【舵を切る】と【舵を取る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「舵を切る」(読み方:かじをきる)と「舵を取る」(読み方:かじをとる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「舵を切る」と「舵を取る」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「舵を切る」と「舵を取る」の違い

「舵を切る」と「舵を取る」の意味の違い

「舵を切る」と「舵を取る」の違いを分かりやすく言うと、「舵を切る」とは計画や方針を大きく変えること、「舵を取る」とは物事が方向を誤らないように誘導することという違いです。

「舵を切る」と「舵を取る」の使い方の違い

一つ目の「舵を切る」を使った分かりやすい例としては、「弊社もそろそろ舵を切る必要がありそうだ」「将来のことを考えてライフスタイルに舵を切ることにしました」「お客様からの反響をみて商品のラインナップに舵を切る」などがあります。

二つ目の「舵を取る」を使った分かりやすい例としては、「彼はチームの舵を取るのが上手いのでキャプテンに向いています」「彼女が舵を取ることでイベントは無事成功しました」「彼らは我が国の舵を取る政治家たちです」などがあります。

「舵を切る」と「舵を取る」の使い分け方

「舵を切る」と「舵を取る」は似た言葉ですが意味は異なっているので、混同しないように注意が必要です。

「舵を切る」は船の舵を操り進行方向を変えることが元になった言葉で、計画や方針を大きく変えることの意味で使います。

一方、「舵を取る」は舵を操作して船を定めた方向に進めることが元になった言葉で、物事が方向を誤らないように誘導することの意味で使うというのが違いです。

「舵を切る」と「舵を取る」の英語表記の違い

「舵を切る」を英語にすると「change direction」となります。一方、「舵を取る」を英語にすると「take the helm」「pilot the course」「steer the ship」となります。

「舵を切る」の意味

「舵を切る」とは

「舵を切る」とは、計画や方針を大きく変えることを意味しています。その他にも、船の舵を操り進行方向を変えることの意味も持っています。

表現方法は「人生の舵を切る」「舵を切る人」

「人生の舵を切る」「舵を切る人」などが、「舵を切る」を使った一般的な言い回しになります。

「舵を切る」の使い方

「この計画が上手く進まないのであれば舵を切る必要があるだろう」「今日の試合結果次第ではチーム再編へ舵を切る」などの文中で使われている「舵を切る」は、「計画や方針を大きく変えること」の意味で使われています。

一方、「舵を左に切ることで氷山への衝突を避けることができました」「上陸命令が出されたので近くの島に行くために舵を切る」などの文中で使われている「舵を切る」は、「船の舵を操り進行方向を変えること」の意味で使われています。

「舵を切る」の語源

「舵を切る」は元々航海用語で、船の舵を操り進行方向を変えることの意味で使われている言葉でした。この進行方向を変えるという意味が転じて、現代では計画や方針を大きく変えることの意味でも使われるようになっています。

例えば、企業の方針の変更、国家方針の転換、個人の進路変更、スポーツチームの再建などです。そのため、ビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなどの幅広い場面で使うことができる言葉と覚えておきましょう。

「舵を切る」の類語

「舵を切る」の類語・類義語としては、物事の進むべき方向のずれを正すことを意味する「軌道修正」、それまでの方向、方針、職業、好みなどを変えることを意味する「転向する」、進むべき道を変えることを意味する「進路変更」などがあります。

「舵を取る」の意味

「舵を取る」とは

「舵を取る」とは、物事が方向を誤らないように誘導することを意味しています。その他にも、舵を操作して船を定めた方向に進めることの意味も持っています。

「舵を取る」の使い方

「この会の運営の舵を取ることにしました」「あの社長の舵を取る手腕は業界でもトップクラスらしいです」などの文中で使われている「舵を取る」は、「物事が方向を誤らないように誘導すること」の意味で使われています。

一方、「私がこのボート舵を取るので一生懸命漕いでください」「この船の舵を取るのは船長である私です」などの文中で使われている「舵を取る」は、「舵を操作して船を定めた方向に進めること」の意味で使われています。

「舵を取る」は物事が方向を誤らないように誘導することと、舵を操作して船を定めた方向に進めることの二つの意味を持つ慣用句です。

「舵を取る」はビジネスシーン、日常生活、スポーツシーンなど、様々な場面で使うことができると覚えておきましょう。

「舵を取る」のの語源

「舵を取る」は元々航海用語で、舵を操作して船を定めた方向に進めることの意味で使われている言葉でした。この船を定めた方向に進めるという意味が転じて、現代では、物事が方向を誤らないように誘導することの意味でも使われるようになっています。

「舵を取る」の類語

「舵を取る」の類語・類義語としては、航空機や大型機械を動かすことを意味する「操縦する」、機械などを操って動かすことを意味する「操作する」、 機械や化学反応などを目的の状態にするために適当な操作をすることを意味する「制御する」などがあります。

「舵を切る」の例文

1.とある人との出会いをきっかけにして、私の人生は大きく舵を切ることになりました。
2.今シーズンの最下位が確定したことにより、チーム再編への舵を切る。
3.社長が交代したことによって、新しい方向へ舵を切ることになりました。
4.ソーシャルゲーム事業に舵を切ることで、会社の再建を計るつもりつもりです。
5.このまま進むと橋にぶつかってしまう可能性があるので、急いで舵を切る。

この言葉がよく使われる場面としては、計画や方針を大きく変えることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、船の舵を操り進行方向を変えることを表現したい時にも使います。

例文1から例文4の「舵を切る」は計画や方針を大きく変えること、例文5の「舵を切る」は船の舵を操り進行方向を変えることの意味で使っています。

「舵を取る」の例文

1.プロジェクトリーダーとして、責任を持ってこの企画の舵を取る。
2.彼女は舵を取るのであれば、このイベントは成功するに違いない。
3.ここまでよく頑張ってくれた。ここからは私が舵を取るのでゆっくり休んでくれ。
4.彼は舵を取るのがとても上手なので、野球部の主将としては適任です。
5.この船の舵を取るのはベテラン船長なので、きっと無事に目的に着くだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、物事が方向を誤らないように誘導することを表現したい時などが挙げられます。その他にも、舵を操作して船を定めた方向に進めることを表現したい時にも使います。

例文1から例文4の「舵を取る」は物事が方向を誤らないように誘導すること、例文5の「舵を取る」は舵を操作して船を定めた方向に進めることの意味で使っています。

「舵を切る」と「舵を取る」は似ている言葉ですが意味は異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、計画や方針を大きく変えることを表現したい時は「舵を切る」を、物事が方向を誤らないように誘導することを表現したい時は「舵を取る」を使うと覚えておきましょう。

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