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【先陣を切る】と【先頭を切る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「先陣を切る」(読み方:せんじんをきる)と「先頭を切る」(読み方:せんとうをきる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「先陣を切る」と「先頭を切る」という言葉は、どちらも最初に始めることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「先陣を切る」と「先頭を切る」の違い

「先陣を切る」と「先頭を切る」の意味の違い

「先陣を切る」と「先頭を切る」の違いを分かりやすく言うと、「先陣を切る」は後ろの人のことを思うというニュアンスがある、「先頭を切る」は後ろの人のことを思うというニュアンスがないという違いです。

「先陣を切る」と「先頭を切る」の使い方の違い

一つ目の「先陣を切る」を使った分かりやすい例としては、「新しいことを始める時は先陣を切るようにしています」「日本シリーズの先陣を切る投手は我がチームのエースです」「私が先陣を切ることで周りの人の勇気となります」などがあります。

二つ目の「先頭を切る」を使った分かりやすい例としては、「鉄道会社民営化の先頭を切る」「先頭を切るのは多少リスクがあるが成功すれば大きなリターンとなります」「1位集団の先頭を切るのは我が国のエースです」などがあります。

「先陣を切る」と「先頭を切る」の使い分け方

「先陣を切る」と「先頭を切る」はどちらも最初に始めることを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「先陣を切る」は最初に切り込んで他の者を後に続かせることを意味しているので、後ろの人のことを思うというニュアンスがあります。

一方、「先頭を切る」はただ単純に最初に始めることを意味してるので、後ろの人のことを思うというニュアンスがないというのが違いです。

「先陣を切る」と「先頭を切る」の英語表記の違い

「先陣を切る」も「先頭を切る」も英語にすると「take the lead」「go first」「lead the way」となります。

「先陣を切る」の意味

「先陣を切る」とは

「先陣を切る」とは、最初に切り込んで他の者を後に続かせることを意味しています。

「先陣を切る」の使い方

「先陣を切る」を使った分かりやすい例としては、「団体競技は先陣を切る人がとても大切です」「先陣を切る身として必ず初戦を勝利に導きたいと思います」「質問者として先陣を切るのはすごく勇気が必要です」「第一戦はエースが先陣を切るそうです」などがあります。

「先陣を切る」は物事を最初にすることを意味する「先陣」に、思いきった行動をすることを意味する「切る」が合わさり、最初に切り込んで他の者を後に続かせることの意味で使われている慣用句です。

慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「先陣を切る」はビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなどの様々な場面で使うことができる言葉です。

例えば、ビジネスシーンでは企業が今までにないような新商品やサービスを発売した場合に「先陣を切る」を使います。また、日常生活ではカラオケで後続の人が歌いやすくなるように一番最初に歌う時にも「先陣を切る」を使うことが可能です。

そして現代で最も使われているのがスポーツシーンであり、団体競技などで一番手の選手として試合に出る時や、試合会場にキャプテンが一番最初に入り後続の人がリラックスできるような場合にも使われています。

「先陣を切る」の由来

「先陣を切る」の由来は判明していません。ただし、鎌倉時代の歴史書に「先陣」という言葉が残されており、武士の時代から使われている言葉であることは間違いないと覚えておきましょう。

「先陣を切る」の類語

「先陣を切る」の類語・類義語としては、先に立って導くことを意味する「先導する」、人の先に立って手はずを整えて実現するように皆をまとめることを意味する「音頭を取る」、大きな力で引っ張ることを意味する「牽引する」などがあります。

「先頭を切る」の意味

「先頭を切る」とは

「先頭を切る」とは、最初に始めることを意味しています。

表現方法は「先頭を切る人」「先頭を切る形」

「先頭を切る人」「先頭を切る形」などが、「先頭を切る」を使った一般的な言い回しになります。

「先頭を切る」の使い方

「先頭を切る」を使った分かりやすい例としては、「弊社は環境問題への取り組みに対して先頭を切る」「武将が先陣を切ることで兵の士気を上げる」「多くの大学病院の先頭を切る形で新制度を導入しました」などがあります。

「先頭を切る」は一番先のことを意味する「先頭」に、思いきった行動をすることを意味する「切る」が合わさり、最初に始めることの意味で使われている慣用句です。

「先頭を切る」はビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなどの様々な場面で使うことができる言葉です。

「先頭を切る」の特徴

「先頭を切る」はただ単純に最初に始めた場合に使う言葉なので、どちらかというと自分本位であることを表しています。そのため、後ろの人のことを思うというニュアンスがないと覚えておきましょう。

「先頭を切る」の類語

「先頭を切る」の類語・類義語としては、 先に出発することを意味する「先発する」、他の人に先だって行くことを意味する「先行する」、競っているものの中から一つが抜けて先へ行くことを意味する「抜け出す」などがあります。

「先陣を切る」の例文

1.プロジェクトリーダーが先陣を切る姿勢を明確にしたことで、チームのメンバーの士気が上がりました。
2.日本代表の先陣を切るのは、世界ランク1位の我が国のエースです。
3.漫画では武将が先陣を切ることが多いが、実際の戦ではそんなことはありません。
4.社内改革を社長自ら先陣を切ることで、社員たちのモチベーションを上げる。
5.忘年会の二次会のカラオケで上司である私が先陣を切ることで、部下たちが歌いやすい環境を作る。

この言葉がよく使われる場面としては、最初に切り込んで他の者を後に続かせることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「先陣を切る」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「先頭を切る」の例文

1.夏はイベントが目白押しですが、その先頭を切る形で夏祭りが行われました。
2.全員発言をしなければならないのであれば、一番印象に残りやすい先頭を切るのがお得だと思います。
3.レース序盤で先頭を切ったのは、ダークホースと言われている高校でした。
4.公共事業の民営化の先頭を切るのはそう簡単ではないが、絶対に成し遂げてみませす。
5.新人の中では自分が一番年上なので、先頭を切るつもりでいます。

この言葉がよく使われる場面としては、最初に始めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「先頭を切る」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「先陣を切る」と「先頭を切る」はどちらも最初に始めることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、後ろの人のことを思うというニュアンスがあるのが「先陣を切る」、後ろの人のことを思うというニュアンスがないのが「先頭を切る」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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