【インナー】と【アウター】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「インナー」と「アウター」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「インナー」と「アウター」という言葉は、「場所を表す言葉」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




インナーとアウターの違い

インナーとアウターの意味の違い

インナーとアウターの違いを分かりやすく言うと、インナーは内側を表現する時に使い、アウターは外側を表現する時に使うという違いです。

インナーとアウターの使い方の違い

一つ目のインナーを使った分かりやすい例としては、「新しいインナーイヤホンを購入した」「インナーカラーをビビッドなものにすることに憧れる」「何枚かインナーを新調して新しい季節に備えることにした」などがあります。

二つ目のアウターを使った分かりやすい例としては、「アウターミラーを拭いてから必ず走行し始める」「人気ブランドが新作のアウターを発表した」「ニットの上にアウターを着るのは、もこもこして苦手だ」などがあります。

インナーとアウターの使い分け方

インナーとアウターはどちらも、場所を表す言葉ですが、意味は大きく異なります。

インナーは、内側にあることを意味します。日本語では、「インナーウェア」を省略した言葉として使われているため、身にまとう衣服の中でも一番肌に近い内側に着る衣類を指します。

一方のアウターは、外側にあることを意味します。こちらも同様に日本語では、「アウターウェア」を省略した言葉として使われているため、身にまとう衣服の中でも一番外側に着る衣類を指します。

つまり、インナーは内側にあることやその物を指し、アウターは外側にあることやその物を指すという明確な違いがあります。

インナーとアウターの英語表記の違い

インナーを英語にすると「inner」となり、例えば上記の「インナーイヤホン」を英語にすると「inner earphone」となります。一方、アウターを英語にすると「outer」となり、例えば上記の「アウターミラー」を英語にすると「outer mirror」となります。

インナーの意味

インナーとは

インナーとは、内側にあることを意味しています。

その他にも、内側に着る衣服を意味する言葉として使われています。

インナーの使い方

「青のインナーカラーより赤系の方が血色がよく見えそうだ」「どんな商品もインナーブランディングから行う」「インナーチャイルドの影響でコミュニケーションが辛くなる場合もある」などの文中で使われているインナーは、「内側」の意味で使われています。

一方、「見せるインナーには可愛いデザインのものが多い」「冬用のインナーシャツを着なければ寒くて凍える」「裏起毛のメンズインナーを手に入れたため冬を乗り越えられそうだ」などの文中で使われているインナーは、「肌着」の意味で使われています。

インナーは英語で「inner」と表記され、「内の」「より親しい」「内輪の」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、特に衣服に対して使われることが多くあります。

「インナーカラー」の意味

上記例文の「インナーカラー」とは、襟足など髪の内側を表面とは異なる色で染める方法を指す言葉です。髪の毛を結ぶなどのヘアアレンジ次第で他者に見える部分の増減が可能であるため、オフィス勤めの女性の人気を集めています。

「インナーウェア」の意味

一番肌に近い内側に着るものの意味で使われる場合は「インナーウェア」を省略した形となっています。上記例文の「見せるインナー」「インナーシャツ」「メンズインナー」などのように使われています。

インナーの対義語

インナーの対義語・反対語としては、物の外側や外から見えるところを意味する「外部」があります。

インナーの類語

インナーの類語・類義語としては、内側や内部を意味する「インサイド」、上着の下に着る衣服を意味する「下着」、肌に直接つける衣類を意味する「肌着」などがあります。

アウターの意味

アウターとは

アウターとは、外側にあることを意味しています。

その他にも、衣服の上から羽織る衣類を意味する言葉として使われています。

アウターの使い方

「夏はアウターシェードがなければ電気代がかさんでしまう」「自転車用語のアウターはケーブルを指す」「アウターカートンは一番外側となる配送用の箱を指す」などの文中で使われているアウターは、「外側」の意味で使われています。

一方、「女だがメンズアウターを好んで着用している」「レディースのアウターアイテムの新作を見る度に寒くなれと思う」「アウターの種類はその日の服装で決めている」などの文中で使われているアウターは、「上着」の意味で使われています。

アウターは英語で「inner」と表記され、「外の」「外側の」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、特に衣服に対して使われることが多くあります。

「アウターシェード」の意味

上記例文の「アウターシェード」とは、家の中に差し込む日差しを遮蔽するために窓の外におかれる日除けを指す言葉で、「洋風すだれ」として使われています。これにより室内温度の上昇が抑えられ、冷房代の節約に役立ちます。

「アウターウェア」「アウトウェア」の意味

一番外側に着る上着の意味で使われる場合は「アウターウェア」「アウトウェア」を省略した形となっています。上記例文の「メンズアウター」「レディースのアウター」「アウターの種類」などのように使われています。

アウターの対義語

アウターの対義語・反対語としては、物の内側の部分を意味する「内部」、物の内部や心の中を意味する「内面」、距離や場所がどの端からも等しく離れているような場所を意味する「中央」があります。

アウターの類語

アウターの類語・類義語としては、長着の上に着る丈の短い衣服を意味する「羽織」、洋服の中でも腰丈程度の上着の総称である「ジャケット」、防寒防塵などのために衣服の上に着るものを意味する「コート」などがあります。

インナーの例文

1.インナーマッスルを鍛える方法を学びながら実践できるトレーニングを試してみたが、三日坊主になりそうな気がしてきた。
2.バルコニーでも、インナーバルコニーであれば屋根がついているため、少し雨が降っていても使うことができる。
3.夏のインナーは風通しがよく汗を吸収してくれるものがいいが、冬のアウターは少し身体を動かせば暑くなるため苦手だ。
4.寒くなる前にニットインナーを買うことができたため、今から着用できるのが楽しみだ。
5.インナーはファッションの一部として考えたことはなかったが、見せてもダサくないインナーで重ね着をする方法もある。

この言葉がよく使われる場面としては、内側にあることを意味する時などが挙げられます。

例文1の「インナーマッスル」とは、身体の内側の中でも深い部分にある筋肉を指す言葉で、腹直筋や腸腰筋など姿勢を維持したり、内臓を支えたり、運動など身体を動かすためのサポートをするといった役割を持つ筋肉です。

アウターの例文

1.アウターコンクは初心者もピアスを開けやすいと聞いたが、耳たぶに開けるよりも痛いことも聞いた。
2.冬になるとアウターハンドルを触ろうとするだけで静電気が起きて痛い思いをする。
3.去年は暖冬だったからアウターをクローゼットから出すタイミングが分からなかったが、今年は分かりやすく寒くなった。
4.使っているアウターは通販で購入したが、なかなか良い買い物ができたのではないかと当時の自分を毎年褒めている。
5.所持している冬のアウターよりも春のアウターの方が気に入っているが、冬に着るには薄すぎる。

この言葉がよく使われる場面としては、外側にあることを意味する時などが挙げられます。

例文1の「アウターコンク」とは、耳の上部かつ中央の、平らな面に開けるピアスを指す言葉です。似た場所につけるピアスに「ヘリックス」がありますが、これよりも内側です。

また、例文3から例文5のように、衣服の上から羽織る衣類を意味する言葉として使われることが多い言葉でもあります。

インナーとアウターは、どちらも「場所を表す言葉」を表します。どちらを使うか迷った場合は、内側を表す場合は「インナー」を、外側を表す場合は「アウター」を使うと覚えておけば間違いありません。

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