【ランダム】と【アトランダム】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ランダム」と「アトランダム」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ランダム」と「アトランダム」という言葉は、「無作為である様子」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ランダムとアトランダムの違い

ランダムとアトランダムの意味の違い

ランダムとアトランダムの違いを分かりやすく言うと、ランダムは物に対して使い、アトランダムは動作に対して使うという違いです。

ランダムとアトランダムの使い方の違い

一つ目のランダムを使った分かりやすい例としては、「ランダムなパスワードを設定して、問題は覚えていられるかだ」「ランダム性があると聞いていたのに同じ結果ばかり出る」「ランダムな文字列に意味を見出そうとしてしまった」などがあります。

二つ目のアトランダムを使った分かりやすい例としては、「数字をアトランダムに選んでゲームを行うらしい」「アトランダムに動き回る動物に恐れを抱いてしまう」「アトランダムに反応するのではなく、近くに人がいる場合に光る仕掛けのようだ」などがあります。

ランダムとアトランダムの使い分け方

ランダムとアトランダムはどちらも、無作為である様子を表し、意味がほとんど同じであるため全く同じように使われています。強いて言えば、使う対象によってこれらの言葉が区別されることがあります。

ランダムは、無作為や任意であることやその様子を意味する言葉です。上記例文の「ランダムなパスワード」「ランダム性」「ランダムな文字列」などのように、物を説明する目的で使われています。

一方のアトランダムは、無作為にする様子を意味する言葉です。上記例文の「アトランダムに選ぶ」「アトランダムに動き回る」「アトランダムに反応する」などのように、動作を説明する目的で使われています。

つまり、ランダムは物に対して使われ、アトランダムは動作に対して使われるという違いがあります。そのため、「ランダム性」という表現を「アトランダム性」として使うことはできません。

ランダムとアトランダムの英語表記の違い

ランダムを英語にすると「random」となり、例えば上記の「ランダムなパスワード」を英語にすると「random passwords」となります。

一方、アトランダムを英語にすると「at random」となり、例えば上記の「アトランダムに選ぶ」を英語にすると「choose at random」となります。

ランダムの意味

ランダムとは

ランダムとは、無作為や任意である様子を意味しています。

ランダムの使い方

ランダムを使った分かりやすい例としては、「ランダムサンプリング法で選ばれたサンプルに関する情報をまとめる」「ランダム生成したパスワードを忘れるくらいなら認証キー発行アプリを導入するべきだ」「ランダム抽出はおみくじも該当する」などがあります。

その他にも、「好きな作品のグッズがランダム商品だったが好きなキャラクターを出せる自信がない」「ランダムな相手とペアになるくじ引きで友人の番号を見事引き当てた」「ランダムチームで大会に挑むにしても練習をする時間はある」などがあります。

ランダムは英語で「random」と表記され、「でたらめの」「乱雑な」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われていますが、物を説明するために使われることが多い言葉です。

「ランダムサンプリング法」の意味

上記例文の「ランダムサンプリング法」とは、調査対象となった集団からサンプルとなる物や人を無作為に選び出すことや、その方法を指す言葉です。「ランダム」という言葉でこの方法を表す場合もあります。

統計をとる調査はもちろん、くじ引きで賞品を決める方法、おみくじを引く方法、サイコロを使用したゲームなどもランダムサンプリングに該当します。

ランダムの対義語

ランダムの対義語・反対語としては、基準に従った並び方を意味する「順序」、一つに定まって変わらないことを意味する「一定」があります。

ランダムの類語

ランダムの類語・類義語としては、法則性を持たずに予測が不可能な状態を意味する「ランダムネス」、くじを引くことを意味する「抽選」、一つにまとまらずに分散している様子やそれぞれが違う様子を意味する「ばらばら」などがあります。

アトランダムの意味

アトランダムとは

アトランダムとは、無作為にする様子を意味しています。

アトランダムの使い方

アトランダムを使った分かりやすい例としては、「当選者がアトランダムに選ばれた後参加者全員メールが送られるそうだ」「アトランダムに集めた男性たちは年齢層がバラバラだった」「アトランダムにくじを引くためタイミングにこだわりはない」などがあります。

その他にも、「子どもたちがアトランダムに動くため体力がない」「装飾がアトランダムに光ると同時に音楽も鳴り始めた」「アトランダムに配置されているのかと思っていたがそうではないようだ」などがあります。

アトランダムは英語で「at random」と表記され、「手当たり次第に」「でたらめに」といった意味を持つ言葉です。「アットランダム」と表記されることもあります。

「アトランダムに選ばれた」「アトランダムに集めた」の意味

上記例文の「アトランダムに選ばれた」「アトランダムに集めた」「アトランダムに動く」「アトランダムに配置されている」などのように、動作を説明するために使われることが多い言葉です。

アトランダムの対義語

アトランダムの対義語・反対語としては、順序に従って物事をする様子を意味する「順次」、すでに決まっていることを意味する「既定」があります。

アトランダムの類語

アトランダムの類語・類義語としては、何の因果もなく予期しないことが起こる様子を意味する「偶然」、不規則で乱雑な予測不可能な挙動を意味する「カオス」、普通の規則や方法から外れている様子を意味する「変則」などがあります。

ランダムの例文

1.ランダムなパスワードから自身の馴染みのあるパスワードに変更したかったが、いつもとは少し変えて設定するよう怒られた。
2.ランダムな日付に印がつけられていたカレンダーについて尋ねたら、ジムに通った日に印をつけているそうだ。
3.音楽をランダム再生していたら聞いたことのない曲が流れてきて思わず楽曲情報を調べた。
4.ビンゴゲームではランダムな番号が発表されて手元にあるカードの穴を空けていくことになる。
5.報酬がランダムとは聞いていたが複数もらえるとは思っておらず、他の報酬が何なのか見当もつかない。

この言葉がよく使われる場面としては、無作為や任意である様子を意味する時などが挙げられます。

どの例文のランダムも、物を説明する言葉として使われています。

アトランダムの例文

1.アトランダムに選ばれたグッズの中から自分がほしいものを引き当てることができるのか不安で仕方ない。
2.父がアトランダムに並べたものを見てみれば、理由があってその並びになったと気が付いた。
3.ユーザーがアトランダムに分けられて様々な意見を多く募ることができる場が整えられた。
4.規則性あるものがアトランダムに変更されたため、最初は慣れるのに必死だった。
5.アトランダムに組み合わせると言えば聞こえはいいが、理由もなく適当に組み合わせているだけではないかと思ってしまう。

この言葉がよく使われる場面としては、無作為にする様子を意味する時などが挙げられます。

どの例文のアトランダムも、動作を説明する言葉として使われています。

ランダムとアトランダムは、どちらも「無作為である様子」を表します。どちらを使うか迷った場合は、物に対して使う場合は「ランダム」を、動作に対して使う場合は「アトランダム」を使うと覚えておけば間違いありません。

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