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【キャッチアップ】と【キャッチ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「キャッチアップ」と「キャッチ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「キャッチアップ」と「キャッチ」という言葉は、「情報に追い付くこと」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




キャッチアップとキャッチの違い

キャッチアップとキャッチの意味の違い

キャッチアップとキャッチの違いを分かりやすく言うと、キャッチアップは追い付いて得ることを表現する時に使い、キャッチは得ることを表現する時に使うという違いです。

キャッチアップとキャッチの使い方の違い

一つ目のキャッチアップを使った分かりやすい例としては、「自分が持っていない技術のキャッチアップを進んでやれるようにしたい」「途上国によるキャッチアップの対象に日本もされている」「キャッチアップ配信でアニメを追いたいところだ」などがあります。

二つ目のキャッチを使った分かりやすい例としては、「エンジンの音をキャッチしたのか犬はソワソワしていた」「新しい情報をキャッチするのが早くて助かる」「キャッチコピーは見ていて飽きず頭に残る」などがあります。

キャッチアップとキャッチの使い分け方

キャッチアップとキャッチは、どちらも情報を得ることを表す言葉として使われますが、意味が若干異なります。

キャッチアップは、過去の情報を得て遅れを取り戻すこと、情報に追い付くことや追い付こうとすることを意味する言葉として使われています。最新の情報を得ることにも使われますが、由来となった英語にその意味は含まれていません。

一方のキャッチは、捉えることや捕まえることを意味する言葉として使われています。純粋に情報を得ることのみに使うことができますが、その他のものを捕らえる場合にも使われます。

つまり、キャッチアップは後から遅れて情報を入手することを表す場合に使い、キャッチは単純に情報を得ることを表す場合に使うという違いがあり、後者には追いかけることや追い付くことといった意味は含まれていません。

そのため、上記例文の「途上国によるキャッチアップ」を「途上国によるキャッチ」という表現に変えて使うことはできません。

キャッチアップとキャッチの英語表記の違い

キャッチアップを英語にすると「catch-up」となり、例えば上記の「技術のキャッチアップ」を英語にすると「technology catch-up」となります。

一方、キャッチを英語にすると「catch」となり、例えば上記の「音をキャッチする」を英語にすると「catch sounds」となります。

キャッチアップの意味

キャッチアップとは

キャッチアップとは、追いかけることを意味しています。

その他にも、遅れを取り戻して追い付くことも意味します。

表現方法は「キャッチアップする」「キャッチアップが早い」

「キャッチアップする」「キャッチアップが早い」「情報をキャッチアップ」などが、キャッチアップを使った一般的な言い回しです。

キャッチアップの使い方

「経済問題は途上国のキャッチアップに影響を及ぼしている」「キャッチアップサービスを利用してドラマを視聴する」「全ての情報をキャッチアップしているわけではない」などの文中で使われているキャッチアップは、「追いかけること」の意味で使われています。

一方、「会議に参加できない場合は翌日議事録でキャッチアップをしておく」「上司に数日はキャッチアップ重視で動いていいと言ってもらえた」などの文中で使われているキャッチアップは、「遅れを取り戻すこと」の意味で使われています。

キャッチアップは英語で「catch-up」と表記され、「追いつく」「遅れを取り戻す」を意味する言葉として使われています。日本語では、メッセージを既読にして最新のものを読むことや新しい情報を得ることも意味しますが、英語でこの意味で使うことはできません。

使われる業界や場面によって意味が若干異なりますが、上記例文のように発展途上国という語を伴う場合には先進国に追い付こうとすることを、会議の議事録などを伴う場合は遅れを取り戻すために情報や知識を把握することを表します。

「キャッチアップサービス」の意味

上記例文の「キャッチアップサービス」とは、テレビ番組で放送が終わった直後にインターネット上で番組を配信することを意味する言葉で、「キャッチアップ配信」「見逃し配信」とも呼ばれています。

キャッチアップの類語

キャッチアップの類語・類義語としては、ひと段落した後に更に追い続けることを意味する「フォロー」、失ったものを取り戻すことを意味する「挽回」、再びもとのように戻ることを意味する「取り返す」などがあります。

キャッチの意味

キャッチとは

キャッチとは、捉えることや捕まえることを意味しています。

その他にも、物理的にモノを捕らえることも意味する言葉です。

キャッチの使い方

「状況の変化を誰よりも早くキャッチして対応する」「何度も予兆をキャッチしてきたからこそ出世できている」「情報のキャッチ力を養うためにも先輩に話を聞く」などの文中で使われているキャッチは、「情報などを捉えること」の意味で使われています。

一方、「ボールをキャッチできず顔にぶつけた」「マスクは花粉をある程度キャッチしてくれる」「汚れをキャッチしてくれる掃除グッズがほしい」などの文中で使われているキャッチは、「モノを捕らえること」の意味で使われています。

キャッチは英語で「catch」と表記され、「捉える」「捕まえる」「聞き取る」などの意味で使われています。日本語として使う場合も複数の意味を持ちますが、基本的には人やモノを捕らえることを表します。

また、上記例文の「ボールをキャッチ」などのように実体のあるものを捕らえることだけでなく、「状況の変化をキャッチする」「予兆をキャッチする」「情報のキャッチ力」「異音をキャッチする」などのように実体がないものを捉える場合にも使われます。

「キャッチコピー」の意味

キャッチが使われている言葉には「キャッチコピー」もあり、人の目を捉えたり注意を引くための文章を表します。「キャッチワード」「キャッチライン」も同じように使われています。

キャッチの類語

キャッチの類語・類義語としては、捕まえることや他者を理解することを意味する「捕捉」、わからなかったものを見つけ出すことを意味する「発見」などがあります。

キャッチアップの例文と使い方

1.先日タイミングを逃すことになったワクチンをキャッチアップ接種できることになったため安心している。
2.転職前に事前にキャッチアップをしておけば現場で先輩たちに大きな迷惑を掛けることはなくなるだろう。
3.新興国によるキャッチアップは、まず大量輸出などで外貨を稼ぐところから始めることになるだろう。
4.キャッチアップミーティングが行われることになったため、自身の抱える業務の進捗などを簡単にまとめておきたい。
5.最新の情報をキャッチアップする能力が今の仕事には求められるため、SNSなどを駆使する必要がある。

この言葉がよく使われる場面としては、追いかけることを意味する時などが挙げられます。

例文4と例文5のように、既存の情報ではなく、新しい情報を集めることを意味する言葉としても使われています。

キャッチの例文と使い方

1.変化の予兆をキャッチして素早く対応していくことで、顧客の信頼を勝ち取ることができると思っている。
2.男性のハートをキャッチするための料理に挙げられることの多い肉じゃがだが、他にも料理は練習した方がいいと薄々感じている。
3.傾向をキャッチすることで今後の方針も固められるため一件でも多くの報告が手元にほしいところである。
4.ウイルスやホコリをキャッチするためのフィルターの掃除をこまめにしなければならない。
5.花粉症であるため花粉をキャッチしてくれるマスクや空気清浄機が春には必需品となる。

この言葉がよく使われる場面としては、捉えることや捕まえることを意味する時などが挙げられます。

例文4と例文5のように、実体のないものだけでなく、実体のあるものを捕まえる場合にも使われています。

キャッチアップとキャッチは、どちらも「情報に追い付くこと」を表します。どちらを使うか迷った場合は、追い付いて得ることを表す場合は「キャッチアップ」を、得ることを表す場合は「キャッチ」を使うと覚えておけば間違いありません。

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