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【一因】と【要因】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「一因」(読み方:いちいん)と「要因」(読み方:よういん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一因」と「要因」という言葉は、どちらも「ある状態をひき起こす原因」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




一因と要因の違い

一因と要因の違いを分かりやすく言うと、一因とは原因の一つを表し、要因とは主要な原因を表すという違いです。

一因と要因の意味の違い

一つ目の一因を使った分かりやすい例としては、「この問題の一因は私たちにもあるだろう」「ホルモンの変化も母親が孤独を感じる一因です」「ポジティブ思考は心身の健康をもたらす一因となります」などがあります。

二つ目の要因を使った分かりやすい例としては、「うまくいかなかった要因を突き止める」「物価が上昇し続ける要因は何ですか」「要因解析は原因を特定するための手法です」「地球温暖化の要因をご存知でしょうか」などがあります。

一因と要因の使い分け方

一因と要因という言葉は、どちらも物事や状態を引き起こす原因を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

一因とは、物事が起きた原因のうちの一つを意味します。原因がいくつかあるなかで、特に一つだけを取り上げて述べる時に使用される言葉です。「孤独を感じる一因」「健康をもたらす一因」のように、ネガティブな原因にもポジティブな原因にも用いることができる言葉です。

要因とは、物事を引き起こした主要な原因を意味し、一因と同様に、良い原因にも悪い原因にも使われる言葉です。上記例文にある「要因解析」とは、物事を発生させる主要な原因を細かく分けて、原因と結果との関係を明らかにすることを意味します。

つまり、一因とはいくつかある原因の一つを意味し、要因とは中心となる原因を意味します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

一因と要因の英語表記の違い

一因を英語にすると「one cause」「one reason」「one factor」となり、例えば上記の「この問題の一因」を英語にすると「one cause of this issue」となります。

一方、要因を英語にすると「cause」「factor」「element」となり、例えば上記の「要因を突き止める」を英語にすると「pinpoint a factor」となります。

一因の意味

一因とは

一因とは、一つの原因を意味しています。

その他にも、「仏語、仏になるための唯一の根拠」の意味も持っています。

一因の使い方

「学習の教養は英語嫌いの一因となる」「過疎化の一因として仕事の少なさがある」「努力は成功の一因となるでしょう」などの文中で使われている一因は、「一つの原因」の意味で使われています。

一方、「修行により一因を得ることができる」「一因の教えを信じています」「一因一果の妙法が明らかになる」「一因多果という考えもあります」などの文中で使われている一因は、「仏になるための唯一の根拠」の意味で使われています。

一因とは、上記の例文にあるように二つの意味を持ちますが、一般的には「一つの原因」の意味で用いられています。一因の「一」はいくつかあるうちのひとつを表し、「因」は事の起こるもとを表す漢字です。

一因という言葉は、いくつかの原因が考えられる中での一つを表します。使い方としては、「英語嫌いの一因」のように悪い意味でも、「成功の一因」のように良い意味でも使用することができます。

「一因を担う」は誤用

一因を用いた誤った表現には「一因を担う」があります。正しくは「一翼を担う」であり、全体の中で一つの役割を引き受けることを意味します。

一因の類語

一因の類語・類義語としては、物事の起こる原因となるものを意味する「種」、物事の起源や原因を意味する「起こり」、ある事柄を誘い出す原因を意味する「誘因」、事柄の生じた理由や原因を意味する「事由」、ある結果を成り立たせるもとになる要素を意味する「因子」などがあります。

要因の意味

要因とは

要因とは、物事がそうなった主要な原因を意味しています。

要因の使い方

要因を使った分かりやすい例としては、「輸出企業にとって円安はポジティブ要因となっています」「英語学習に関する不安要因を取り除く」「AIを利用して要因分析を行う」「成功の要因と失敗の原因を分析する」などがあります。

その他にも、「先入観があなたの成長を妨げる最大の要因です」「問題解決を促進する要因を探る」「要因分析は戦略を立てるための手法です」「問題の要因と原因を整理しよう」「現状把握の次は要因解析をします」などがあります。

要因の「要」は訓読みで「かなめ」と読み、物事の最も大切なところや物事の中心となるところを表します。事の起こりや由来を表す「因」と組み合わさり、要因とは、主な原因や物事の成立に必要な因子を意味します。

「要因分析」の意味

要因を用いた日本語には「要因分析」があります。要因分析とは、多数の変数の間に相関が予想されるとき、それぞれの測定値の変動を少数の共通因子の線形結合で表す手法を意味します。「因子分析」とも言います。

要因の類語

要因の類語・類義語としては、おおもとの原因を意味する「素因」、ある結果を生じさせるおもな原因を意味する「主因」、本当の原因を意味する「真因」、原因や動機を意味する「きっかけ」などがあります。

一因の例文と使い方

1.日本人が英語をしゃべれない一因には、完璧主義者が多い国民性があると思いませんか。
2.自分が会社を成長させる一因となっていると考えれば、仕事に対してポジティブに取り組めるでしょう。
3.男性の育休取得を阻んでいる一因として、職場の慢性的な人手不足があります。
4.少子化問題を引き起こす要因は多岐に渡りますが、その一因に経済的な負担があります。
5.最近の株高は、過度な円安が要因ではありませんが、一因であるとは言えるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、一つの原因を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、一因の慣用的な言い回し、慣用的な表現には「一因となる」「一因として」「一因である」などがあります。

要因の例文と使い方

1.生活習慣や環境要因を原因とする生活習慣病を防ぐことが、健康に長生きする秘訣です。
2.英語の好き嫌いがどのような要因によって規定されるのかを調査分析しています。
3.現代人が時間を無駄にしている要因は、スマートフォンの使い方にあるだろう。
4.アメリカの利上げは、ポジティブ要因として日本の市場関係者から歓迎されています。
5.今回の事故発生の要因分析や検証等の結果については、別途報告いたします。

この言葉がよく使われる場面としては、物事がそのような結果になった主要な原因を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「環境要因」とは、生物の成育に影響を与えるような外部の要因を意味し、具体的には気候や他の生物などを指します。

一因と要因という言葉は、どちらも「原因」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、原因の一つを表現したい時は「一因」を、主要な原因を表現したい時は「要因」を使うようにしましょう。

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