【チルド】と【パーシャル】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「チルド」と「パーシャル」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「チルド」と「パーシャル」という言葉は、「食品の保存方法」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




チルドとパーシャルの違い

チルドとパーシャルの違いを分かりやすく言うと、チルドは約0℃で保存する方法を表現する時に使い、パーシャルは約-3℃で保存する方法を表現する時に使うという違いです。

一つ目のチルドを使った分かりやすい例としては、「今日のチルド商品には美味しいものが多い」「チルド食品を冷凍庫にいくつか入れておけば忙しい夜にもすぐに夕食を用意することができる」「チルド室にはチーズや生鮮食品を入れてある」などがあります。

二つ目のパーシャルを使った分かりやすい例としては、「パーシャルフリージングにもデメリットはある」「パーシャル室であれば肉もすぐに調理できる状態で2週間近く保存できる」「我が家の冷蔵庫にはパーシャル機能は備わっていない」などがあります。

チルドとパーシャルはどちらも、食品の保存方法やそのための機能を指す言葉ですが、それぞれ温度が異なります。

チルドは、冷却したといった意味を持つ言葉です。具体的には約0℃から2℃で食品を保存する方法を指す言葉として多く使われており、上記例文の「チルド商品」「チルド食品」「チルド室」などのように使われています。

一方のパーシャルは、約-3℃から-1℃で食品を凍結し貯蔵する方法を指します。本来は「部分的」といった意味を持つことから、部分的に見える景色を意味する「パーシャルビュー」などのようにも使われています。

つまり、チルドは約0℃から2℃に設定されており、パーシャルは約-3℃から-1℃に設定されているという違いがあります。

チルドを英語にすると「chilled」となり、例えば上記の「チルド商品」を英語にすると「chilled products」となります。

一方、パーシャルを英語にすると「partial」となり、例えば上記の「パーシャルフリージング」を英語にすると「partial freezing」となります。

チルドの意味

チルドとは、冷却したを意味しています。

チルドを使った分かりやすい例としては、「チルドケースを覗いて好きなアイスを子どもが選んでいた」「チルド室に今は何が入っているのだろう」「チルドに向いている食材には発酵食品などがある」などがあります。

その他にも、「チルドルームの設定がおかしくなってしまったのか、あまり冷えていない気がする」「最近みそをチルド保存すると良いと聞いて、いいアイデアだと感じた」「チルド室に入れてはいけないものには豆腐などがある」などがあります。

チルドは英語で「chilled」と表記され、「冷却した」「冷蔵の」「急冷凝固した」といった意味を持ちますが、英語圏では冷蔵室を「refrigerator」、冷凍室を「freezer」と呼ぶため、上記例文の「チルド室」などのような使い方はあまりされていません。

具体的な定義は言葉の意味に含まないものの、日本工業規格によって約0℃付近、食品保存基準では5℃以下と定められており、凍結寸前まで冷却して保存することを指し、約-18℃に設定されている「冷凍室」とは区別されています。

上記例文の「チルドケース」とは、スーパーやコンビニに設置されている要冷蔵食品を並べておくショーケースを指す言葉で、「冷蔵ショーケース」「冷ケース」などとも呼ばれています。

チルドの対義語・反対語としては、物に熱を加えることを意味する「加熱」があります。

チルドの類語・類義語としては、冷たい、冷えたを意味する「コールド」、冷凍装置や冷蔵庫の冷凍室を意味する「フリーザー」などがあります。

パーシャルの意味

パーシャルとは、-3℃付近で食品を凍結し貯蔵する方法を意味しています。

その他にも、部分的を意味する言葉として使われています。

「パーシャル室に入れておけば解凍せずに食材を使うことができる」「パーシャル機能のおかけで鮮度を保った状態で料理することができる」などの文中で使われているパーシャルは、「-3℃に保つ設定」の意味で使われています。

一方、「パーシャルオープンが始まったというホテルに足を運ぶ」「パーシャルオーシャンビューでも満足度が高い」「パーシャルレップは浅く行うスクワットを指すそうだ」などの文中で使われているパーシャルは、「部分的」の意味で使われています。

パーシャルは英語で「partial」と表記され、「一部の」「部分的な」といった意味を持ちます。日本語でも同じように使われていますが、食品の微凍結を意味するパーシャルは「パーシャルフリージング」を省略した表現です。

食品を完全に凍らせる「冷凍」とは異なり、半分や一部凍った状態や凍り始めの状態を保つことができ、冷蔵やチルドによって保存される食品よりも長く保存できるメリットがありますが、冷凍ほど長期保存には向いていないデメリットもあります。

また、上記例文の「パーシャルオープン」とは、ホテルの一部分だけ営業を行うことを意味する言葉で、「ソフトオープン」とも呼ばれており、全面的に営業することを表す「グランドオープン」の対となる言葉です。

パーシャルの対義語・反対語としては、物事のすべての部分を意味する「全体」、総じてを意味する「総体」、一つの麺の全体を意味する「全面」があります。

パーシャルの類語・類義語としては、全体から切り取られた一部分を意味する「一片」、片手で握ることができるほどのわずかな量を意味する「一握り」、一部分を意味する「一端」などがあります。

チルドの例文

1.チルド商品には多くの商品があり、餃子やシュウマイはもちろん、一食分のチャーハンなど広く展開されている。
2.チルドと冷凍の違いがあまり分からなかったが、冷凍よりもチルドの方が解凍こそ楽だが、保存期間が短いことがわかった。
3.真空チルド機能が存在する冷蔵庫に感動を覚えたものの、仕組みは何もわかっていない。
4.チルド室付き冷蔵庫を探しているが、気に入る製品が見つからず購入を悩んでいる。
5.今晩食べる刺身は水分を拭き取ってから一度チルド室に保管することにした。

この言葉がよく使われる場面としては、冷却したを意味する時などが挙げられます。

上記例文の「チルド商品」「チルド機能」「チルド室」などのように、名詞を伴って用いられることが多い言葉です。

パーシャルの例文

1.パーシャルにして夕飯にそのまま鍋の具材として使えるようにしておこう。
2.この冷蔵庫を購入した理由は、野菜室、製氷機能、パーシャル室が備わっているからである。
3.パーシャル機能を使えばわざわざすぐに使う食材を冷凍庫に入れずに済む。
4.スピンオフとパーシャルスピンオフの違いは、子会社を完全に分離するか否かの違いらしい。
5.パーシャルビューでも十分満足でき、オーシャンビューのお部屋よりも安く済んだというのだから言うことは無い。

この言葉がよく使われる場面としては、-3℃付近で食品を凍結し貯蔵する方法を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、「部分的」を表す言葉としても使われています。例文5の「パーシャルビュー」とは、ホテルの客室やベランダから海などの景色が見えることや、その部屋を表します。

チルドとパーシャルは、どちらも「食品の保存方法」を表します。どちらを使うか迷った場合は、約0℃から2℃で保存する方法を表す場合は「チルド」を、約-3℃から-1℃で保存する方法を表す場合は「パーシャル」を使うと覚えておけば間違いありません。

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