏無事な生活」を英語にすると「a quiet life」となります。

一方、平和を英語にすると「peace」「harmony」となり、例えば上記の「世界の平和」を英語にすると「the peace of the world」となります。

平穏の意味

平穏とは

平穏とは、変わったこともなく、穏やかなことを意味しています。

平穏の読み方

平穏の読み方は「へいおん」です。誤って「ひょうおん」「ひらおん」などと読まないようにしましょう。

平穏の使い方

平穏を使った分かりやすい例としては、「願わくは平穏な人生を送りたい」「ただただ平穏な日々を過ごしたい」「いつでも心の平穏を保つことは不可能です」「平穏な日常は当たり前のことではありません」などがあります。

その他にも、「今年も平穏無事に過ごせますように」「誰もが平穏な生活を求めています」「心配事をなくして平穏な気持ちを取り戻す」「平穏な環境の中で英語の学習に集中する」「ただただ平穏な日々を過ごしたい」などがあります。

平穏の「平」は特に変わった様子がなく穏やかであること、「穏」は落ち着いて静かなさまを表します。この二つの漢字が組み合わさり、平穏とは、変わった事も起こらず穏やかなさまを意味します。暮らしなどに特別な問題がないさま、病気や怪我などの事故がなく過ごすさまを表現する言葉です。

四字熟語は「平穏無事」の意味

平穏を用いた四字熟語には「平穏無事」(読み方:へいおんぶじ)があります。平穏無事とは、穏やかで何一つ変わったことが起こらない様子を意味します。変わった事がないことを表す「無事」に「平穏」を添えて意味を強調したものです。

平穏の対義語

平穏の対義語・反対語としては、状況が不安定で危機や危険をはらんでいることを意味する「不穏」などがあります。

平穏の類語

平穏の類語・類義語としては、危険がなく安心なことを意味する「安全」、変わったこともなく安らかであることを意味する「平安」、普段と変わりないことを意味する「無事」、無事で安らかなことを意味する「安泰」などがあります。

平和の意味

平和とは

平和とは、戦争や紛争がなく、世の中が穏やかな状態にあることを意味しています。

その他にも、「心配や揉め事がなく、穏やかなこと」の意味も持っています。

平和の使い方

「日本国憲法は平和主義を掲げています」「家族で広島平和記念公園に行きました」「平和の鐘を突いて黙とうを捧げた」などの文中で使われている平和は、「世の中が穏やかな状態にあること」の意味で使われています。

一方、「何気ない日常を平和に過ごす」「健康で悩みがない生活に平和を感じます」「平和で平凡な毎日が幸せなのだろうか」などの文中で使われている平和は、「心配などがなく穏やかなこと」の意味で使われています。

平和とは、上記の例文にあるように二つの意味を持つ言葉です。一つは、「世界平和」のような使い方で、戦争がなく世の中が安穏であることの意味です。もう一つは、「平和に過ごす」のような使い方で、気がかりなことがなく穏やかなさまの意味です。

「平和主義」の意味

平和を用いた日本語には「平和主義」があります。平和主義とは、戦争や暴力に反対し、恒久的な平和を最高理念とする思想や立場を意味します。日本国憲法では、「国民主権」「基本的人権の尊重」と並ぶ基本原則の一つとなっています。

平和の対義語

平和の対義語・反対語としては、軍隊と軍隊とが兵器を用いて争うことを意味する「戦争」などがあります。

平和の類語

平和の類語・類義語としては、世の中が平和に治まり穏やかなことを意味する「太平」、世の中が穏やかで安定していることを意味する「安寧」、平和や和睦を意味する「ピース」などがあります。

平穏の例文

1.大病を患ってから、平穏に過ごすことのありがたみを感じるようになりました。
2.毎日を平穏な気持ちで過ごすためコツは、意識して感情を鎮めることです。
3.自己肯定感を高めて感情をコントロールすることで、心の平穏を保つことができます。
4.毎年の初詣では、一年の無病息災と平穏無事を祈ることにしています。
5.何かと不便な状況が一日も早く解消され、平穏な日々が戻りますように。

この言葉がよく使われる場面としては、静かで穏やかなこと、穏やかで無事なさまを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、平穏の慣用的な言い回しには「平穏に過ごす」「平穏な気持ち」「心の平穏」「平穏な日々」などがあります。例文3にある「心の平穏」とは、心が穏やかな状態で乱れのないことを意味します。

平和の例文

1.戦争も核兵器もなく人権が尊重される平和な世界を、みんなで実現しましょう。
2.日本人である私たちは、世界で起こっている戦争や平和について切実に考える必要があります。
3.世界が求め続けている本当の平和とはどんなものであるか、クラスで話し合うことにしました。
4.大嫌いな英語の試験が終わって、やっと平和な日々が戻ってきました。
5.私は平和な毎日を過ごしていましたが、競馬や麻雀にはまって生活が一転してしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、戦争がなく世の中が安穏であること、和やかで安らかなさまを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3の平和は、世の中が安穏であることの意味で用いられています。例文4や例文
5の平和は、和やかで安らかなさまの意味で用いられています。

平穏と平和という言葉は、どちらも「穏やかなこと」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、身の回りの穏やかさを表現したい時は「平穏」を、身の回りだけでなく世界情勢の穏やかさも表現したい時は「平和」を使うようにしましょう。

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