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【絶好】と【絶交】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ぜっこう」という読み方の「絶好」と「絶交」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「絶好」と「絶交」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




絶好と絶交の違い

絶好と絶交の意味の違い

絶好と絶交の違いを分かりやすく言うと、絶好とは何かをするのに非常によいことを表し、絶交とは誰かとの交際をやめることを表すという違いです。

絶好と絶交の使い方の違い

一つ目の絶好を使った分かりやすい例としては、「絶好の機会を逃してしまった」「今が絶好のチャンスだ」「海が一望できる絶好のビューポイントです」「時代の変化は絶好のビジネスチャンスである」などがあります。

二つ目の絶交を使った分かりやすい例としては、「一年前から幼なじみと絶交しています」「お前とはもう絶交だ」「友人から絶交を告げられました」「絶交した友達と仲直りする方法を探しています」などがあります。

絶好と絶交の使い分け方

絶好と絶交という言葉は、どちらも「ぜっこう」と読みますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

絶好とは、「絶交の機会」「絶交のビジネスチャンス」のような使い方で、何かをするのにとてもよい状態や条件を表します。物事が最も好都合な状態であることを表現するポジティブな意味合いをもつ言葉です。

絶交とは、交際を絶つことや付き合いをやめることを意味し、多くは友人や知人との交際を断つことにいう言葉です。絶交する背景には仲たがいや人間関係の不和などが存在するため、ネガティブなイメージのある言葉です。

つまり、絶好とは物事をするのに非常によい状態を表しますが、絶交は人との交際をやめることを表現します。二つの言葉は同じ読み方をしますが、意味が全く違う同音異義語なので互いに置き換えて使うことはできません。

絶好と絶交の英語表記の違い

絶好を英語にすると「best」「ideal」「golden」となり、例えば上記の「絶好の機会」を英語にすると「a golden opportunity」となります。

一方、絶交を英語にすると「breaking off a relationship」「break with」「breach of friendship」となり、例えば上記の「幼なじみと絶交する」を英語にすると「break with a childhood friend」となります。

絶好の意味

絶好とは

絶好とは、物事をするのに、極めてよいことを意味しています。

絶好の使い方

絶好を使った分かりやすい例としては、「新年度は新しい自分になる絶好の機会です」「ピンチは成長する絶好のチャンスです」「絶好のタイミングで復帰を果たした」「一人暮らしの老人は詐欺師にとって絶好のカモである」などがあります。

その他にも、「秋は絶好の行楽シーズンですね」「遠足するのに絶好の日和に恵まれました」「北海道は絶好の観光シーズンを迎えています」「ゴールデンウイークは絶好の行楽日和になりそうです」などがあります。

絶好の「絶」は普通とはかけ離れて優れていること、この上ない様子を表す漢字です。そのような状態が良い結果をもたらすさまを表す「好」と結びつき、絶好とは、物事をするのに最も望ましい状態にあることを意味します。

絶好はプラスのイメージで使う

絶好という言葉は、とても良い状態や条件を表すプラスイメージの言葉です。上記例文にある「絶好の日和」とは、ある事柄をするのに都合のよい天候を表現しています。

絶好の対義語

絶好の対義語・反対語としては、最も悪い状態であることを意味する「最悪」、物事の状態などがもっとも望ましくないことを意味する「最低」などがあります。

絶好の類語

絶好の類語・類義語としては、物事が最も望ましい状態にあることを意味する「最高」、いちばん適していることを意味する「最適」、条件などにかなっていて都合がよいことを意味する「好都合」、希望どおりであることを意味する「あつらえ向き」などがあります。

絶交の意味

絶交とは

絶交とは、交際を絶つことを意味しています。

絶交の使い方

絶交を使った分かりやすい例としては、「あなたとは絶交します」「旧友に絶交を言い渡された」「中学時代からの友人に絶交された」「何でも話せる女友達と絶交状態です」「絶交中の親友と仲直りしたい」などがあります。

その他にも、「意地悪なあの子と絶交することに決めた」「絶交状を叩きつけることにした」「絶交した友達から連絡がきた」「絶交した友達がしつこいです」「絶交した友達と仲直りする夢を見ました」などがあります。

絶交の「絶」は訓読みで「たつ」と読み、これまで続いていた物事や関係などをやめて終わりにすることを表し、絶交の「交」は訓読みで「まじわる」と読み、人と人とが互いに付き合うことを表します。絶交とは、友人や知人との交流をやめることを意味する言葉です。

「絶交状」の意味

絶交を用いた日本語には「絶交状」があります。絶交状とは、関係性を絶つことを相手に通告する書状のことであり、「絶縁状」とも呼ばれています。

絶交の対義語

絶交の対義語・反対語としては、友人として交際することを意味する「交友」、互いの交際の深いことを意味する「親密」などがあります。

絶交の類語

絶交の類語・類義語としては、交際をやめることや国家間の交流を絶つことを意味する「断交」、縁を断ち切ることを意味する「絶縁」、夫婦や養親子の関係を絶つことを意味する「離縁」、行動を共にした人と別れる事を意味する「袂を分かつ」などがあります。

絶好の例文と使い方

1.時間に余裕がある春休みは、英語力を鍛える絶好のチャンスですよ。
2.皇居周辺の桜を写真に収めたいのですが、絶好の撮影スポットはどのあたりですか。
3.電気代の単価が改訂されるこの夏は、エアコンの使い方を見直す絶好の機会です。
4.空気が澄んでいる秋は、カシオペヤ座などの星座を眺めるには絶好の季節です。
5.不動産価格が上昇基調にある今は、保有資産の売却を検討する絶好のタイミングです。

この言葉がよく使われる場面としては、とびきりよいこと、すぐれてよいことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、絶好の慣用的な言い回しには「絶好のチャンス」「絶好の機会」「絶好のタイミング」などがあります。

絶交の例文と使い方

1.すごく仲良かった友達から絶交を言い渡され、暗い気持ちで毎日を過ごしています。
2.子どもたちは、何かあるとすぐに絶交だと言いつつも一緒に遊んでいます。
3.英語教室で知り合った彼氏とケンカ別れをして、かれこれ半年ほど絶交状態です。
4.親兄弟と絶縁状態のなかで親友から絶交され、この上ない孤独を感じて辛いです。
5.トラブルが原因で絶交した友達と仲直りする方法を模索しています。

この言葉がよく使われる場面としては、仲たがいをして付き合いをやめることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、絶交の慣用的な表現には「絶交を言い渡す」「絶交だ」「絶交する」などがあります。例文4にある絶交と絶縁の違いは、絶交は友人関係に使われ、絶縁は家族や親族関係に使われる傾向がある点です。

絶好と絶交という言葉は、どちらも「ぜっこう」と読む同音異義語です。どちらの言葉を使うか迷った場合、物事をするのに非常によい状態を表現したい時は「絶好」を、誰かとの付き合いをやめることを表現したい時は「絶交」を使うようにしましょう。

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