【駆け出し】と【新米】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「駆け出し」(読み方:かけだし)と「新米」(読み方:しんまい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「駆け出し」と「新米」という言葉は、どちらもその事に就いたばかりで未熟な人のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「駆け出し」と「新米」の違い

「駆け出し」と「新米」の意味の違い

「駆け出し」と「新米」の違いを分かりやすく言うと、「駆け出し」よりも「新米」の方が一般的に使われているという違いです。

「駆け出し」と「新米」の使い方の違い

一つ目の「駆け出し」を使った分かりやすい例としては、「私は駆け出しの記者ですがやる気はあります」「駆け出しではございますがお役に立てるよう精一杯努力する所存です」「駆け出しではございますが与えられたチャンスを全うしたいです」などがあります。

二つ目の「新米」を使った分かりやすい例としては、「彼は新米社員なのでミスは仕方ないだろう」「まだまだ新米ですが足を引っ張らないように頑張ります」「彼は新米の営業マンなのに販売成績がいつも上位です」「彼らは私の話を信じるような新米ではありません」などがあります。

「駆け出し」と「新米」の使い分け方

「駆け出し」と「新米」はどちらもその事に就いたばかりで未熟な人のことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「駆け出し」よりも「新米」の方が一般的に使われているという点です。

ただし、「駆け出し」と「新米」には大きな違いないので、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「駆け出し」と「新米」の英語表記の違い

「駆け出し」も「新米」も英語にすると「new hand」「newcomer」「beginner」となり、例えば上記の「彼らは私の話を信じるような新米ではありません」を英語にすると「I am not so green as to believe their story」となります。

「駆け出し」の意味

「駆け出し」とは

「駆け出し」とは、その物事を始めたばかりで未熟なことを意味しています。

表現方法は「駆け出しの身」「駆け出しのころ」

「駆け出しの身」「駆け出しのころ」などが、「駆け出し」を使った一般的な言い回しになります。

「駆け出し」の使い方

「駆け出し」を使った分かりやすい例としては、「駆け出しの私ですがやる気だけは誰にも負けません」「私のような駆け出しをお招きいただき感謝しております」「彼女は駆け出しですが仕事に対しての情熱は人一倍ると思っています」などがあります。

「駆け出し」はその物事を始めたばかりで未熟なことを意味する名詞です。

「駆け出し」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、部下や後輩などの目下の人を紹介する場合や、自己紹介する際に自分を謙遜して表現する場合などの使うのが一般的になっています。

「駆け出し」の由来

「駆け出し」の由来は山伏です。山伏とは山野に住んで修行する僧のことで、山伏が修行を終えて山を下りることを「駆け出」と言いました。これが転じて、修行を終えたばかりの人のことを「駆け出し」と言うようになったのです。

「駆け出し」の類語

「駆け出し」の類語・類義語としては、未熟で経験の浅いことを意味する「若輩」、経験の浅い年若い男のことを意味する「青二才」、新人選手のことを意味する「ルーキー」などがあります。

「新米」の意味

「新米」とは

「新米」とは、仕事や芸事などを始めてからまだ日数が少なくそれに慣れていないことを意味しています。

「新米」の使い方

「新米」を使った分かりやすい例としては、「新米で右も左も分かりませんが頑張ります」「彼は新米なので失敗は大目に見て上げてほしいです」「新米のくせにでかい態度を取らないでください」「新米は朝早く出社して掃除をしないといけないらしい」などがあります。

「新米」は仕事や芸事などを始めてからまだ日数が少なくそれに慣れていないことを意味する言葉です。また、その年新しくとれた米という意味も持っており、「新米が取れたので美味しく食べよう」などの形で使うこともあります。

「新米」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、部下や後輩などの目下の人を紹介する場合や、自己紹介する際に自分を謙遜して表現する場合などの使うのが一般的になっています。

「新米」の由来

「新米」は「新前」が音変化した言葉です。元々は「新前」だったのですが、時代が経つにつれて音変化し、「新米」なりました。

「新米」の類語

「新米」の類語・類義語としては、新たに仕えた人のことを意味する「新参者」、新しく来た人のことを意味する「ニューカマー」、新しく仲間入りした人のことを意味する「新入り」などがあります。

「駆け出し」の例文

1.私は駆け出しではありますが、御社の発展のために精一杯努力する所存です。
2.彼はまだ駆け出しですが、私たちがサポートしていきますので、よろしくお願いいたします。
3.本日は私のような駆け出しをこのような場にお招きいただき、大変感謝しております。
4.駆け出しの私ですが、やる気と体力だけは誰にも負けないと自負しております。
5.私は駆け出しの身ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。

この言葉がよく使われる場面としては、その物事を始めたばかりで未熟なことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「駆け出し」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「新米」の例文

1.私は新米なので何もできませんが、一生懸命頑張ります。
2.イケメンの新米教師が赴任したので、クラスの女子たちが大喜びしていました。
3.彼は新米なのに生意気な態度を取るので、一度叱ることにしました。
4.私は新米記者なので、覚えることが多くとても苦労しています。
5.これを見てまず感じたことは、新米技術者が設計したに違いないという点です。

この言葉がよく使われる場面としては、仕事や芸事などを始めてからまだ日数が少なくそれに慣れていないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「新米」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「駆け出し」と「新米」はどちらもその事に就いたばかりで未熟な人のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「駆け出し」よりも「新米」の方が一般的に使われていると覚えておきましょう。

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