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【華金】と【花金】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「はなきん」という読み方の「華金」と「花金」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「華金」と「花金」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




華金と花金の違い

華金は花金の間違い

華金と花金の違いを分かりやすく言うと、華金とは花金の間違った使い方、花金とは翌日の出勤を気にせず夜遅くまで楽しめる金曜日という意味です。

華金は誤字

一般的には「華金」という言葉は辞書に存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「花金」のことを間違えて「華金」として使っている人がほとんどです。

例外として花金よりもお金をたくさん使うという意味で「華金」を使う人もいます。ただし、「華金」は辞書に載っていない言葉のでなるべく「花金」という言葉を使うようにしましょう。

花金は正しい日本語

正しい言葉である花金を使った分かりやすい例としては、「明日は花金なのでたくさん散財する予定だ」「花金なので夜更かししながら映画鑑賞をしよう」「給料日と花金が重なったのでいつもより高いお酒を飲もう」などがあります。

「花金」という言葉はあっても「華金」という言葉は存在しないことを覚えておきましょう。同時に「花金」という単語の意味について「土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで楽しめる金曜日のこと」と覚えておくようにしてください。

花金の英語表記

花金を英語にすると「TGIF」となります。「TGIF」は「Thank God Its Friday」の略のことを意味しています。

華金の意味

華金とは

華金とは、花金の辞書に載っていない間違った使われ方を意味しています。

華金という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。漢字の読み方が同じなため、「花金」と混同してしまう人が多いようですが、一般的な言葉ではないので使わないように気を付けてください。

花金よりもお金を使って華やかに金曜日を過ごしたという意味で「華金」と使う人もいますが一般的ではないです。辞書にも載っていないため、花金と使う方が無難でしょう。

華金の類語

華金の華の字を使った別の言葉としては、華やかすぎて不相応なことを意味する「華美」(読み方:かび)、華やかで美しいことを意味する「華麗」、美しく華やかであることを意味する「華華」(読み方:はなばな)などがあります。

花金の意味

花金とは

花金とは、週休二日制が導入されたので、土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで楽しめる金曜日のことを意味しています。

花金の使い方

花金を使った分かりやすい例としては、「花金はやりたいことが多くてワクワクしている」「花金に家でゆっくり過ごすのも悪くない」「花金という言葉を聞く機会が減ったなぁ」などがあります。

その他にも、「花金と給料日が重なるととても嬉しい」「花金鳳花という花はとても美しい」「花金の理想の過ごし方をリサーチしてみた」「花金に一人飲みするのも悪くない」「花金はバブル時代に生まれた言葉だ」などがあります。

花金の由来

花金という言葉が生まれたのは景気が良かった1990年代のバブル期です。土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで遊べる「はなのような金曜日」ということから花金という言葉になりました。しかし、バブルが崩壊してから使われることがあまりなく死語になったと言われています。

花金とプレミアムフライデーとブラックフライデーは違う

花金と間違いやすい言葉に「プレミアムフライデー」と「ブラックフライデー」があります。プレミアムフライデーとは、各業界団体が連携して行う個人消費活性化の取り組みのことを意味しています。また、プレミアムフライデーは毎月末の金曜日のことを指しています。

ブラックフライデーとは、米国などで11月の第4木曜日の翌日の金曜日のことを意味しています。休日としている企業が多いため、商店にとってはクリスマス商戦の初日とも言われています。ブラックという言葉を使う理由は黒字を連想するからです。

花金の類語

花金の花の字を使った別の言葉としては、職人などが知人から金を得るために回状を回して催す会のことを意味する「花会」、新婦が初めて里帰りすることを意味する「花帰り」、花見の宴のときに張りめぐらす幕の事を意味する「花の幕」などがあります。

その他にも、芸者を揚げて遊ぶ代金のことを意味する「花代」、花を観賞しながら催す酒宴のことを意味する「花の宴」(読み方:はなのえん)、花の咲くころに催す賀の祝い「花の賀」(読み方:はなのが)などがあります。

華金の例文

1.華金という言葉存在しないので恐らく花金の間違いだろう。
2.華金という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
3.花金という言葉は土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで楽しめるようになったことを表現する言葉で、華金という言葉はない。
4.華金が楽しみという言葉を使う人がいるが、正しくは花金が楽しみだ。
5.土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで遊べる金曜日は花金であって、華金ではない。
6.花金のことを華金と書く人がいるようだが、正しくないので使うべきではないでしょう。
7.知り合いがお仕事終わりに華金デートしたとツイートしてあったが、それをいうなら花金だろう。
8.本当に華金が辞書に載ってないのかと調べたところ、たしかに花金しか載っていませんでした。
9.華金というと華やかな金曜日というイメージがあるけど、プレミアムフライデーとどう違うのだろう。
10.華金は間違っているのに、私のほうが間違えているような言い方をされました。

この言葉がよく使われる場面としては、花金という言葉と間違えて華金としていることを表現したい時などが挙げられます。

華金という言葉は、広く使われている言葉ではなく、華金を間違えて使っている可能性が高い言葉です。華金という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、華金ではなく、花金とするのが正しい使い方です。

花金の例文

1.花金とプレミアムフライデーは間違いやすいが全然別物である。
2.花金は何をするのか毎回迷ってしまう。
3.昔は花金データランドという番組が放送されていたらしい。
4.バブル崩壊後は花金という言葉を使うことは少なくなってしまった。
5.花金にすることと言えばみんなで飲みにいくことだ。
6.花金と給料日が重なるととても嬉しい反面、お金を使いすぎてしまうので気をつけなければいけません。
7.今日は花金とあって、繁華街ではどのお店もお客さんでごった返していました。
8.酒が飲める人にとっては花金は大事なのだろうが、下戸の私にとってはただの週末に過ぎない。
9.花金は久しぶりに飲み会の約束がありますので、今からとても楽しみな気持ちです。
10.花金という言葉の誕生の背景には、バブル経済によって一般庶民にも娯楽・消費文化が浸透したことが大きい。

この言葉がよく使われる場面としては、土曜日の出勤を気にせず夜遅くまで楽しめる金曜日のことを表現したい時などが挙げられます。

例文4のように花金という言葉バブル時代の言葉でバブル崩壊後はあまり使われていないはずです。しかし、バブル時代は頻繁に使われていたため40代以上の人達にはとても馴染みのある言葉でしょう。

華金と花金どちらを使うか迷った時には、華金は辞書にない言葉なので、特別な理由がない限りは花金を使うようにしてください。

言葉の使い方の例文
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