【先立ちまして】と【先駆けまして】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「先立ちまして」(読み方:さきだちまして)と「先駆けまして」(読み方:さきがけまして)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「先立ちまして」と「先駆けまして」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「先立ちまして」と「先駆けまして」の違い

「先立ちまして」と「先駆けまして」の意味の違い

「先立ちまして」と「先駆けまして」の違いを分かりやすく言うと、「先立ちまして」とはある物事をするより以前に行われること、「先駆けまして」とは他に先んじて事をすることという違いです。

「先立ちまして」と「先駆けまして」の使い方の違い

一つ目の「先立ちまして」を使った分かりやすい例としては、「開会式に先立ちまして執行委員長として挨拶をしました」「先立ちまして本件に関して皆様へご報告があります」「先立ちまして役員の再編についてお話いたします」などがあります。

二つ目の「先駆けまして」を使った分かりやすい例としては、「他社に先駆けまして開発を行いました」「日本での発売に先駆けまして米国で販売されました」「こちらのシステムは他社に先駆けまして商品化されました」などがあります。

「先立ちまして」と「先駆けまして」の使い分け方

「先立ちまして」と「先駆けまして」は似た言葉ですが、意味は異なっているので混同しないように注意しましょう。

「先立ちまして」は物事をするより以前に行われることを意味しており、「開会に先立ちましてご挨拶を行ないます」のように、時間軸や日付軸に対して先行する場面で使われる表現になります。

そのため、司会進行の際によく使われているフレーズです。

一方、「先駆けまして」は他に先んじて事をすることを意味しており、「世界に先駆けて我が国で発売されました」のように、世間よりも早いことに価値がある事物に対して使用するのが一般的な表現になります。

「先立ちまして」と「先駆けまして」の英語表記の違い

「先立ちまして」を英語にすると「lead」「previously」「antecedently」なります。一方、「先駆けまして」を英語にすると「pioneer」「blaze a trail」「break new ground」となります。

「先立ちまして」の意味

「先立ちまして」とは

「先立ちまして」とは、ある物事をするより以前に行われることを意味しています。

表現方法は「面接に先立ちまして」「開催に先立ちまして」「お取引きに先立ちまして」

「面接に先立ちまして」「開催に先立ちまして」「お取引きに先立ちまして」などが、「先立ちまして」を使った一般的な言い回しになります。

「先立ちまして」の使い方

「先立ちまして」を使った分かりやすい例としては、「先立ちまして今後の方針についてお話いたします」「先立ちまして遅刻したことを深くお詫び申し上げます」「先立ちまして本日はお集りいただきありがとうございます」などがあります。

「先立ちまして」はある物事をするより以前に行われることを意味する「先立つ」に、丁寧語として聞き手に対する敬意を表すことを意味する「まして」が合わさり、ある物事をするより以前に行われることの意味で使われている言葉です。

「先立ちまして」は日常生活だけではなく、ビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。また、「先立ちまして」自体が丁寧な表現なので、目上の人に対して使用しても問題ないと覚えておきましょう。

「先立ちまして」の特徴

「先立ちまして」は「開催に先立ちまして注意点を申しあげます」「開催に先立ちましてご挨拶申し上げます」などのように、時間軸や日付軸に対して先行する場面で使う言葉になります。

そのため、イベント開催や契約の締結などの場面において使われるのが多い言葉です。

「先立ちまして」の類語

「先立ちまして」の類語・類義語としては、 順序の一番先のことを意味する「初めに」、他の人より先に進むことを意味する「先んずる」、先に立って導くことを意味する「先導する」などがあります。

「先駆けまして」の意味

「先駆けまして」とは

「先駆けまして」とは、他に先んじて事をすることを意味しています。

「先駆けまして」の使い方

「先駆けまして」を使った分かりやすい例としては、「世界に先駆けまして開発を行ないました」「季節に先駆けまして人工的に野菜を栽培する」「他社に先駆けまして新システムを導入いたしました」「他国に先駆けまして日本で発売されます」などがあります。

「先駆けまして」は他に先んじて事をすることを意味する「先駆ける」に、丁寧語として聞き手に対する敬意を表すことを意味する「まして」が合わさり、先んじて事をすることの意味で使われている言葉です。

「先駆けまして」は日常生活だけではなく、ビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。また、「先駆けまして」自体が丁寧な表現なので、目上の人に対して使用しても問題ないと覚えておきましょう。

「先駆けまして」の特徴

「先駆けまして」は「世界に先駆けまして発見しました」「他社に先駆けまして開発いたしました」などのように、世間よりも早いことに価値がある事物に対して使用するのが一般的な言葉になります。

そのため、時間や計画に対しては使用しない言葉です。

「先駆けまして」の類語

「先駆けまして」の類語・類義語としては、他に先駆けて物事をすることを意味する「先駆」、最初に手柄を立てることを意味する「一番槍」、新しい領域を切り開く人のことを意味する「開拓者」などがあります。

「先立ちまして」の例文

1.先立ちまして、以前の私の発言に不適切な表現があったことを深くお詫び申し上げます。
2.面接に先立ちまして、この後の流れを資料を使ってご説明いたします。
3.開会に先立ちまして、主催者であります本協会を代表しまして、会長の大谷より開会の挨拶を一言申し上げたいと思います。
4.サービスの本格的な公開に先立ちまして、ベータ版をリリースすることをお約束いたします。
5.上映に先立ちまして、携帯電話の電源は切っていただくようお願い申し上げます。

この言葉がよく使われる場面としては、物事をするより以前に行われることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「先立ちまして」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「先駆けまして」の例文

1.オリジナルサウンドトラックの発売に先駆けまして、本日より3曲がストーリミング配信を開始いたします。
2.人気シリーズの新作に先駆けまして、グッズ商品の販売を開始いたします。
3.本商品は世界に先駆けまして、日本で発売することをお約束いたします。
4.当店は通常のセールに先駆けまして、会員限定のセールを行います。
5.世界に先駆けまして、リニアモーターカーの開通に成功いたしました。

この言葉がよく使われる場面としては、他に先んじて事をすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「先駆けまして」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「先立ちまして」と「先駆けまして」は似た言葉ですが意味は異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、先頭に立って行動することを表現したい時には「先立ちまして」を、他に先んじて事をすることを表現した時には「先駆けまして」を使うと覚えておきましょう。

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