【夏本番】と【夏真っ盛り】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「夏本番」(読み方:なつほんばん)と「夏真っ盛り」(読み方:なつまっさかり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「夏本番」と「夏真っ盛り」という言葉は、どちらも夏の一番暑い時期を指すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「夏本番」と「夏真っ盛り」の違い

「夏本番」と「夏真っ盛り」の意味の違い

「夏本番」と「夏真っ盛り」の違いを分かりやすく言うと、「夏本番」の方が「夏真っ盛り」よりもさらに暑いことを表現する場合にに使う違いです。

「夏本番」と「夏真っ盛り」の使い方の違い

一つ目の「夏本番」を使った分かりやすい例としては、「夏本番に向けて準備をする」「夏本番の熱中症には気をつけよう」「夏本番に向けて体を作りをしています」「梅雨が明けて夏本番が始まりました」などがあります。

二つ目の「夏真っ盛り」を使った分かりやすい例としては、「夏真っ盛りなので海に行くことにしました」「夏真っ盛りなので熱中症には気をつけよう」「梅雨が明けて夏真っ盛りです」「現在は夏真っ盛りです」などがあります。

「夏本番」と「夏真っ盛り」の使い分け方

「夏本番」と「夏真っ盛り」はどちらも夏の一番暑い時期を指すことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「夏本番」の方が「夏真っ盛り」よりもさらに暑いことを表現する場合に使います。

ただし、使い分けには個人の主観によって変わってくるので、明確な使い分けの定義はありません。したがって、どちらの言葉を使うかは、個人の裁量によるものと覚えておきましょう。

「夏本番」と「夏真っ盛り」の英語表記の違い

「夏本番」も「夏真っ盛り」も英語にすると「The heat of summer」「real summer」となり、例えば上記の「梅雨が明けて夏本番が始まりました」を英語にすると「When the rainy season ends, the real summer begins」となります。

「夏本番」の意味

「夏本番」とは

「夏本番」とは、夏の一番暑い時期を指すことを意味しています。

表現方法は「夏本番が始まる」「いよいよ夏本番」

「夏本番が始まる」「いよいよ夏本番」などが、「夏本番」を使った一般的な言い回しになります。

「夏本番」の使い方

「夏本番」を使った分かりやすい例としては、「今年の夏本番はどれだけ暑くなるのか心配です」「今日は夏本番を先取りしたような暑さです」「この気温になるといよいよ夏本番になったと感じます」「夏本番にやりたいことは皆でプールへ行くことです」などがあります。

「夏本番」は夏の一番暑い時期を指すことを意味する言葉です。そのため、「夏本番」の基準となるのは基本的に気温になります。

「夏本番」は今までの暑さが夏になるための練習だったかのように思えるほど暑いという発想が転換して生まれた言葉です。

「夏本番」の定義

では「夏本番」はいつ頃だろうと思う人もいると思いますが、結論からと言ってしまうと地域によって異なるので明確な定義はありません。あえて期間を挙げるのであれば、7月下旬から8月上旬辺りと言われています。

「夏本番」は時候の挨拶としても使える

「夏本番」は「夏至を過ぎていよいよ夏本番を迎える時節となりました」のように、時候の挨拶としても使われている言葉です。

「夏本番」の類語

「夏本番」の類語・類義語としては、夏の真っ盛りのことを意味する「真夏」、激しい暑さのことを意味する「猛暑」などがあります。

「夏真っ盛り」の意味

「夏真っ盛り」とは

「夏真っ盛り」とは、夏の一番暑い時期を指すことを意味しています。

「夏真っ盛り」の読み方

「夏真っ盛り」の読み方は「なつまっさかり」です。誤って「なつまっもり」「なつしんっさかり」などと読まないようにしましょう。

「夏真っ盛り」の使い方

「夏真っ盛り」を使った分かりやすい例としては、「まだ6月だというのに夏真っ盛りのような暑さです」「夏真っ盛りに向けて体を鍛えることにしました」「いくら夏真っ盛りと言っても今年は暑すぎる」「夏真っ盛りなので避暑地へ旅行することにしました」などがあります。

「夏真っ盛り」は夏の一番暑い時期を指すことを意味する言葉です。夏の中でも特に盛りを感じられる時期を示しているので、基本的には気温が一番高い時期を指しています。

「夏真っ盛り」の定義

では「夏真っ盛り」はいつ頃だろうと思う人もいると思いますが、結論からと言ってしまうと地域によって異なるので明確な定義はありません。あえて期間を挙げるのであれば、7月下旬から8月上旬辺りと言われています。

「夏真っ盛り」は時候の挨拶としても使われている

「夏真っ盛り」は時候の挨拶としても使われており、特に8月の時候の挨拶としてよく使用されていると覚えておきましょう。

「夏真っ盛り」の類語

「夏真っ盛り」の類語・類義語としては、夏の暑い盛りの時期のことを意味する「盛夏」、夏の暑い盛りのことを意味する「盛暑」などがあります。

「夏本番」の例文

1.まだ6月なのにこの暑さなのだから、今年の夏本番はどうなるか今から考えても恐ろしいです。
2.夏本番が始まったので、熱中症対策はしっかりするように心掛けています。
3.もうすぐ梅雨が明けるので、夏本番が始まると言っていいでしょう。
4.各地で花火大会が始まると、いよいよは夏本番という感じがあります。
5.今日は夏本番を先取りしたような暑さなので、クーラーは必須だろう。

この言葉がよく使われる場面としては、夏の一番暑い時期を指すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「夏本番」は限定的な場面で使う言葉です。

「夏真っ盛り」の例文

1.夏真っ盛りではないのにこの暑さなので、今年の夏は40度を超えるんじゃないかと心配です。
2.海に行って遊ぶと、いよいよ夏真っ盛りという感じがします。
3.今日は夏真っ盛りを先取りしたような暑さなので、熱中症対策はしっかりしよう。
4.夏真っ盛りなので、各地でお祭りや花火大会が行われています。
5.夏真っ盛りに倒れないように、今から身体づくりを始めました。

この言葉がよく使われる場面としては、夏の一番暑い時期を指すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「夏真っ盛り」は限定的な場面で使う言葉です。

「夏本番」と「夏真っ盛り」はどちらも夏の一番暑い時期を指すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「夏本番」の方が「夏真っ盛り」よりもさらに暑いことを表現する場合に使うと覚えておきましょう。

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