【頼みごと】と【頼まれごと】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「頼みごと」(読み方:たのみごと)と「頼まれごと」(読み方:たのまれごと)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「頼みごと」と「頼まれごと」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「頼みごと」と「頼まれごと」の違い

「頼みごと」と「頼まれごと」の意味の違い

「頼みごと」と「頼まれごと」の違いを分かりやすく言うと、「頼みごと」は誰かに何かを頼むこと、「頼まれごと」は誰かから何かを頼まれることという違いです。

「頼みごと」と「頼まれごと」の使い方の違い

一つ目の「頼みごと」を使った分かりやすい例としては、「友人にちょっとした頼みごとをしました」「先輩に頼みごとがあるけど少し言いづらいです」「ちょっと頼みごとをしてもいですか」「頼みごとをしていいですか」などがあります。

二つ目の「頼まれごと」を使った分かりやすい例としては、「急な頼まれごとで残業することになってしまいました」「彼女から頼まれごとをされたので手伝うことにしました」「頼まれごとが多すぎていっぱいいっぱいです」「これは母からの頼まれごとです」などがあります。

「頼みごと」と「頼まれごと」の使い分け方

「頼みごと」と「頼まれごと」は似た言葉ですが、意味は異なっているので間違えないように注意が必要です。

「頼みごと」は誰かに何かを頼むことを意味しており、「その漫画を貸してください」のように、誰かにお願いをする場合に使う言葉になります。

一方、「頼まれごと」は誰かから何かを頼まれることを意味しており、「友だちから漫画を貸してと言われた」のように、誰かから何かをお願いされた場合に使う言葉というのが違いです。

つまり、お願いする側として使うのが「頼みごと」、お願いされる側として使うのが「頼まれごと」と覚えておきましょう。

「頼みごと」と「頼まれごと」の英語表記の違い

「頼みごと」を英語にすると「a favor」「a request」となり、例えば上記の「頼みごとをしていいですか」を英語にすると「Can I ask you a favor」となります。

一方、「頼まれごと」を英語にすると「a request from someone」「something asked me to do」となり、例えば上記の「これは母からの頼まれごとです」を英語にすると「This is something my mom asked me to do」となります。

「頼みごと」の意味

「頼みごと」とは

「頼みごと」とは、誰かに何かを頼むことを意味しています。

「頼みごと」の漢字表記

「頼みごと」を漢字にすると、「頼み事」と表記することができます。

「頼みごと」の使い方

「頼みごと」を使った分かりやすい例としては、「ちょっとした頼みごといいですか」「忙しい時に頼みごとをされると正直困ります」「友達に頼みごとをするのは少し勇気が要ります」「頼みごとをする際は相手の状況も考える必要があるだろう」などがあります。

「頼みごと」は誰かに何かを頼むことを意味する言葉で、お願いする側として使うのが一般的です。例えば、「宿題を見せてほしい」「片付けを手伝ってほしい」など相手に何かをしてもらう時に使います。

「頼みごと」の特徴

「頼みごと」は目上の人に対して使うこともできますが、相手との関係性やタイミングによって、伝え方を工夫する必要があると覚えておきましょう。

「頼みごと」は日常生活やビジネスシーンなどの様々な場面で使うことができる言葉です。

「頼みごと」の類語

「頼みごと」の類語・類義語としては、願うことを意味する「お願い」、人に用件を頼むことを意味する「依頼」、申し出ることを意味する「申し出」、物事の実現を強く求めることを意味する「要望」などがあります。

「頼まれごと」の意味

「頼まれごと」とは

「頼まれごと」とは、誰かから何かを頼まれることを意味しています。

「頼まれごと」の漢字表記

「頼まれごと」を漢字にすると、「頼まれ事」と表記することができます。

「頼まれごと」の使い方

「頼まれごと」を使った分かりやすい例としては、「頼まれごとが断れない性格なのでついつい引き受けてしまいます」「頼まれごとを忘れないように終わらせよう」「頼まれごとが終わったのでやっと自分の作業に取り掛かれる」などがあります。

「頼まれごと」は誰かから何かを頼まれることを意味しており、お願いされる側として使うのが一般的です。

「頼まれごと」の特徴

「頼まれごと」は受け身のニュアンスではあるものの、基本的に相手から信頼されている場合に使われる言葉になります。

「頼まれごと」は日常生活やビジネスシーンなどの様々な場面で使うことができる言葉です。

「頼まれごと」の類語

「頼まれごと」の類語・類義語としては、責任をもって果たすべきつとめのことを意味する「任務」、人に依頼したり自分が希望したりするときにつける条件のことを意味する「注文」などがあります。

「頼みごと」の例文

1.彼が頼みごとに快く応じてくれて、本当に良かったです。
2.上司に頼みごとをしたいが、言ってもいいか迷って中々お願いすることができません。
3.彼女に頼みごとをしたが、嫌な顔一つせず引き受けてくれました。
4.彼には頼みごともするが、頼まれごともされるので、持ちつ持たれつのいい関係だと思います。
5.人には得意不得意があるので、頼みごとは有効活用した方がいいだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、誰かに何かを頼むことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように「頼みごと」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「頼まれごと」の例文

1.上司からの頼まれごとが多いので、今日は残業になりそうです。
2.忙しい時に頼まれごとをされると、どう断っていいか悩んでしまいます。
3.頼まれごとばかりされるとストレスが溜まってくるので、適度に断るようにしています。
4.親からの頼まれごとで、スーパーで卵と牛乳を買って帰りました。
5.あの人は頼まれごとを嫌な顔せず引き受けてくれるので、みんなから信頼されています。

この言葉がよく使われる場面としては、誰かから何かを頼まれることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように「頼まれごと」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「頼みごと」と「頼まれごと」は似ていても意味は異なっている言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、誰かに何かを頼むことを表現したい時は「頼まれごと」を、誰かから何かを頼まれることを表現したい時は「頼まれごと」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター